交通事故の悩みを包括的にサポートするプロ佐々木厚男

交通事故の悩みを包括的にサポートするプロ

佐々木厚男

細やかなコミュニケーションを通じて痛みの原因を特定

　「交通事故の後、ずっと調子が悪い」「むちうちで首がつらい」「肩や腰がだるい」「ひざが痛い」といった悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。これらさまざまな声に応えているのが、盛岡市にある「佐々木長生院・整骨院」院長の佐々木厚男さんです。

　佐々木さんのもとでは、腰の痛みやぎっくり腰、肩こり、めまい、スポーツによるトラブルなど、体に表れる不調に幅広く対応。特に、交通事故によるむちうちや打撲などのケアに力を入れています。

　「交通事故によって生じる体の問題を解決していくためには、首や骨盤、足のゆがみを整えることが大切です。マッサージなどで筋肉をほぐしても、体のゆがみや姿勢を正さなければ痛みや不調が長引いてしまうことがあります。私どもでは、のべ数万人にものぼる施術経験を生かして、不調の緩和と根本からの改善を目指しています」

　佐々木さんが、最も心がけているのは細やかなコミュニケーションです。利用者の話に耳を傾け、生活面や体調面などについて把握。手技を用いた検査方法で体に負担をかけずに不調の原因を特定し、一人ひとりのコンディションに合わせた施術計画を提案しています。

　「施術に入る前に、施術計画を説明して承諾をいただいています。例えば、『この症状であれば、週2回通っていただくと1カ月ほどで良い変化が感じられるでしょう』と具体的な数字を示し、不調が軽減するまでの目安を明確にお伝えするようにしています。痛みだけでなく不安もやわらげたいと思っています」

自身も交通事故に遭った経験から不安やつらさに共感。被害を受けた人へのサポートに尽力

　弁護士事務所と連携して、交通事故の被害者を包括的に支援している佐々木さん。「交通事故に遭った後、『保険会社にはどのように対応したらいいのか』『自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）や任意保険の仕組みが複雑で理解できない』といった不安を訴える方も少なくありません。保険会社との示談交渉や示談金に関する事柄などは、業務提携先の弁護士へとつなぐことができます」

　さらに、医療機関と協力関係を構築。より精密な検査が必要な場合は、紹介状を発行して提携先の医療機関で診察を受けることができるよう配慮しています。

　施術家として交通事故の被害を受けた人に寄り添う佐々木さん。現職を選ぶきっかけとなったのは、学生時代に打ち込んだ柔道・剣道で腰を痛めた体験です。

　「病院で湿布や痛み止めの薬などを処方してもらったのですが、改善の兆しがありませんでした。そこで、父の知人の整体師にみてもらうことに。施術を受けるごとに痛みが軽くなり、東洋医学の素晴らしさに感動し、体系的に学ぶことを決意。大学に通いながら、夜は専門学校で施術を学び、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の国家資格を取得しました」

　国家資格を取り、東京都内の整形外科で研修後、1984年には岩手県盛岡市天昌寺町で独立を果たしました。「私自身、3回も交通事故に遭って入院した経験があります。精神的にも肉体的にも追い込まれた時期もありました。交通事故で負ったケガの苦しさがわかるので、開業時から変わることなく交通事故の被害者の方をサポートしています」

女性スタッフが常勤、交通事故施術は23時まで受け付け

　予約優先制を採用して、待ち時間の短縮に努めていることも特徴の一つ。また、「急に痛みが強くなった」と駆け込んでくる利用者のため、夜間も21時まで対応。交通事故施術に関しては23時まで受け付けています。「歩行が困難な方は、ご自宅などに出張できますのでお問い合わせください」。全スタッフが国家資格取得者で、自宅でできるトレーニングやリハビリ指導なども行っているのだとか。女性スタッフが常勤しており、男性には言いにくい女性特有の体の不調について相談しやすいことも同院の強みです。

　商工会議所が主催する「もりおか街なか健康ゼミナール」で、「自分の身体は自分で整える」をモットーに、「楽しみながら取り組める腰痛・肩コリのツボ体操」や「自分でも出来る骨盤矯正体操」「自分でも出来る膝痛や腰痛解消法」などを教えている佐々木さん。整体師養成校「東洋整体スクール」では、若い施術家を育成するなど、多方面で活動の場を広げています。

　30余年にわたる経験で培った手技を強みとする佐々木さんですが、新しい知識と技術も積極的に取り入れています。「より役立つアドバイスを提供するため、施術に関しては誰にも負けないほど勉強していると自負しています」。法律的な知識を深めるため、弁護士を交えた勉強会を開催することもあるのだとか。

　「交通事故に遭った後、『誰に相談したらいいのかわからない』と困っている方がたくさんいらっしゃると実感しております。地域のみなさまのホームドクター的な存在となり、力を尽くす所存ですので遠慮なくご相談ください」

（取材年月：2021年6月）

交通事故の被害者を弁護士や医療機関と連携してサポート

細やかなコミュニケーションを通じて痛みの原因を特定

自身も交通事故に遭った経験から不安やつらさに共感。被害を受けた人へのサポートに尽力

女性スタッフが常勤、交通事故施術は23時まで受け付け

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