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介護業界の勤務表作成の負担を和らげ、本来の業務に集中できる環境づくりをサポート

顧客目線に徹するシステム開発のプロ

田村健一

田村健一 たむらけんいち

#chapter1

介護施設に向け、勤務表自動作成システム「Dispatcher」を展開

 「煩雑な事務に追われる皆さまが、本来の職務に集中できる環境づくりをお手伝いします」と話すのは、「ジェイ・テック」代表の田村健一さん。介護施設に特化した、勤務表自動作成システム「Dispatcher」を展開しています。

 「人手不足が慢性化し、多忙を極める中にあって、勤務表作成は多くの管理者にとって懸念事項の一つになっています。担当者は複雑な作成作業に時間を費やし、他の業務も並行しているため就業時間内に終わらず、家に持ち帰る人もいると聞きます。場合によっては1、2週間ほど日数を割くケースもあり、労力を要する仕事なため、心身のストレスははかりしれません」

 勤務表には、常勤・非常勤といった職員それぞれの勤務形態や希望休をはじめ、利用者数に対する有資格者ら人員配置の法的基準など、満たすべき要件があります。専門性を備えているなど、特定のスタッフに属人化しないよう、スキル、男女のバランスも考慮しなければなりません。

 「『Dispatcher』に、土日不可のような一人ひとりの勤務条件や、日勤・夜勤、早番・遅番に必要な人数、新人・主任の組み合わせなど事業所のルールを設定しておけば、プログラムが、わずか数十秒~1分ぐらいで自動作成します。条件が多い場合でも、3分程度で計算できます」

 無駄なボタンを廃止し、パソコンが苦手な人にも分かりやすいシンプルな画面構成も特徴。希望休日、希望勤務など、作成者がカレンダーに入力した内容をもとに勤務表原本を提示。登録人数に制限はなく、同一施設内であれば複数事業所で利用できます。

#chapter2

訪問介護のシフト作成や、建設業向けのCADデータ変換ツールも提供

 実務者への思いやりを大切にする田村さん。開発の際にこだわったのは、相性が悪いメンバーなど個別の事情にも配慮できるよう、作成結果を柔軟に修正できる点です。

 「最近はAIを使った類似品もありますが、病院や老人ホームといった患者さんや利用者さんをケアする現場では、人と人との関係性や日々のコンディションなど、数字だけでは判断できない要素が数多く存在します。私どもは、細かなアレンジは人の手でできるように、実際の運用に即した仕組みを構築しています」

 田村さんのもとでは、訪問介護・看護のシフト自動作成システム「ShiftPurser(シフトパーサー)」も用意。事業所から利用者宅までの移動時間、提供するサービス内容などを踏まえて、スタッフごとに予定を割り当てます。スマートフォンがあれば簡単に作業できるため、「外出先や自宅でも便利」と好評を得ているそう。

 他にも建設業に向けて、PDFで保存された図面を編集可能なデジタルのCADデータへ変換する「AQcadXfer(エーキューキャドトランスファー)」も販売。選択したページのみを抽出したり、複数ページを一括で処理したり、文字化けする環境依存文字も適切に表示します。

 「導入にあたっては、作成方法などをヒアリングし、事前設定がされた状態で手元に納品されるため、すぐに利用が可能。また、お客さまが使用されている既存の勤務表(Excelテンプレート)に自動変換でき、無料でシミュレーションデモを行います。要望を丁寧に反映することで、使い勝手の良い利便性や目的に沿った機能性をかなえ、他社と競合した場合でも約9割の確率で選んでくださいます」

#chapter3

リモートによるサポート体制を整え、困りごとにスピーディーに対応

 「『思った通りに作動しない』『人材を増やしたので設定を見直したい』『操作方法をもう一度教えてほしい』といった要請に応えるため、お客さまに対して専属スタッフ2人が付くサポート体制を整えています。リモートで皆さまのパソコンとつなぎ、画面を共有しながらレクチャーしたり、問題が生じた原因を特定して改善したり、スピーディーに対処します」

 クライアントからは「時間的にも精神的にも、ずいぶん楽になった」「シフトの公平性が上がり、職員の希望にも臨機応変に対応できるようになった」「問い合わせのたびに一から説明せずとも、フォローしてもらえる」と喜びの声が寄せられています。

 「製品は5年間の契約ですが、お支払いはリースも可能です。契約満了後も多くのお客さまに継続していただいています。当方の技術を評価してくださり、うれしい限りです」と田村さん。

 かつては、大型コンピューターの外資系メーカーにエンジニアとして従事。経験を積んで独立し、1990年に「ジェイ・テック」を立ち上げました。当初はCADの販売からスタートし、顧客からの相談を機に医療・福祉分野のシステム開発へ業容を広げました。

 「お客さまの困りごとを解消したい一心で事業に取り組んできましたので、今後もニーズに応じてレパートリーを増やしていくつもりです。特に高齢化が進む日本において、介護現場の負担軽減は社会的に重要なテーマです。ささいなお悩みにも耳を傾け、解決に向けたソリューションを提案していきたいと思います」

(取材年月:2026年3月)

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田村健一

顧客目線に徹するシステム開発のプロ

田村健一プロ

システム開発

株式会社ジェイ・テック

業務支援システムを開発・販売。介護施設向けの勤務表自動作成ツール「Dispatcher(ディスパッチャー)」は、必要項目を設定するだけで、複雑な条件にも対応した勤務表作成をスピーディーにかなえます。

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