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保険に強いファイナンシャルプランナーがお金の問題を解決

保険に強いお金とライフプランのプロ

中村哲也

中村哲也 なかむらてつや
中村哲也 なかむらてつや

#chapter1

時代の変化にふさわしいマネープランを提案

 FP相談と保険相談を行うオフィス「だるま」代表取締役の中村哲也さんは、金融業界20年以上のキャリアを持つファイナンシャルプランナー(FP)です。「大学では土木を学んでいたのですが、自分の適性は金融にあると判断し、保険の仕事を始めました。さらに、よりよいアドバイスをするためには、総合的なお金の知識が必要だと考え、FPの国際資格であるサーティファイドファイナンシャルプランナー(CFP)を取得しました」と話します。

  日本人の平均寿命が伸び、共働きが当たり前となった現在、親世代と同じようなマネープランでは、人生がうまく設計できないことも多いでしょう。中村さんは、教育資金や老後資金、病気や介護などの問題を、今の時代に照らし合わせて考え、どのリスクを何でカバーしたらいいのかを提案しています。

 「例えば、病気やケガの備えでも、万全を期して目いっぱい保険をかけたら、人生100年時代と言われる今、老後の生活費が足りなくなってしまうかもしれませんよね。そんな時は、がんのようにリスクが大きい病気への備えを優先したり、保険以外の備えも検討するなど、老後資金とのバランスを見ながらお金を振り分けていけるよう、アドバイスをしていきます」

 相談者は、将来への漠然とした不安を持つ人と、お金の知識が豊富でしっかりしたライフプランを立てている人の二つのタイプに分かれるそうです。しかし後者にも、意外と落とし穴があるものだと中村さんは言います。特に、若い世代ほど体力や健康に自信があるせいか、もしもの時の準備が抜けていると指摘します。

#chapter2

バランスの取れた資金計画でリスクに備える

 「例えば、子どもの進学に備えて教育資金を積み立てている人は多いのですが、家庭の主な稼ぎ手が病気などで働けなくなったら、それまでと同じ金額を積み立てていくのは難しくなってしまうでしょう。健康な人が、病気や事故で突然働けなくなる確率自体は低いと思います。しかし、もし起こってしまった時のダメージは非常に大きいので、負担の少ない金額でカバーできるのなら、不測の事態に備えて保険に加入しておくのも一つの方法です」

 「保険をたくさんかけておけば安心」「現金さえ手元にあれば大丈夫」という極端な考えを持つ人は心配だと中村さんは言います。「大事なのは、将来どんなことで大きなお金が必要になるのかを知っておくこと、そして、その時に必要なお金をどのように用意するのかを考えておくことです。人生には予期できない落とし穴がいくつもあります。ただ、すべての落とし穴に備える必要はありません。大事なのは、落ちてしまうと這い上がれないような深い穴は、一部だけでも埋めておく必要があるということです。その手段は、現金の積立てでも保険でも構いません。ただ、保険の方が少ない原資で大きな備えが可能です。リスクと備えのバランスを上手に取りながら、資金計画を立てていきましょう」

 子育て世代の相談も多いそうですが、教育資金は早めに用意しようとアドバイスする中村さん。「スタートが早ければ早いほど、その分お金を貯められる年数も長くなるので余裕ができます」

中村哲也 なかむらてつや

#chapter3

目標を立てると、教育資金も老後資金も貯まる

 一人の子どもが大学を卒業するまでには、約1000万円の教育資金が必要だと言われています。「お子さんが小学校高学年になった頃に相談に来る方が多いのですが、もう少し早い時期から計画しておくことをお勧めします。お子さんが将来どのような道に進むかは、その時点ではわからないと思いますが、まずは気になる大学のホームページを見て、だいたいの授業料を把握してみましょう。その大学が遠方にあり、進学で親元を離れることも考えられるのなら、生活費も上乗せして計算します。そこで、果たしてそのお金を用意できるのか、不足するのならどのように補うのかを一緒に考え、夢の実現に向かいましょう」

 お金を貯めるには、具体的な金額と明確な目標が必要だという中村さん。「目標がないと、収入が多くてもなかなかお金は貯まりませんし、目標がある人は、少ない収入でもやりくりしてお金を貯めることができます。老後資金もそうですが、人生100年時代を生きるのは大変だという漠然とした不安を抱えたままでは、いくらお金があっても安心できません。反対に、平均寿命まで生きるとしたらどのくらいのお金が必要なのかが明確にわかれば、そのお金を確保するために必要な行動がわかり、安心できるようになるのです」

  FP相談は有料ですが、保険に関する相談は無料なので、気軽に利用してほしいと話す中村さん。保険とFP、両方のプロとして二つの事業を掛け合わせてお金の問題を解決し、人生に安心を与えてくれる存在です。

(取材年月:2021年6月)

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中村哲也

保険に強いお金とライフプランのプロ

中村哲也プロ

ファイナンシャルプランナー(FP)

株式会社だるま(FPオフィス・ダルマ/保険のだるま)

保険とファイナンシャルプランナー(FP)、両方のプロとして、バランスの良いマネープランを伝授。子どもの教育資金や老後資金の不足問題を、今の時代に照らし合わせ、有効な対策を提案しています。

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