全国対応で店舗から住宅まで担う空間デザインのプロ
三島徹也
Mybestpro Interview
全国対応で店舗から住宅まで担う空間デザインのプロ
三島徹也
#chapter1
「その土地が持つ文脈や、オーナーさまが描く理想の世界観を形にするため、対話を重ねる中で『言葉にできないニュアンス』までを汲み取ることを大切にしています」
そう語るのは、空間デザインを手掛ける「guru design」の代表・三島徹也さん。店舗や住宅を中心に、空間のコンセプト立案から内装デザインまでを一貫してプロデュース。奄美大島を拠点にしながら、その感性に共鳴する東京や大阪など全国のプロジェクトに柔軟に応えています。
三島さんの最大の強みは、自社で「cafe&stay notA」を運営し、自らも一人のオーナーであること。単に空間を美しく整えるだけでなく、実際にその場を動かし、日々ゲストを迎える中で得られる「体感」をデザインに注ぎ込めるのが、唯一無二の武器です。
「店づくりにおいては、見た目の美しさは最低条件。その上で、スタッフの動線やオペレーションの効率、そして何より『そこでどう過ごしてほしいか』という体験の質を、実体験に基づいたレイアウトに落とし込みます。数千万円に及ぶ投資を成功へ導くためにも、運営者と同じ熱量でビジネスの成果にコミットしたいと考えています」
20歳で建築業界に入り、多様な用途や規模の物件に携わってきた確かな経験値。それが、運営者としてのリアリティーとクリエイターとしての発想を支える土台となっています。
#chapter2
三島さんは1987年大阪府生まれ。4歳から18歳までを奄美大島で過ごし、型枠大工として建物の基礎を築く父の背中を見て育ちました。ものづくりのDNAを受け継ぎながら選んだのは、空間全体の価値をプロデュースする道。高校卒業後に再び大阪へと住まいを移し、専門学校で建築の基礎を体系的に習得。その後、関西圏の設計事務所や建設会社で、多様な用途・規模の物件を担当し、空間づくりのノウハウを蓄積してきました。
2021年、34歳で独立。「特定のジャンルに特化するのではなく、住宅から商業空間までを横断的に手掛けることで、多角的な視点から価値を創出したい」と考え、自らの屋号を掲げました。「guru design(グルデザイン)」という名には、クライアントや職人と「グル」になって、一つの物を形にしていきたいという、遊び心とプロフェッショナリズムが込められています。
現在は奄美を拠点としていますが、三島さんの視線は常に「場所のポテンシャル」に向いています。 「拠点がどこであれ、大切なのはその土地が持つ固有の条件を読み解き、そこに現代的な感性をどう落とし込むか。都市部の洗練された感覚を維持しつつ、現地の環境や職人の技術にアジャストさせる。その『翻訳』こそが、私の役割だと考えています」
#chapter3
独立後の大きな転換点となったのが、2024年にオープンした自社運営の「cafe&stay notA」です。家具屋の倉庫をリノベーションし、中2階を設けた空間は、まさに三島さんの思想を具現化した場所。「奄美らしくない」という逆説的なコンセプトから生まれたこの場所は、現在、新たな表現や感性が交差する場所へと育ちつつあります。
「店内では島の写真家の作品を常設展示したり、大島紬とレザーを組み合わせたプロダクトを扱ったりと、私自身が共鳴するクリエイションを紹介しています。また、福岡のデザイナーと共にオリジナルウェアを製作するなど、場所を越えた繋がりから新しい価値を生み出す試みも始めました。notAを作ったことで、デザインが完成して終わりではなく、そこからどう価値を育てていくかという、より長期的で多角的な視点を持つようになりました」
住宅であれば、飽きのこない素材感の中に、ふとした瞬間に心が整う「静かな非日常」があること。店舗であれば、時間が経つほどにブランドの深みが増していくこと。
三島さんは今、デザインの枠を超え、自身の運営経験を活かしたブランディングの相談を受けることも増えています。それは、彼が単なる「図面を引く人」ではなく、オーナーの覚悟を分かち合う「伴走者」として信頼されている証でもあります。
「住宅も店舗も、一度作れば長く付き合っていくもの。だからこそ、一時の流行に流されない普遍的な美しさと、そこに住まう人、集う人の高揚感を両立させたい。土地の文脈を丁寧に編み込みながら、10年後も『この場所でよかった』と思える空間を、これからも創り続けていきたいですね」
(取材年月:2026年1月)
リンクをコピーしました
Profile
全国対応で店舗から住宅まで担う空間デザインのプロ
三島徹也プロ
店舗・住宅デザイン業
guru design
自社で「cafe&stay notA」を運営する中で得た、現場の動線や心地よさの「体感」を空間に反映。店舗では収益性と美意識を、住宅では飽きのこない素材感で「静かな非日常」を日常に落とし込みます。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ鹿児島に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または鹿児島読売テレビが取材しています。[→審査基準]