江戸唐音プロのご紹介
ひな人形、五月人形の素晴らしさを伝える神戸の老舗人形店(2/3)
人形作りの奥の深さや人形作家の思いやこだわりを伝えたい
江戸さんが父である先代から店を継いだのは2002年のとき。それまでは全く人形に縁がなく、商品の特徴や値段による違いも、さっぱりわからなかったとか。
「あるとき、お客さまから人形に関する質問を受けて答えることができず、悔しい思いをしました。そのときに商品知識の必要性を実感し、書物やパソコンなどで人形について調べるようになりました。そこから人形作りの難しさや奥の深さを知り、人形に対する興味がどんどん強くなっていきました」と当時を振り返ります。
人形の違いとは、一言でいうとメーカーや作家、それぞれの「こだわり」の違い。綿の入れ方、腕の曲げ方、胸元の形、素材など、その「こだわり」の違いを知るだけでも人形に対する見方が変わってきます。またコストダウンに徹している作家もいれば、見えないところの素材にまでこだわる作家もいて、それが人形の価格の差となっています。
「お客さまによっては、『安かろう悪かろう』という感覚で人形を見る方もいらっしゃいます。しかし、それぞれのメーカーさんや作り手さんが研究と工夫を重ねて作ったものなので、まずはどの人形も『いい人形』だと思って見て回ってください。そして、お買いになる際はそれぞれの『こだわり』を理解して、納得のいく価格でお選びください、とアドバイスしています」
そう話す江戸さんから人形を愛する気持ち、本当に気に入ったものを納得して選んでもらいたいという熱意が伝わってきます。
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