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リトミックを通じて絆を深め、豊かな人間力を育み、子どもの成長をサポート

リトミックを通じて子どもに音楽のたねをまくプロ

草本昌子

草本昌子 くさもとしょうこ

#chapter1

子どもとも保護者とも信頼関係を築ける少人数制のリトミック教室

 「リトミックという音楽教育は、子どもたちが楽しみながら取り組むことで好奇心や探求心を育み、お友達と交わる中で協調性や社会性が身につくなど、得るものが本当に多いんです」と話すのは、「おんがく♪たねまき」の代表・草本昌子さん。

 音楽に合わせて自由に体を動かしながら、音感やリズム感、感受性や表現力を養う音楽教育法を実践するリトミック教室を熊本県合志市で開催。0歳から就学前までの子どもを迎え入れ、学齢ごとにクラスを用意しています。

 「当教室では6人程度の少人数制で、1年間同じクラスでレッスンしています。生徒の入れ替わりはあまりなくて、教室に通い始めてから年長まで同じメンバーで活動することも少なくないんですよ。長期にわたり一緒に過ごしていると、子どもの間にも保護者の間にも絆が生まれます」

 子どもたちは幼なじみのように交流を深めるのが特長で、保護者同士もお互いに子どもの成長を喜び合える仲になっているそうです。

 「リトミックを卒業すると、そのまま私のピアノ教室に通ってくださる方も多く、10年来のお付き合いの方もたくさんいらっしゃいます。気になることがあったら保護者の方と連絡を取り合って情報を共有し、解決に向かうように努めています」

 草本さんは保護者との信頼関係に重きを置き、子育てをする中で生じる戸惑いも受け止めています。

 「自分の子ができていないと、気にしてしまうお母さんが多くて。よその子どもさんを見て、不安で心が折れてしまうんです。だから、お母さんの気持ちに寄り添って一緒に成長を見守りたいと思っています」

#chapter2

音楽と今まで以上に親しくなれたリトミックとの出会い、教室をスタート

 現在は教室を主宰し、専門学校でピアノ講師を務めるなど音楽を生業としている草本さんですが、大学では経済学を専攻し、証券会社に勤めていた経歴を持ちます。

 進学を機に一度は音楽の道から離れたものの、社会人になってもう一度ピアノを習いたいと国立音楽院の夜間コースに入校。27歳で熊本に帰郷し、開業しました。

 「ピアノ教室を始めて7~8年たった頃、結構練習しているのにリズムが良くないなと感じる生徒さんがいて。もしかしたら、もっと小さい時に何かやれることがあったのではないか?と考えるようになりました」

 何かいい方法はないか模索する中でリトミックに出会い、学び始めてすぐにその素晴らしさに感銘を受けたとか。
 「リトミックが自分と音楽の間の垣根を取り払ってくれて、音楽と今まで以上に親しくなれた実感があったんです。幼いうちから音に触れ合う場を届けたいと思い、一生懸命に勉強して2007年にリトミック教室を開きました」

 年月を重ね、数多くの教え子を送り出している草本さん。教室を立ち上げた頃、自分が音大卒でないことがコンプレックスだったそう。しかし今は社会人経験があるからこそ、思春期に差しかかった生徒とも向き合えると言います。

 「性急に将来のことを決める必要はない。私も回り道したけれど、やりがいのある仕事に就いているし、むしろ回り道したことも結果的に良かったと思うから、いろんな世界を体験しながらゆっくり決めればいいんじゃない、とアドバイスしています」

#chapter3

音楽教育だけではない人間教育もかなうリトミックの魅力を伝え続けたい

 「当初は、あくまで音楽教育の一環としてリトミックを取り入れましたが、だんだん人間教育でもあると思うようになりました。音楽が変わったら、瞬時に変化を捉えて実行する集中力や判断力、音を理解してすぐに反応する思考力と行動力も必要ですし、周りのお友達の動きも見るので協調性や社会性も育ちます。リトミックが子どもの成長に有用だということをもっと多くの人に知ってほしいですね」

 リトミックの大きな効果のひとつにリズム感の育成があるそうですが、そこにも草本さんは魅力を感じているそう。

 「リズムがいいということは、タイミングがいいということと一緒なんです。適切な時にきちんと自分の意見が言えるとか、適切に行動できるとか、物事の状況を見極めることに結びついてくるんじゃないかなと考えています」

 リトミックを熊本の地に根付かせるため、児童館にチラシを置いてもらったり、体験教室を開いたり、精力的に活動を続けてきた草本さん。最近は生徒数も増え、子どもたちの生き生きとした笑顔の中で過ごせる毎日に幸せをかみしめているとのこと。今後さらに認知度を上げ、裾野を広げていきたいと意気込みます。

 「リトミックは経験を積めば積むほど、生徒さんに伝えられることも多くなっていくので、まだしばらくは頑張りたいなと思います。教室の名前にある“たねまき”のように、子どもの中に音楽のたねをまいて、それがいつか芽吹いて葉を茂らせ、天に向かって伸びる大樹になってくれたらいいなと願っています」

(取材年月:2024年6月)

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草本昌子

リトミックを通じて子どもに音楽のたねをまくプロ

草本昌子プロ

リトミック講師

おんがく♪たねまき

少人数制で子ども間、保護者間にも絆が育まれやすく、子どもの成長をみんなで喜び合えるリトミック教室です。保護者の気持ちに寄り添いながら、リトミックを通じて音楽を楽しく学ぶお手伝いをします。

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