不倫慰謝料、刑事事件、相続の問題に強い法律のプロ
南村早紀
Mybestpro Interview
不倫慰謝料、刑事事件、相続の問題に強い法律のプロ
南村早紀
#chapter1
「テレビや週刊誌で有名人の方の不倫がよく問題になりますが、実は、一般の方でもご依頼が多いのは、不倫の慰謝料です」
そう語るのは、札幌市中央区の「みなみむら法律事務所」代表で弁護士の南村早紀さん。東京を本店とし、全国に支店のある総合法律事務所で実務経験を積んだ後に札幌で事務所を開いて、代表弁護士を務めています。
「不倫・不貞慰謝料について、弁護士が就けば、窓口が弁護士に変わります。相手からの直接連絡や自宅や職場に文書が届くことはなくなります。当事者同士では感情的にもなりやすいですが、合意書を作成すれば、追加での請求やSNSでばらされるなどの二次トラブルを防ぐことができます」
実際に、ある依頼では交渉を進めた結果、当初請求の約6分の1にまで減額し、約2カ月で解決に至った例も。
「弁護士を入れることで相手の気分を損ねてしまうことはないかと思う方もいらっしゃると思います。相手に弁護士を入れた理由等についても伝えて、誠心誠意の対応をするためであることをご理解いただき、相手の気持ちを踏まえた交渉に取り組んでいます」
「中には、ご自分で高額な支払いに口頭合意してしまうケースもあります。口頭でも合意と判断されるため、その後に弁護士が介入しても覆せないことがあります。不利な状況を作る前に早めに相談することが、重要です」
南村さんは、日時に関わらずいつでも電話相談を受け付け、初回から解決まで弁護士が変わることなく、一貫して南村さんが担当します。
「電子契約を活用して契約書が自宅に届かないよう配慮し、連絡はメール等で行います。弁護士事務所への出入りを見られトラブルを抱えていることが知られるリスクや、打ち合わせの日程調整による解決の遅れを防ぎます」
#chapter2
南村さんは、刑事事件にも力を入れており、得意とします。盗撮、痴漢、不同意性交等の性犯罪をはじめ、窃盗、暴行、傷害、少年事件等、幅広い案件を手がけています。特に、不起訴や執行猶予の可能性を高めるといわれている示談交渉を強みとしています。
「ご依頼をいただくのは、ご本人もですが、配偶者や親御様等のご家族の方からのご依頼も多いです」と話す南村さん。気さくで話しやすい雰囲気が印象的です。
「刑事事件はどれだけ早い段階で動けたかが肝になってきます。被害者から接触があった、警察から呼び出しが来たなどのタイミングで動けるか、特に逮捕されたら至急の対応が必須です」
「警察は、逮捕してから48時間以内に検察に送致し、検察は24時間以内に勾留請求するか否かを決定します。勾留を阻止するための対応は一刻を争います。また、勾留されるまでは、弁護士以外の人の面会はできません。しかし、取り調べ等は行われるため、不利益がないように弁護活動をする必要があります」
現在、弁護士の女性比率は2割程度。その中で、刑事弁護を手がける女性弁護士は、さらに少数派といわれています。
「女性の被害者に謝罪の気持ちを伝えるのであれば、女性の弁護士に頼んだ方が門前払いされる可能性が低くなるだろうとお考えになる方もいらっしゃいます。実際に被害者の方から、女性の先生だったため、話を聞こうと思ったと言われたこともあります」
また少年事件では、SNSやアプリを通じたトラブルが増加しており、南村さんもさまざまなアプリをこまめにチェック。自らも利用することで同じ目線に立ち、相談者との信頼関係を築けるよう努めています。
#chapter3
「私の経歴は、いわゆるエリートではないんです」と南村さん。高校の情報処理科を卒業し、地方銀行に就職。金融商品を扱うための関連資格の勉強にも励みます。
学びの中で、法律は人々の生活と切り離せない存在であることに気づいたという南村さんは、銀行を退職し中央大学法学部に入学。学費や生活費を賄うため、アルバイトを掛け持ちしながら勉強を続け、法曹界の中でも一人一人に向き合える仕事として弁護士を志しました。
北海道との縁は、司法修習の地が札幌だったことから。
「食べ物も気候も人柄も魅力的で、馬好きな私にとって牧場に行けるのも楽しいですね」
現在は終活の一環として、遺言書作成・執行などの依頼も増加。相続分野では、銀行員時代に遺言相続に関するご相談にのっていた経験や、実際に銀行で発生する事務手続き等の対応経験を生かし、円滑な相続手続きをサポート。正式な回答に時間がかかる場合でも、現状をこまめに報告する姿勢が依頼者からの信頼につながっているようです。
「自分の目の届く範囲で一つ一つの案件に迅速丁寧に対応したいので、案件数に制限を設けています。今後も男女問題・刑事事件・相続の3分野を中心に、依頼者さまの利益のために尽力するという初心を貫きます」
(取材年月:2025年8月)
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南村早紀プロ
弁護士
みなみむら法律事務所
刑事事件や不倫慰謝料を請求された場合は時間に関わらず電話で相談可能。迅速な対応で早期解決を目指します。銀行員経験を生かして遺言書作成・執行にも注力。残された家族が困らないように尽力します。
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