「一生住み続けられる家」を提供する家づくりのプロ
髙橋正志
Mybestpro Interview
「一生住み続けられる家」を提供する家づくりのプロ
髙橋正志
#chapter1
「弊社は市営住宅や公務員宿舎などの改修工事等、自治体や国が運営する住宅を数多く手掛けています。安全性や効率性、そして品質の確保が求められる公共工事で培った技術力と経験知を生かし、『一生住み続けられる家づくり』をお手伝いします」
そう語るのは、建築・土木工事を請け負う「タカケン」代表取締役の髙橋正志さん。大学を卒業後、祖父が創業した同社に入社し、2016年に代表取締役に就任しました。
「住まいはまさに十人十色。『家族が集まるリビングを広くとりたい』『プライベートな時間を大事にしたいので、個室を充実させたい』など、お客さまによって求めるものはさまざまです。当方が、みなさまの『こだわり』を形にします」
顧客の夢をかなえるために髙橋さんが心掛けているのが、適正価格。家を建てる際のイニシャルコスト(初期費用)は住宅ローンとして毎月、支払いが発生。光熱費やメンテナンスなどのランニングコスト(維持費用)も同様で、長きにわたり家計に関わってきます。
「マイホームは、ご家族が豊かに、幸せになるためのツールですから、無理なく暮らしていくことが重要です」
#chapter2
「冬に寒く暖房費がかかり過ぎる家は、弊社が考える『住みやすい家』ではありません。お客さまに満足してもらえる品質を提供する、というのが弊社の方針です」と髙橋さん。
昨今は、若い世代を中心にインターネットで安価な業者を探す傾向があるそうです。「ただ安いには理由があります。専門知識がないと、その金額で心地よい住空間が実現できるか判断するのは簡単ではありません」
例えば換気方法。髙橋さんのもとでは、「第一種換気」という給気も排気も機械で行う「熱交換型換気システム」を標準仕様にしています。同システムは、室内から排出される空気の熱を、新しく取り入れた外気に移すことで室内温度を保ち、冷暖房熱にかかるエネルギーを低減します。
「冬場はマイナス20度になる帯広では、有用な機能です。しかし、予算を抑えるために、外から自然に給気を行い、排気だけ機械にする『第三種換気』を採用するところもあります。同じ間取りで比較すると数十万円の差が出るので、相見積もりをとった際、額が小さい業者さんに決める方もいらっしゃいます」
後日、そうした人から「給気口がベッドの上にあり、寝ている時に寒い」と相談を受けたことも。
「後から改修するとなると、天井裏にダクトを設置するなど作業も大掛かりで、当初の差額(数十万円)では収まりません。夜は特に冷えますし、暖房費がかさんでしまいます。見積時にご説明しましたが、生活して初めて分かることもあり、理解を得る難しさはありますね」
#chapter3
「先代からのお客さまが、転勤のため長年にわたって過ごしたご自宅を離れることになったのですが、『タカケンさんの家は、住むほどに良さを実感した』とお褒めの言葉をいただきました。それはもう、うれしかったですね」と笑顔を見せる髙橋さん
「私が入社する前からお付き合いのあるご夫婦で、ローンも終わったようです。動線に無駄のない間取りで大きな手直しも必要ないので、そのまま賃貸物件として貸し出されています。築年数を経ても資産価値が落ちないよう、入念にプランニングすることが、お客さまの人生の安定につながると改めて思いました」
ファッションなどと同じように住宅にも流行がありますが、「見た目より使い勝手を考えた家づくり」をすすめます。
「一度住んだら、工事をするのも大変です。家族構成や好みに応じて柔軟に家具などを配置できるシンプルなデザインが便利ですし、長期的にランニングコストがかからないというのが理想です」
金額の多寡だけに目を向けるのではなく「快適性や将来性を踏まえた上で提案をしてくれる業者を選ぶことが後悔しないポイント」とアドバイスします。
「毎年どこかに不具合が出てくるようでは問題ですし、不便を感じることがあれば心身ともに落ち着きません。費用を抑えるべきところと、お金をかけた方が後々のためになる箇所があり、それを見極めることが大切。適正価格を提示して、お客さまにとって良い家とはどのようなものかを、プロとしてしっかり伝えていきたいですね」
(取材年月:2022年8月)
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Profile
「一生住み続けられる家」を提供する家づくりのプロ
髙橋正志プロ
建設業
株式会社タカケン
公共住宅工事で培った技術力や信頼を新築戸建に生かし「一生住み続けられる家」を提供する。快適性やランニングコストに優れた家を、適正価格で提案。プロとして、資産価値が低下しない家づくりの相談に応じる。
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