自然体で気軽に相談できる法律のプロ
河野晃
Mybestpro Interview
自然体で気軽に相談できる法律のプロ
河野晃
#chapter1
弁護士は頼もしい法律のエキスパートでありながら「相談しにくい」印象を持つ人も少なくありません。姫路城を見渡す立地にある水田法律事務所の弁護士・河野晃さんは「気軽に、何でも話せる存在でありたい」と話します。
「もちろん、相談してすぐに悩みが消えてなくなるわけではありません。でも、そのことばかり考えすぎるのではなく、私に任せてもらうことで安心し、少しでも前向きになってほしいのです。たとえばお互いが知っているお店やニュースの話題など、法律相談以外にもちょっとした日常会話を交わすことで、ほっとしてもらえればと思っています」
「気負わず話してもらえるよう『今日はどうしましたか?』と、私からの問いかけもできるだけ自然体を心がけています。『法律に詳しい近所のお兄さん』くらいの、身近な感覚でお越しください」
#chapter2
スムーズかつ納得のいく解決のためには、トラブルが深みにはまる前に、なるべく早く相談することが大切。問題が深刻になってからでは「もう裁判するしかない」などと、打つ手が少なくなってしまうからです。
河野さんは、まずは依頼者のニーズを引き出し、何ができるかを提示します。「もちろん依頼者の希望が最優先ですが、私自身は時間も労力もかかる裁判はしないに越したことはないと考えています。そのため、安易に裁判を勧めることはありません。ともにベストな方法を探っていきましょう」
解決に向けたアプローチにも、河野さんらしい柔軟な姿勢が表れています。離婚相談で訪れた40代の女性には、条件よりも円満な解決を望んでおり、まだ話し合いの余地が十分あったため、夫側のアクションにどのように対応すればいいのかアドバイス。養育費の相場を教えた上で、夫の自尊心を出来るだけ傷つけないような話し合いの方法などを提案しました。法律家として、また同じ男性としての目線から相手側の気持ちをくみ取り、ほぐしながら進めていったそうです。
「代理人として私が旦那さまと交渉することももちろん可能でしたが、弁護士が登場するとかえって態度を硬化させてしまうケースもあります。おかげで交渉は無事に終わり『河野さんは私のスーパーマンです』と言っていただけたのがとてもうれしかったですね」。依頼者からは今でも毎年、年賀状が届くそうです。
#chapter3
「私は法律の道をまっすぐ歩んできたわけではないので、先生などと呼ばれるような存在ではないんです」と話す河野さん。
父も弁護士として活躍していたことで、仕事そのものは身近だったものの「興味や跡を継ぐ気持ちはまったくなかった」といいます。「小さい頃は勉強嫌い。大学は法学部に進んだものの、アメフトに打ち込む4年間でした」。ところが就職活動の説明会などに参加してみて、会社勤めではなく、自分の腕一本で勝負する仕事が向いているのではと気づきました。ちょうどその頃、父の病気が発覚。安心させたい一心で「私も弁護士になる」と宣言したそうです。
その後ロースクールに合格して2年間学び、弁護士としてのキャリアをスタート。「本気で弁護士を目指し始めてから、人に寄り添い、役立つことができる仕事だと魅力を感じるようになっていました。思えば昔から話を聞くのが好きですし、周囲から頼られたり、相談役になったり。実は向いていたのかもしれませんね」。飲食店などのアルバイト経験や、さまざまな世界を垣間見てきたことで視野が広がり、仕事にも役立っているそうです。
今後、姫路にますます貢献していきたいという河野さん。「たとえば、不良と呼ばれる少年と関わる時にも『姫路を良くしたい』という気持ちが根底にあります。頭ごなしに叱るのではなく、素直な本音を拾い、更生を促すことができればいいですね。『こんな大人もいたんだ』と、後になって思い出してもらえれば幸せです」
(2014年5月 現在)
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