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今枝仁プロのご紹介

人間として弁護士として、相談者の気持ちに寄り添う共感派(2/3)

大切なのは依頼者との信頼関係を築くこと。話にじっと耳を傾ける今枝さん

交通事故、医療過誤、弱者救済のために奔走する日々

 そんな中、今枝さんが弁護士に転身するきっかけとなった事件がありました。赤信号を無視した乗用車が、横断歩道を歩行中の女子高生をはねた業務上過失傷害事件です。当初、被害者のけがが軽いということで被疑者は逮捕されず、在宅事件に。でも、今枝さんが女子高生の状態を確認すると、実は前歯6本を歯茎ごと失うという重傷でした。驚いた今枝さんは、起訴事実を実態に即した重傷に訴因変更し、事件を甘くみて保険を渋っていた保険会社にインプラントの治療代を支払うように働きかけ。その結果、被疑者には、在宅から実刑判決が出されました。最終的には控訴審の情状立証のため、被害者にはインプラントの治療代が出たということですが、そのような被害者の利益のための活動は、本来、弁護士の方がより自由にでき、検察官の立場では行き過ぎになることもあります。
 こうして、今枝さんは、一人の人間として検察官として、紆余曲折の末、「弁護士の立場で弱い人を救いたい」という思いをますます強く抱くようになりました。現在、今枝さんは公益社団法人広島被害者支援センター監事を務めながら、被害者救済を軸に活動中。さまざまな分野で弁護活動を行っていますが、中でも得意としているのは交通事故や医療過誤の被害者弁護です。医療過誤は、専門知識を必要とする難しい領域。情報の開示が少なく、裁判に必要な証拠をそろえにくいため、人によっては諦めてしまうことも多い事案です。しかし今枝さんは「粘り強く交渉することで和解金が支払われることもあるので、思い切って手続きしてみることが大事」と呼びかけます。

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