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クライアントが更新できる実用的なホームページで、ビジネスの伸展をサポート

3ステップで自在に編集。クライアント自走型サイト制作のプロ

中村兼規

中村兼規 なかむらともき
中村兼規 なかむらともき

#chapter1

サイトの制作からSEO・MEO対策、保守・運用までWEB周りを幅広くカバー

 「当方はホームページ、ランディングページを手掛けており、忙しいひとり社長が、自分で編集できる使い勝手の良いサイトをめざしています。他にも検索エンジンの評価を上げるSEO対策、地図検索で上位表示させるMEO対策、保守・管理とWEB周りに幅広く対応しています」

 そう語るのは、三重県伊賀市の「ヒログシクミデザイン」代表の中村兼規さん。サイトづくりにおいては、クライアントが自走できる操作性を追求しています。

 「見た目は良くても、自分で更新できないホームページを持つ方は予想以上に多いと感じます。新しい情報を載せようにも、制作会社に頼むのは煩わしく、費用もかかる。そんな悩みを耳にします。クライアントが好きなタイミングで、思い通りに発信できる実用的なサイトに仕上げることで、ビジネスをサポートします」

 中村さんが注力しているのは、画像や記事を3ステップで掲載できる設計です。システムには、デザイン、メニュー追加といった機能ともにカスタマイズ性が高く、世界でトップシェアを誇るWordpressを利用。WEBの知識がない人でも視覚的に操作できるよう内部をしっかり作り込むことで、SNSに投稿するのと同じ感覚で簡単、手軽に使えるまで工程をスリム化させました。

 「経営者は勉強熱心でチャレンジ精神旺盛な方ばかり。特にスタートアップ期は、どんな情報が自分の顧客に響くのか試行錯誤したい時期だと思います。そのやる気の腰を折らないホームページを提供しようというのが僕らの考えです。浮いた時間とコストで事業をさらに大きくしてほしいですね」

#chapter2

ホームページ運用に失敗した経験から、クライアントが自走できるサイト作りに注力

 中村さんが自走型のホームページにこだわるのは、自身の苦い経験が基になっています。

 「39歳で脱サラし、念願のロードバイク専門店を開業しました。ホームページも作りましたが、いざ使ってみると欲しい内容が不足していたり、不要な項目があったり、五月雨式に改善箇所が見つかって。ですが、制作会社に依頼してもすぐに反映されないし、催促するのも心苦しいんですよね。せっかくの営業ツールがストレスのもとになってしまいました」

 WEBの勉強を始め、ホームページ作成のノウハウを身に付けた中村さん。当初はWEBを活用し事業をPRしたい一心でしたが、自分で作業するうちに顧客のニーズを読み解き“魅せ方”を探る楽しさに気付き、いつしかWEB制作が本業となったと言います。

 「失敗は貴重な財産ですがクライアントには同じ轍(てつ)を踏んでほしくないので、後悔しないサイトを作るために事業そのものに踏み込んだヒアリングも実施します」

 中村さんは「なぜこの商品を売るのか」「顧客のどんな課題を解決したいのか」まで掘り下げ、サイトのターゲットやメインメッセージを設定しています。

 「話を聞いてフィードバックする壁打ちに近いかもしれませんね。顧客に届ける情報を厳選する過程は、事業の棚卸しにも最適なんです。クライアントから『本当にやりたい事業の形が見えてきた』と言葉をいただくこともあり、ビジョンを明確にして、ようやく魂のこもったホームページができると思っています」

#chapter3

自治体と連携しWEB人材育成講座を企画「ビジネスとWEBの担い手をつなげたい」

 中村さんは、ホームページを「ハブ」とし、用途に応じたツールに導くことを提唱しています。

 「ホームページはビジネスの玄関のようなもの。顧客の目線に立ったコンテンツなどで好印象を持ってもらえれば、SNSをチェックしたり、商品を紹介するランディングページに移動したり、自然と購買意欲を高めてくれます。信頼と共感を抱いてもらうことで、焦らずこつこつとファンを増やしていきましょう」

 WEB施策は、顧客の反応を見ながら地道に修正を重ねる必要があるため、丁寧に伴走してくれる制作会社をパートナーに選んでほしいと話します。

 「実務者も根気強く取り組める方が望ましいです。僕の経験上、WEBの仕事は主婦の方と非常に相性がいいと感じています。家族のために動ける責任感の強さ、多方面に配慮する細やかな感性は大きな強みであり、主婦の方にとっても在宅で業務が完結するという利点があります」

 WEBを活用したい経営者にとっても確かなスキルを持つ人材は大きな助けとなるため、中村さんは自治体と連携したプロジェクトを検討中です。

 まずWEB業界で働きたい地域住民向けに講座を展開。受講者は試験を経て自治体の「認定ワーカー」となり、地元企業の案件を受注する仕組みです。

 「成長が著しいWEB業界で人材育成は急務であり、僕としても雇用の創出を通じて地域に貢献できればこれほどうれしいことはない。WEBの知見も生かし、働きたい人と技能を求める企業、双方の架け橋になりたいと願っています」

(取材年月:2024年4月)

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中村兼規

3ステップで自在に編集。クライアント自走型サイト制作のプロ

中村兼規プロ

WEB制作

ヒログシクミデザイン

自身の失敗を生かし、WEB知識がなくてもクライアントが自ら編集できる操作性の高いホームページを提供。WEB制作会社に更新を依頼するコストを削減し、クライアントが事業に全力投球できるようサポートする。

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