厳しい経営や家計に対し適切な対応を行う法律のプロ村上英治

厳しい経営や家計に対し適切な対応を行う法律のプロ

村上英治

厳しい経営や家計のために。パートナー弁護士と共に対応し、異なる視点から方針を検討できるのが強み

　新型コロナウイルスの感染拡大により、厳しい経済状況に置かれてしまった人もいるかもしれません。また、会社であれば倒産や企業再生、個人であれば自己破産や民事再生といった法的な対処が必要になるかもしれません。そんなとき、弁護士の力は大きな味方になります。弁護士歴22年、札幌で弁護士法人村上・久保法律事務所を運営する村上英治弁護士は、依頼者が厳しい状況を乗り切る手助けをしたいと考えています。

　村上さんは、司法試験の勉強をしているとき、同じ大学院に在籍していた弁護士から、倒産事件についての話をよく耳にしていました。司法試験の選択科目でも破産法を選択し、弁護士になると所属先の法律事務所でたくさんの倒産事件業務を担当し、経験を積みました。

　2001年に独立後、現在は、久保実穂子弁護士とともに、企業法務や交通事故などをはじめ、さまざまな依頼を受けています。中でも、企業や個人の破産や再生の申立を数多く担当し、裁判所から選ばれる破産管財人や監督委員、再生委員の経験も豊富です。

　弁護士法人村上・久保法律事務所は、村上さんと久保さんという二人の弁護士が在籍していることが特徴のひとつ。どちらかが主な担当になりますが、初回相談には常に二人が同席し、方向性を決めたり、対応で悩んだりしたときは両弁護士で相談しながら進めています。

　もともと久保さんは、大学4年生のときに村上英治法律事務所（当時）の事務職員として就職し、村上弁護士の働く姿を見たことが、弁護士を志すきっかけになったといいます。現在、村上さんは既にベテランの弁護士ですが、久保さんは7年目の若手。また、男性と女性という違いもあり、それぞれの長所を生かし、異なる視点や多角的な発想が生まれています。そんな二人が議論して方針を決定していくことが、大きな力になっています。

相談は1時間じっくり。丁寧なコミュニケーションが、的確な状況把握、最適な対応を可能にする

　村上さんが仕事をするにあたって常に心がけているのは、どのような対応が最も依頼者にとって適切であるかを判断することです。

「個人のお客さまに関しては、自己破産や民事再生などの手続きをして、本当に家計が立ち直るのか、経済的に再出発ができるのかを考えます。そのために、家計内容をお客さまと見直したりアドバイスしたりして、経済的に再出発ができるように気をつけています」

　単に現在の状況を切り抜けるだけではなく、その後も続く依頼者の生活をきちんと見据えています。それは、倒産が迫った企業でも同じです。

「企業の場合は、税理士や会計士と連携しながら、企業にとって適切な手段を選んできたいと考えています。破産をお願いしますと言われても、再生の可能性を探りますし、再生したいと言われても、無理に再生して結局破産するようなことにならないように、適切な解決方法を常に考えています」

　依頼者の立場を本当に考えるためには、現状を正確に把握することが大切です。そのためには丁寧にじっくり話を聞くことが重要になってくると村上さんは考えています。誰も自分にとって不利なことは言いたくないものです。信頼関係ができて初めて、「実は…」という話が出て来ることも少なくないことから、村上さんは丁寧に話を聞いて、信頼関係を築いて、適切に対応できるよう心掛けています。

　依頼者から丁寧に話を聞くために大切なのが、相談に要する時間。依頼者からの相談の時間を常に1時間に設定しているのも、村上・久保法律事務所の特徴です。札幌では、弁護士会が無料法律相談を始めたため、多くの弁護士事務所が無料法律相談を行っていますが、無料なだけに30分で切り上げるところも多いそうです。そういった弁護士事務所とは違って、村上さんは1時間じっくり依頼者から話を聞くことにこだわっています。

　久保さんも、「30分では、事件の大筋のお話を聞くことで終わってしまい、心の内の部分や『実は…』というところが聞き出せないんです」と言います。しっかり丁寧に依頼者の話を聞きたいという気持ちが、相談に要する時間にも表れています。

　依頼者の状況を理解し、目の前のことだけではなく、その暮らしや将来までを考えたうえで、最も適切と考える対処をする。そのようにして、村上さんはたくさんの依頼に真摯に応えてきました。

早めの相談が鍵になる。無料法律相談を気軽に利用してほしい

　村上さんへの相談は、ホームページからメールで依頼することが可能です。相談しても正式に依頼する必要はないとのことなので、まずは相談してみるのがよさそうです。特に、相談は早めにしていただくことが大切だと村上さんはいいます。

　村上さんが、「トラブルが起きる可能性があるなら、あらかじめ（トラブルを回避する）予備知識を仕入れておくための相談でもいいので、早めに相談していただきたいですね」と話すのも、依頼者のことを思ってのことです。弁護士に相談するのは少しハードルが高いと感じられるかもしれませんが、深刻な状況になる前に早めに相談するのがよさそうです。

「依頼者からご依頼をいただき何とかうまく解決をすることができて、依頼者が笑顔になるのを見るのが嬉しいです。企業再生の依頼を受けて、何とかその企業がつぶれることなく、うまくいっているのを見るのも同じです」と語る村上さん。厳しい経済状況だからこそ、強い味方となるプロフェッショナルな専門家がそばにいれば安心して過ごせそうです。

（取材年月：2020 年 10 月）

厳しい経済状況のいま、頼れる弁護士。倒産や自己破産を多く手掛けた経験をもとに丁寧・適切に対応

厳しい経営や家計のために。パートナー弁護士と共に対応し、異なる視点から方針を検討できるのが強み

相談は1時間じっくり。丁寧なコミュニケーションが、的確な状況把握、最適な対応を可能にする

早めの相談が鍵になる。無料法律相談を気軽に利用してほしい

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