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Mybestpro Interview

不動産の力で、社会課題を解決します

まちと人を元気にする不動産コーディネートのプロ

高田智史

高田智史 たかださとし
高田智史 たかださとし

#chapter1

どんな物件も任せて安心!

 超少子高齢化を迎えた平成ニッポン。社会課題、地域課題が山積する中、「不動産の力でこうした問題を解決したい!」と立ち上がったプロがいます。それが、仙台市宮城野区に事務所を構える「合同会社えれめんと 杜の東不動産事務所」の高田智史さんです。
 これまで不動産業者や大手のマンション管理会社、ハウスメーカーなどに勤務した高田さんは、実は2017年の秋に開業したばかり。しかしながら、これまでの職歴と宅地建物取引士・マンション管理士などの資格を武器に、地域社会に貢献したいと意気込みます。
  高田さんは「不動産取引はコーディネートビジネス。マッチングとアフターケアがすべて」と言い、「悪い物件など一件もない」と言い切ります。それは、これまでに成約してきた案件からも明らかです。
 例えば、「とても古いアパートで、ほとんどのお部屋が空室になっている物件があったんです。大家さんから“どうにかならないか”と言われたので、いろいろ考えを巡らせました。当時、その近くに某大学の学生寮があったのですが、その寮は相部屋で1か月15000円だったんです。なので、大家さんにもご協力いただき家賃を1か月20000円に設定して、入居募集の案内を作りました。そして、寮長さんの許可をいただいたうえで、学生さんたちにポスティングをかけたんですね。アッという間に満室になりましたよ。それから別の物件の話になりますが、北側にしか窓がないとても日当たりの悪いお部屋があったんです。なかなか決まらずにいたところ、絵を描くことを生業としている方がお店にお見えになった。それでその物件を紹介したところ、最高の創作環境だと喜んで即決されました」。
 空室でお悩みの不動産オーナーさんは、相談してみる価値がありそうです。

#chapter2

『異世代ホームシェアリング』で仙台を元気に

 そして今、高田さんは昔ながらの「下宿」スタイルに挑戦しようとしています。それは、今風にいうならば、「ホームシェアリング」の新しい形。「ホームシェアリング、ルームシェアリングというと、どうしても若い世代、しかも同年代の人たちと行うものという印象が強いですよね。でも、かつては大学進学のために地方から出てきた学生さんの中には、下宿と呼ばれるところで暮らした人たちがたくさんいました。親代わりのような大家さんのところで一部屋を借りて生活するスタイルです。それを今、復活できないかと考えています」。
 東京などでは、すでに始まっていて『異世代ホームシェアリング』と呼ばれているこの制度。高田さんが、この『異世代ホームシェアリング』を仙台で普及させたいという思いを抱いたのには、大きな理由がありました。
 「行政の方から聞いた話です。仙台は学生さんがたくさん集まってくるけれど、就職となると中央首都圏に流出してしまい、若い方の定住が少ないそうなんです。そこで、東京の『異世代ホームシェアリング』が頭をよぎりました。独り暮らしの年配の方と若い学生さんが住まいを共にすれば、年配の方は万が一のときにそばに人がいるので安心ですし、学生さんは大家さんを通して地域社会とつながることができ、仙台という場所にもっともっと愛着が持てる。そうすれば、卒業後も仙台にずっと住みたいと思うのではないでしょうか」。
 ただ、高田さんはこうも話します。「この『異世代ホームシェアリング』にはいろいろな課題が内在しています。持続可能なビジネスモデルにするためには、まだまだ考えるべきことが山積しているのも事実です。しかしながら、私は仙台が抱える問題の解決の一助となりたい。必ず実現して、仙台という街に恩返しができたらと思っています」。

高田智史 たかださとし

#chapter3

不動産のお困りごと、よろず相談に乗ります!

 “まちの不動産屋”として、不動産オーナー様の役に立ちたいという思いは、こんなところにも。「弊社は開業したばかりではありますが、すでにリフォーム業者様、大手ハウスメーカー様との業務提携を行うことになっています。例えば、どうしても空室が埋まらないのでリフォームをかけたい…となったときに、信頼できる業者が必要です。弊社に管理を任せてよかった、そういっていただけるように最大限の努力をいたします」。
 大手ハウスメーカーに長年勤め、東京本社の法務部門として日本全国の不動産取引を数多く経験してきた高田さんは、一般的な売買契約・賃貸借契約に加え、事業用定期借地権や建物譲渡特約付借地権、借地権付建物売買、第三者のためにする契約・買主たる地位の譲渡契約による直接移転登記など、法人個人を問わず、お客様に対して多彩な不動産取引の形態を提案することが可能です。遊休資産の利活用にも多種多様のご提案を準備しています。
 不動産を通して、まちと人を元気にしたいと意気込む高田さん。まだ走り出したばかりですが、その情熱は周囲の人たちを巻き込んで大きな渦となっていきそうな期待感であふれています。

(取材日:2017年9月)

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高田智史

まちと人を元気にする不動産コーディネートのプロ

高田智史プロ

宅地建物取引士

合同会社えれめんと 杜の東不動産事務所

大手不動産会社、大手ハウスメーカー勤務で培ったノウハウ、そして宅地建物取引士、マンション管理士などの資格を生かし、きめ細やかなマッチングとアフターフォローを行う。

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