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発達障害など精神疾患を抱える人の障害年金の請求をサポート

発達障害など精神疾患による障害年金専門の社会保険労務士

岩田由美

岩田由美社会保険労務士事務所 岩田様プロフィール写真
岩田由美社会保険労務士事務所 岩田様面談風景

#chapter1

障害年金を知らない人や手続きを諦める人は意外に多い

 「近年は発達障害などの精神疾患に関する情報が注目されるようになり、ずいぶん理解も深まってきたように感じます。でも、実際に発達障害を抱えている方やその親御さんにとっては、進学や就労、生活資金の確保や親が亡き後の老後など、まだまだ心配は尽きないのが現状です。そんな時に何より助けとなるのが『障害年金』です」
このように語るのは社会保険労務士の岩田由美さんです。
 岩田さんは、発達障害など精神疾患を抱える方の障害年金の請求代理業務を専門としている社会保険労務士です。
 実は岩田さんには、アスペルガー症候群と診断され、加えて知的障害も伴っている娘さんがいるそうです。
「娘が20歳になった時に、私が障害年金の請求手続きをしたのですが、障害年金の請求は、提出書類が多い上、年金事務所に何度も足を運び、支給決定までに本当に大変な思いをしました」
 その時岩田さんは、障害年金を知らない人、障害年金の受給資格があるのに手続きが難しいという理由で請求してない人が多い現状を知り、以前から持っていた社会保険労務士の資格を活かし障害年金専門の事務所を開業します。

 岩田さんの事務所には、発達障害を抱えている本人やその親御さんはもちろんのこと、最近は大人になってから発達達障と診断された方、鬱(うつ)や統合失調症、双極性障害などの精神疾患を患って障害年金の請求に来る方も増えていると言います。さらに、首都圏以外の遠方からの相談もあるそうです。
「発達障害などの精神疾患を抱えていることで、就労に影響することもあります。経済的な問題が発生することもあるでしょう。そんな時に障害年金が大きな助けとなるはずです。請求で困っているようでしたら是非ご相談にきてください」

#chapter2

審査の結果によっては「不支給」となる場合も

 「障害年金は『面接』で受給の判断がされるのではなく、『書類審査』で決定されるため、書類に何を書くのかが重要となります」と岩田さんは説明します。
 そもそも障害年金とは、病気やケガなどで障害者となった場合に受け取れる年金です。一定の要件を満たせば、障害の程度に応じて年金や一時金で受け取ることができ、障害者にとっての経済的な支えとなる大切な制度です。しかし書類さえ揃っていればすぐに受給されるわけではなく、審査の結果によっては「不支給」となる場合もあると言います。さらに最近は受給までのハードルが高くなっていると岩田さんは感じているそうです。
「提出書類の中には医師の診断書や障害の状況を説明する書類などもあるのですが、書くことが得意という方ばかりではありません。大抵の方は、何をどのように記載すればよいのかわからないのが現状です」

 特に発達障害の方は、「書くことが苦手なケースは多い」と岩田さんは言います。
「また、発達障害の子を持つ親御さんも、幼少の頃から自分の子どもの苦手な部分をサポートすることが当たり前になってしまっているために、いざ請求書類に記載するとなっても、普段の子どもの様子から何を書くべきか、どの状況をアピールすべきかがわからなくなってしまっているのです」
ここで、岩田さんの手腕が発揮されることになります。

岩田由美社会保険労務士事務所 将来の展望を語る岩田様

#chapter3

発達障害を持つ娘の親だからこそのヒアリング力

 岩田さんの娘さんは、小学3年生の時に発達障害の診断を受けたそうです。実は保育園に通っていた2歳半頃から兆候は出ていたそうですが、徐々に他の子との違いが表れるようになり、実際に診断を受けたのは小学生になってからでした。
「一人っ子だったこともあり、他のお子さんとの違いがよくわからなかったですし、私自身も自分の子が発達障害ということを受け入れ難かったのも否定できません」
 岩田さんの娘さんは中学生から支援級に在籍し、高校は養護学校に進学したそうです。
「苦労は絶えませんでしたが、養護学校を卒業後は就労訓練を経て、今は元気に働いています。こうして私はさまざまな経験を積んできましたので、発達障害の方が何を困っているかを的確に把握できますし、親御さんが歩んできた道や生活状況の察しがつきます」
 岩田さんだからこそできる、より実態に即した請求書類の作成は、ご自身の経験も大きく関係しているようです。

 「ご自身のお子さんを通した経験やアドバイスをくださり、申請がどうすれば通り易くなるか一緒に考えてくれたことが心に残っています」「自分では気づかないことを先生が引き出してくれたから受給ができました」相談後のアンケートには、このように書かれています。

「発達障害者が働きやすい社会を築きたい」と、岩田さんは一般社団法人障がい者才能開発支援協会を設立し、さまざまなところで活動しています。
最後に岩田さんは、発達障害の方が老後まで安心して暮らしていける社会が実現されることを何よりも願っていると、想いを語ってくれました。

(取材年月:2018年4月)

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岩田由美

発達障害など精神疾患による障害年金専門の社会保険労務士

岩田由美プロ

社会保険労務士

岩田由美社会保険労務士事務所

「知的障害を伴う発達障害の娘」を持つ親ならではの視点を生かした、障害年金を受給できるための書類作成と請求代理が最大の強みです心配を安心に変えられるための「障害年金」請求のサポートをさせていただきます

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