どんな問題にもスピーディーに対応する開業と相続のプロ前川晶

どんな問題にもスピーディーに対応する開業と相続のプロ

前川晶

活気のある松阪に魅せられて

　松阪駅、近鉄側の出口から歩くこと約十五分。南勢バイパスからもアクセスの良い松阪市郷津町に前川晶税理士事務所はあります。「こんにちは！」職員の方々が元気よく笑顔で迎えてくれました。
「中小企業を元気にしたいと思っている事務所なのに、活気が無いなんてだめですからね。」
　そう語るのは所長の前川晶さんです。前川さんは約二十年間、国税局に勤務していたキャリアの持ち主です。税理士に転身したきっかけを聞いてみました。
「国税局時代は、主に資産税の仕事をしてきました。その一環で、企業向けの講演会で講師を務めたことがあったのですが、自分が思っていた以上に資産に関する悩みを抱えている企業が多いことに気付きました。そんな方々を目の当たりにし、何とかサポートしてあげたい。そう思ったのがきっかけです。」
　資産税で積み重ねた知識と経験を生かし、相続問題に強い税理士として、松阪市で開業した前川さん。久居市（現：津市）出身の前川さんが松阪市を選んだ理由は何だったのでしょうか。
「松阪市で講演をさせてもらっていて、非常に活気のある町という印象を持ちました。伊勢のように観光に頼るわけにもいかない、自分たちの力で頑張らなければいけないんだ、という意識の高い土地柄に惹かれました。」
　現在では、副所長でもあり、息子でもある浩一さんと、同じ税理士として二人三脚で事務所を運営しています。
「副所長のように若い税理士がいるということは、この先もずっとこの事務所を任せていける、という安心感があります。また、税理士の仕事というのは、幅が広いので、若い人の感覚というのも大切なんです。」
　長いキャリアにあぐらをかかず、新しい意見も積極的に取り入れている前川さんです。

焼肉店のチラシを作ったこともあります

　近年、前川さんは、開業や法人設立のサポートにも、力を入れています。サポートというと、ただ単に、手続きの代行や、税務の相談だけと思われがちですが、過去には、焼肉店のチラシを作ったこともあるそうです。
「とても腕の良い料理人が独立して、焼き肉店を開業したんですが、なかなか売り上げを伸ばせず、『もう、閉めようか』と相談に来ました。私たちは、その焼肉店のすばらしいところを知っているのですが、知名度が低いのが問題でした。そこで、集客率を高めるために、イベントを仕掛けることを提案したんです。まずは、半額セールをして知名度を上げようと、事務所でチラシを作って、印刷をし、店の周辺にポスティングするように提案しました。それが功を奏して、売り上げは持ち直し、今では、店主自らイベントを仕掛け、チラシを作り、順調に売り上げを伸ばしています。」
売り上げを伸ばす方法を一緒に考え、手助けをする。一見、税理士の仕事から、かけ離れているようですが、結果的に黒字経営に繋がる、成功例となりました。

　また、前川さんの専門とする相続においては、将来を見越した提案をしています。
「相続というのは、配偶者が相続する場合と、子が相続する場合では、控除額が変わるため、税額も変わってきます。その結果、配偶者が財産を相続したときよりも、子が相続するときのほうが、税負担が重くなってしまいます。とても繊細な問題ですが、将来起こりうる問題も含めて、どのようにしたら上手に相続を行うことができるかのご提案をさせていただいております。」

まずは気軽に無料相談をご利用ください

　「税理士は町のよろず屋のような存在だと思ってもらえればいいと思っています。税金やそれに係る法律については、私たちでも難解だと感じることがあります。相談は無料ですから、安心して、お電話いただければと思います。」
質問には、スピーディーに答えることが大切という前川さん。それを可能にしているのは、当事務所に、行政書士や宅地建物取引主任者、AFPなど、さまざまな有資格者がいることだそうです。
　中には、事務所に入所してから、資格取得に挑戦した職員さんもいるそうで、いかに事務所の士気が高いかをうかがわせます。

　松阪で開業して十三年。今後はより地域に密着した事務所を目指しているそうです。
「開所した当初は、そんなことを思う余裕がありませんでしたが、今では、地元の中小企業をできる限り、黒字経営に導き、ひいては地域の活性化に繋げたいと思っています。副所長が提案する「経営塾」もやってみたいですね。」
　終始、活き活きと話す前川さんの姿は、副所長の浩一さんにも負けない若々しさを放っていました。

（取材月日：2013年6月）

町のよろず屋のような存在でありたい

活気のある松阪に魅せられて

焼肉店のチラシを作ったこともあります

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