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温厚で気さく、相談しやすいセンセイ。 相続の困り事を、的確なアドバイスでスムーズに!

相続の困り事をスムーズに解決する司法のプロ

小松弘知

こまつ司法書士事務所 小松弘知氏
常に新しい法律に対応

#chapter1

1000件以上の相続案件に関わってきた、豊富な知識と経験を持つ相続専門の司法書士

 「あなたの街の法務ドクター」として、土佐市で活躍する司法書士の小松弘知さん。国家資格を有する法律の専門家です。開業して7年、不動産登記や商業登記、成年後見、裁判事務など幅広く手掛け、中でも相続や遺言、生前贈与等を専門としています。超高齢化が進む高知県では、相続に関する悩みや困り事はとても身近なもの。小松さんのやさしい口調とやわらかな物腰から「相談しやすいセンセイ」との評判が口コミで広がり、身内が亡くなって何をしたらよいかわからない人や、親の財産が借金しかない人、自分が亡くなった後のことが気がかりな人など、さまざま人が相談にやってきます。「相続の問題は、後々まで続いていくもの。禍根を残さないよう、皆さんが納得した上で適切に手続きをすることが大切です」と、まずはじっくりと話を聞いて相談者の気持ちに寄り添い、信頼関係を築いていきます。
 料金についても「高いんじゃないの?」という不安をなくしたいと、最初の相談は無料で行い、見積もりを提示した上で依頼をするかどうかを決めていただくシステム。正式に受諾した後の相談は無料で、安心して手続きを進めることができます。
 相談は予約制ですが、「先生、ちょっといいですか?」と訪ねて来る人も多いのだとか。気さくで話しやすい小松さんの事務所ならではの光景です。「相談者さんから、よく野菜や果物をいただくんですよ」と、うれしそうな小松さん。街の人たちから慕われ頼りにされる、まさに「街の法務ドクター」です。

#chapter2

ミュージシャン志望から一転。人の役に立つ仕事を目指し、司法書士の道へ

 小松さんは、昭和50(1975)年生まれの46歳。司法書士を志したのは30歳の時で、それまではプロのミュージシャンを目指していました。土佐市の小学校から高知学芸中学・高校に進学し、そこで音楽と出合い、東京で力を試してみたいと思うようになりました。静岡大学に入学するも、音楽活動に没頭し中退。ライブハウスの出演やファッションショーのBGM演奏、一時はレコード会社と契約の話も浮上し、夢を追う日々が続きました。
 ある時、友人から不当解雇の相談を受けたことをきっかけに、法律を知ることの大切さに気付くと同時に、自分自身のこれからを考えました。「資格を取って身を立てよう。法律で人の役に立ちたい!」と思い、司法書士の資格を取得することを決意。通信講座で勉強を始めました。難易度の高い資格ですが、翌年の国家試験で手応えを感じた小松さんは、実務を学びながら試験勉強をしようと関東の司法書士事務所に就職。しかし、日々の仕事に忙殺されて勉強の時間が取れず、なかなか試験を受けるに至りませんでした。
 このままではいけないと焦っていた頃、2011年3月に東日本大震災に遭遇。仕事を辞めて高知に帰り、心新たに受験勉強に臨みました。高知市内の司法書士事務所に勤めながら背水の陣で挑んだ結果、2013年に見事合格。2015年に、土佐市高岡町に「こまつ司法書士事務所」を開業しました。
 高知県下に130人、土佐市には4人しかいない司法書士。小松さんは、豊富な人生経験の中で培った、視野の広さが強みです。現在、常に50件ほどの案件を抱える多忙な毎日ながら、「事務的な手続きをするのが仕事ですが、相手は人。親身になって丁寧な対応をするよう心掛けています」と、やさしい笑顔で話します。

気さくに相談に応じる小松氏

#chapter3

相続は「亡くなる前に」知っておくと準備や対策が可能。早めの相談を!

 相続の相談は、「身内が亡くたってから」相談に来られる方がほとんどです。手続きを進めるにあたり、相続人同士の話し合いがうまくいかず、トラブルに発展してしまうことも少なくないのだそう。その場合、間に入って「交渉」をするのは弁護士の領域になり、司法書士は、「どのような方法があるか」「どんな手順で進めればよいか」のアドバイスを行い、手続きに必要な書類を整えます。家族関係が複雑、相続人が行方不明、相続人が不仲などの場合、「事前に相談し、知識を得ておくことをお勧めします」と小松さん。解決のカギを知っておくとスムーズに進められます。
 また、亡くなった方が負債を抱えている場合は、相続を放棄することができます。亡くなったことを知ってから3カ月以内に放棄の意思を示し、手続きすることが必要です。何も知らず、数年経ってから支払いの命令が来たというケースもあり、その場合は「亡くなったことを知らなかった」ことを証明する必要があります。「ご本人では手続きが難しいので、ぜひご相談ください」と、心強い味方です。
 一方、自分が亡くなった後の財産について、「遺言」を残すことも相続の争いを防ぐ有効な手立てです。最近では「終活」の一つとして考える人も増えており、小松さんは「元気なうちに話し合っておくことがとても大事です」と話します。仲のよい兄弟姉妹の間で、お互いに納得して口約束をしていたとしても、家族の事情や感情は時々で変化するもの。「遺言を書く、生前贈与で譲るなど、今できることをするのが円満な相続に繋がります」と、争いを未然に防ぐ『予防法務』を広げていきたいと話す小松さんです。

(取材年月:2021年2月)

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小松弘知

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小松弘知プロ

司法書士

こまつ司法書士事務所

相続相談を専門とする、気さくで相談しやすい「街の法務ドクター」。相続登記、相続放棄、遺言書の作成、生前贈与など相続にまつわる相談から手続きまで、安心価格でスピーディーにサポート。

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