電気代削減サポートで悩みを解決に導く太陽光発電システムのプロ水本慶

電気代削減サポートで悩みを解決に導く太陽光発電システムのプロ

水本慶

電気代削減サポートで顧客の悩みを解決に導く自社ブランド「ワイズソレイユ」を展開

　1927年に創業し、土木や建築工事を手掛ける「百万石建設」の代表・水本慶さん。「地域に親しまれ、末永く発展する企業でありたい」との思いから、社名は江戸期に繁栄を極めた加賀藩に由来します。同名のホールディングス会社の下、温泉源泉施設や、就労継続支援事業所も運営しています。

　「近年は再生可能エネルギーに着目し、特に太陽光発電システムの普及に努め、電気代削減サポートでお客さまのお悩みを解決に導く再生可能エネルギーブランド『ワイズソレイユ』も立ち上げました。売電単価は下がったものの、国際情勢の変化や燃料費の高騰により電気代は上昇傾向にあります。支出を抑えるために土地や建物などにパネルを設置して自家発電を始める方が増えています」

　電気料金を削減する目的以外にも、地球環境を考える個人や、温室効果ガスの排出量をゼロにするカーボンニュートラルの実現を目指す企業など“環境意識が高い”顧客が多いとか。また、東日本大震災で電力確保に苦労した経験を踏まえ、南海トラフ大地震や気候変動に備えて「自分の電気は自分でまかなう」気運も高まっていると言います。

　「再生可能エネルギー発電促進賦課金（再エネ賦課金）をご存じでしょうか？電気使用量に応じて各々負担している費用ですが、太陽光発電を導入することで電気使用量が減り、負担額も比例して下がるメリットもあるんです。蓄電池を装備すれば余った電気を利用し、災害時や夜間の電力供給を行います。設置場所やパネルの枚数、予想発電量について無料でシミュレーションや見積もりを提供するので、ぜひお問い合わせください。各種補助金をご紹介し、申請手続きもお手伝いします」

大手ハウスメーカーでキャリアを築き、FIT太陽光事業に携わり、太陽光ビジネスに参入

　水本さんは、宅地建物取引士（宅建）の資格を取得し、ハウスメーカーにて営業職を担当。その後、数々の物件に携わり、そのノウハウを蓄積してきました。

　「幼い頃から父の背中を見て育ち、山野を切り開き、河川に橋の土台を建てる土木業にスケールの大きさを感じていました。宅建を取ったのは、この資格があれば仕事に困らないと若さゆえに思ったからですが、根底には家業の影響があったのでしょう」

当初は跡を継ぐつもりはありませんでしたが、父親から建築事業にも力を入れると聞き、前職の知見を生かせると入社を決断。顧客対応においても営業スキルを発揮し、昭和初期から続く「百万石建設」の3代目社長に就任。経営者になった今、仕事の醍醐味は自分で道を切り拓けることだと話します。ただ、そこには当然責任感も伴いますので、そのバランスを保ちながら日々精進しているそうです。

　「どの事業がお客さまや地域のためになるのか、どんな働き方が従業員のモチベーションを高めるのか、自ら考え実行に移します。インフラなどを整備してきた会社として『暮らしをつくり、見守る』ことを使命に掲げ、太陽光発電システムのご案内に乗り出した次第です」

　すでに全国の自社所有地50カ所以上で太陽光発電施設を運営し、年間にして一般家庭およそ1500世帯の電気使用量に相当する約2.5MW（メガワット）を生産。蓄積してきたデータやノウハウと、国内外の多様なメーカーのパネルや蓄電池を忖度なく扱う中立的なネットワーク、親身なアフターサービスなどをパッケージ化した自社ブランドが「ワイズソレイユ」です。

緊急事態に中核事業をいち早く再開する「BCP」の策定もコンサルティング

　水本さんが太陽光発電の普及と共に注力しているのが、災害などの緊急事態が生じた際に損害を最小限にとどめ、中核となる事業をいち早く再開するBCP（事業継続計画）のコンサルティング。
重要な業務を洗い出して行動指標などを策定し、環境や経済面でサステナブル(持続可能)な仕組みを構築するもので、停電時に電力の供給が停まると危機的状況を招きかねない法人に向けて提案しています。

　「例えば高齢者施設では、真夏に停電が発生すると入居者が熱中症になるリスクが高まります。命を守る術として、蓄電池の導入で災害に備えるのですが、蓄電池の値段がまだまだ高額です。ワイズソレイユでは、ハイブリッド車や、ポータブル蓄電池から緊急送電する仕組みを採用し、低コストで導入可能な設備を提案しています。電力が復旧するまで、それらを電源として電灯、各バッテリー充電、扇風機、一部のシャワー温水器、水洗トイレなどに利用できます」

　さらに、農地にパネルを設置して収入を得る農業シェアリング（営農型）太陽光発電でも導入実績があり、顧客の農業法人は年間で約6万5000kW（キロワット）を売電しているとのこと。電力をハウスの暖房設備に活用することも可能で、パネルを設置する高さも作物の生長やスタッフの作業内容に合わせて変更できます。

　「パネルそのものは耐久性が高く50年以上使用できるスペックですが、周辺機器は適宜メンテナンスする必要があります。当方は現地に赴いて定期的に点検し、不具合があれば修理や部品を交換するフォロー体制を充実させており、末永く運用をサポートいたします」

（取材年月：2025年3月）

電気代の高騰や自然災害への備え、地球環境保全のために太陽光発電システムを提案

電気代削減サポートで顧客の悩みを解決に導く自社ブランド「ワイズソレイユ」を展開

大手ハウスメーカーでキャリアを築き、FIT太陽光事業に携わり、太陽光ビジネスに参入

緊急事態に中核事業をいち早く再開する「BCP」の策定もコンサルティング

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