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Mybestpro Interview

快適な暮らしは、窓の果たす役割が大きい。 窓の専門家の熱いメッセージ。

窓が果たす役割、機能、最新情報を熟知したプロ

佐竹公義

打合せする佐竹さん
佐竹さん

#chapter1

「お家騒動」で、会社のピンチ! 未経験の営業活動が、窮地を脱する。

テイエストーヨー住器は、前身のTSサッシとして、1995年に設立されました。今回、「窓設置のプロ」として登場する佐竹公義さんは、このTSサッシの施工を専門とする部署で働いていました。しかし、あることが発端で、まるで未経験の営業マンに転身したのです。それは、会社内で起きた離脱騒動でした。

「当時の営業部長が、数人の社員を引き連れて独立したんです。私も誘われたのですが、先代の社長への恩義もありましたし、子供もまだ小さかったので、転職する勇気がありませんでした。だから、施工だけでなく、営業も担当し、会社を守ることに決めました」

得意先のほとんどは、持っていかれてしまい、受注がほぼゼロの状態からの再スタートです。会社の緊急事態に、佐竹さんは営業の先頭に立って、地域の工務店を訪問し始めました。アルミサッシ、内装建具、水回り器具など、エクステリア関連の商品なら、何でも売り込みましたが、仕事にはなかなか結びつきませんでした。ところが、2年を過ぎた頃、徐々に業績が好転し始めたのです。

「当時は、自分もまだ若かったですから、数をこなすことができました。一日に何軒も歩くこともできました。また、その頃の工務店は担当者が年上ばかり。自分のような若い人間の方が頼みやすいところもあったんでしょうね。『ちょっと見積もり出してくれ』というように、声がかかるようになっていきました」。佐竹さんの地道な訪問は、少しずつ結果に結びつくようになりました。

徐々に成長軌道に乗ってきたTSサッシは、1998年、社名をテイエストーヨー住器に変更。2011年、佐竹さんは社長に就任しました。そして、地元一関市で、お客様と直接つながるために様々なことに取り組みました。すると、受注先のほとんどが工務店だった販売スタイルが、一般家庭からも声をかけてもらえるようになったのです。それは、主力商品である「窓」に、力を注いでいったためでした。佐竹さんは、「もっと挑戦し続けたい!」と語気を高めます。

#chapter2

最新の「窓」から広がる、生活の向上!

テイエストーヨー住器は、お客様との交流を大切にするために、力を入れている取り組みが二つあります。それは、「イベント」と「ダイレクトメール」です。

イベントは「住まいの感謝祭」と題して、年一回8月の第4土曜日に開催し、すでに10年を超える恒例のイベントになりました。近隣に暮らす来場者は、住まいで困っていることを気軽に相談でき、テイエストーヨー住器に信頼を寄せるきっかけにしています。

ダイレクトメールは、会社スタッフが手作りで作成しています。味のあるスタイルが好評を博し、楽しみにしてくれる方も多く、「いつも見てますよ」と声をかけられることも少なくないそうです。

佐竹さんは、「窓の重要性」をより多くの人たちに伝えたいと言います。リフォームというと、内壁、外壁、屋根、水回りという部分にどうしても目が行きがちです。窓ガラスの入替をすることがあっても、窓枠を含めた交換を検討する方は、多くありません。しかし、窓の交換は、大きなメリットがあると言います。

「家の中で、寒さ、暑さを一番感じるのは窓です。とくに古い団地、住宅は、窓を万全にすることによって、住まいを居心地よい空間へ生まれ変えるのです。最近の窓は、結露やカビの発生を防ぐ性能も向上しています。窓の改善をお手伝いすることで、皆さんの家族生活にお役に立てたらなと思っています」。
窓は、生活にいろいろな影響を及ぼします。健康で快適な暮らしをするために、窓を見つめなおしてほしいと、佐竹さんは言います。

サッシは、その家にピッタリ合わせたサイズを、オーダーメイドで製作します。そのため、交換後に、不具合が生じることはありません。そのため、築年数が長い家でも十分な効果が得られます。2つの窓を交換であれば、約半日程度の工事で終わります。
「窓交換の利点は、あらゆるケースにも柔軟に対応でき、生活空間が大きな改善につながることです。『古い規格の家だから・・・』とあきらめることなく、ぜひ検討してほしい」と佐竹さんは、語ります。

マド本舗

#chapter3

窓にこだわり、窓を学び、窓を生かす

窓の交換を依頼する際に、注意するべきポイントは、何でしょうか?その問いに佐竹さんは、「窓を勉強している会社です」と答えます。窓は、時代とともに、商品のバリエーションが増え、機能もどんどん進化しています。よって、常に新しいことを学び、商品を研究する会社、そしてお客様の話をしっかりと聞いてくれる会社を選ぶことが重要なのです。

佐竹さんは、研修の機会があれば、知識吸収と技術習得のためにできるだけ参加するようにしています。常に最新の情報を学ぶことを心掛けているのです。

「テイエストーヨー住器は、この強みを生かすとともに、お客様に間違ったことを伝えないように注意しています。最初にお客様にお会いするときは、売り目線ではなく、暮らしをどのように改善したいのか、何に困っているのかに、注目するようにします。お客様の事情によって、商品の提案内容も変わります。暮らしの中の困っていることを軽減させることが、私たちの仕事です。これは、営業マンだけでなく、職人にも徹底しています」

2019年10月、テイエストーヨー住器は、フランチャイズの「マド本舗」に加盟しました。これから益々「窓の専門家」を極め、自分たちの強みの部分をより突き詰めています。目下の夢は、地元一関市だけではなく、奥州市、盛岡市と業務エリアを広げていくことです。

「以前、『社長』というのは、お酒を飲んで、ゴルフをやっていればいいと思っていたんです。でも実際の社長は全然違います。何から何まで自分でやらなければなりません。まだまだ頑張らなければと思っています」

佐竹さん自身の夢は、数年前に購入した小高い山の土地に家を建てて、故郷一関の自然に囲まれながら、奥様とゆっくり暮らすこと。しかし、その夢はまだ先のこと。

「窓」にこだわり、地域の人々の「より良い住環境」を届けていくという仕事に情熱を注いでいきます。

(取材年月:2019年12月)

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専門家プロフィール

佐竹公義

窓が果たす役割、機能、最新情報を熟知したプロ

佐竹公義プロ

建設建材販売

有限会社 テイエストーヨー住器

「地元・一関市に貢献できる会社」が目指す姿。お客様の要望に耳を傾け、その事情にあった提案を行う。「品質・性能」がいいのは当たり前。お客様に心からご満足いただけるサービスを提供している。

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