運搬機器・物流機器のプロ
万木雄一
Mybestpro Interview
運搬機器・物流機器のプロ
万木雄一
#chapter1
「ローリフト、ハンドリフトなど、工場や倉庫で使用する機器は一通り取り扱いがあります。メインは車輪が付いている製品(運搬機器)の販売。規模は小さい会社ですが、仕入れルートと取り扱いアイテムの多さでは負けません」と話すのは、「ハンシン運搬機株式会社」代表の万木雄一さん。
ハンシン運搬機は、運搬機器、物流機器、物流設備、食品水産用機器などの販売・修理・保守を手掛ける総合商社。メーカー、工場、倉庫、スーパー、運送会社などを対象に、ローリフト、ハンドリフト、各種台車の販売・修理や、トラックバース工事などを行っています。
ハンシン運搬機の大きな特徴は、販売だけではなくアフターサービス(修理・保守)にも力を注いでいること。「弊社でご購入いただいた製品の修理保守だけではなく、他社で購入された製品の修理も遠慮なくご相談ください。遠方からの修理依頼にも対応します」
関西エリアは出張修理にも対応。早ければ即日、遅くとも翌日には現場に駆けつけ、機器を下見して見積りを提示。引き取りや配送にも対応しています。「見積りは無料。日本製のハンドリフトやローリフトのオイル漏れ修理、ホイール交換、バッテリー交換、スプリング交換、再塗装などを承ります。また、梱包機、トラックバースなどが故障した時も気軽にお問合せください。古い型の機械の構造や特徴に詳しいベテラン技術者が丁寧に修理します」
万木さんはブログを開設し、自社で扱う商品やメンテナンスについてわかりやすく紹介しています。ブログを読んだ全国の運搬・物流機器ユーザーから「ハンドリフトの昇降不良が発生した」「梱包機の修理をメーカーや販売店で断られ困っている」など、故障修理やオーバーホール、部品交換などを依頼する声が次々と寄せられているそうです。
#chapter2
海外製の安価な運搬機器が使い捨て感覚で利用されていることを嘆く万木さん。「日本製の運搬機器は、故障しても修理すれば長く使えるものが多い。良い物を修理して使い続けると経費節減になるだけでなく、ゴミを減らし環境保全にもつながります」。良い物を修理しながら長く使ってほしいという願いを込め、自社で扱う製品は壊れにくく丈夫な日本製にこだわっているとのこと。
その中でも、丈夫で使いやすい手押し樹脂台車「パール台車」は同社のロングセラー商品となっているそうです。「荷台が樹脂製なのでへこんだり折れ曲がったりしません。キャスターにベアリングが入っているので快適に走行しますよ」。また、台車が壊れた場合は、ハンドル、荷台、固定輪、自在輪、タイヤなどの部品を1個から販売して喜ばれています。「部品は工具で簡単に取り替えられます。ご自身で取り替えられない場合は、弊社で対応できますのでご相談ください」。近隣の酒店スタッフが配達途中に工場に立ち寄り、台車の部品を購入していくことも多いとほほ笑みます。
#chapter3
ハンシン運搬機は、フォークリフトディーラーだった万木さんの父が神戸で独立し、1971年に設立した会社です。万木さんは大学卒業後、地元神戸の紙卸商社に就職。2007年に同商社を退職し、2008年にハンシン運搬機に入社しました。入社当初は、経理と営業を兼務し、新規顧客を開拓するため飛び込み営業もしたそうです。2009年に先代社長である父が亡くなり急遽代表に就任。会社員時代に培った営業経験をもとに、周囲の人々に助けられながら日々業務に励んできたとしみじみ振り返ります。「修理・保守技術を磨き続け、幅広いメンテナンスのご依頼に応えてきました。現在は機器の修理だけでなく、オリジナルの台車なども製作できるようになりました」
可能な限り顧客の要望に応えたいと話す万木さん。顧客が必要とする製品の情報を詳細に確認し、品質が高く価格も適正な製品を探して提案しているそうです。「豊富な仕入れルートの中から、ご満足いただける製品を探して提案する自信があります。お客さまが、予算がオーバーして困っておられる時は、少し価格を下げて販売することもあるんですよ」と朗らかに笑います。
今後は、従業員を増やし会社の規模を大きくして、売り上げを伸ばせるよう努力を重ねたいと意気込む万木さん。「運搬機器・物流機器取り扱い企業として地域ナンバーワンを目指したいです」。これからも、使いやすく丈夫な製品の販売・修理を通じて工場や倉庫などで働く人々を支援し続けてくれるでしょう。
(取材年月:2017年7月)
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Profile
運搬機器・物流機器のプロ
万木雄一プロ
販売職
ハンシン運搬機株式会社
販売だけではなく修理・保守にも力を注いでいる。対応エリアは全国。関西エリアでは出張修理も行っている。壊れにくく丈夫な日本製運搬機器・物流機器を豊富に取り扱う総合商社として定評がある。
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