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「本物と健康を追求する家づくり」を理念に掲げ始動

住宅の建設を通じて快適な暮らしを提供するプロ

山田正峰

山田正峰 やまだまさみね
山田正峰 やまだまさみね

#chapter1

「本当によい物」を届けるため、岐阜市を拠点に東海三県で住宅の新築やリフォームに対応

 「家は新しい一日を迎え、歴史を重ねていく場所です。日々の“当たり前”を紡いでいけるよう、そこに住まう人や環境に調和する住まいをご提供したいと考えています」

 そう話すのは、「建峰」の代表・山田正峰さん。岐阜市に本拠を構え、岐阜、愛知、三重の東海三県で住宅の新築やリフォームを手掛けています。

 「当方は『本物と健康を追求する家づくり』を理念に掲げ、2020年に始動しました。無垢の床材や塗り壁をはじめ、こだわり抜いた建材だけを使用し、巧みな技術で唯一無二の住宅に仕上げます」

 快適な空間で家族が心穏やかに毎日を過ごし、末永く住みつないでもらえるよう“本当によい物”を届けたいという山田さん。間取りやデザイン案を作成すると、顧客に提示する前にマイホームを建てた経験のある人に見てもらい、第三者から客観的なアドバイスをもらうようにしているそうです。

 「私たちが話を聞くのは、まわりにいる友人や知人などです。設計士やデザイナーのような専門家ではないからこそ、『この方が使いやすい』とか『これはおすすめしない』とか、忌憚のない意見をもらうことができます。生活者の視点をプランに反映しているので、皆さま喜んでくださいますね」

 また、オフィスには壁材や床材などを多数展示。実物を見て、触れてもらいながらイメージを具体化していくとか。「実際に体感してもらうことを重視しています。素材のよさを肌で感じてもらえたら、大半の方はご契約いただけますね。逆に、事務所にお越しいただけない方に商談をすることはありません」

#chapter2

顧客の声に耳を傾けるヒアリング力を強みに、理想の生活をかなえる提案を導く

 山田さんは、35歳で創業するまでに、土木業やとび職人、現場管理、ハウスメーカーの営業などに従事。建築に関連するさまざまな実務に就く中で、徐々に独立したいという気持ちが強くなったと振り返ります。「もっとこうしたらいいのに、と思う場面が何度もあって。より良い仕事を体現するために会社を立ち上げました」

 ただ、世はまさにコロナ禍。加えて木材の値段が世界的に跳ね上がった「ウッドショック」も起き、楽なスタートではありませんでした。しかしながら、現在まで堅調に顧客の数を増やし、業績を伸ばしています。「特に宣伝活動に力を入れているわけではありません。ありがたいことに、お客さまが新しいお客さまを紹介してくださっているのです」

 理想のライフスタイルを実現するため、顧客の声にじっくりと耳を傾け、心情も推し量りながら提案することを心掛けている山田さん。自社の強みをヒアリング力にあると語り、「実家の離れを改築したい」という若い夫婦の、真の課題を見いだしことも。

 「ご夫婦と旦那さんのご両親が一緒に住む予定とのことでしたが、いつも打ち合わせの際に奥さんの表情が浮かないことが気掛かりでした。『本当は、二人だけのお住まいをご希望されているのではないですか』と尋ねてみると、奥さんは首を縦に振り、『同居がすごく不安で』と打ち明けてくれました。私から旦那さんにそれを説明したところ、リフォームの話はなくなりましたが、代わりに新居のご依頼をいただきました」

山田正峰 やまだまさみね

#chapter3

「人のためになることを」という亡き母の言葉を胸に、さらなる飛躍を目指す

 わが家は自分たちが思い描く暮らしをかなえる場であり、家づくりに際しては夢があふれます。一方で、生活に根差しているからこそ、それぞれにデリケートな事情もあります。

 「状況によっては、『要望を100%伝えてくれているかどうか分からない』という前提に立ち、コミュニケーションを進めるようになりました。お客さまが口にしないけれども、胸の内に秘めている本心や本音があれば、丁寧にくみ取ることを大切にしています」

 顧客に寄り添う山田さんは、新規事業の構想も練っているそう。「まだ漠然としてはいますが、テーマは食と健康です。当社をご利用いただくお客さまに対し、住宅ローンのご相談をはじめ、少しでも日常の負担を軽減するお手伝いをしたいなと。例えば、オートミールや野菜などを定期的にお届けするようなサービスを検討しています。ゆくゆくは農業分野にも進出したいですね」

 さらに、建設業に携わる人が全国的に不足していることから業界の未来に危機感を持ち、人材育成にも取り組んでいきたいと言います。
 「私が培ってきた知見をどんどん伝えていきたいと考えています。当社にずっと勤めてほしいとは思っていません。むしろ、当社から羽ばたいて大きな舞台で活躍してくれる人材をたくさん育てたいですね」

 亡くなった母親の喜代美さんから言われた「あんたは人のためになることをしなきゃ駄目や」という言葉を大事にしている山田さん。「お客さまや後進のために力を尽くしたい」と語ります。

(取材年月:2023年1月)

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山田正峰

住宅の建設を通じて快適な暮らしを提供するプロ

山田正峰プロ

建設業

建峰株式会社

経営理念は「本物と健康を追求する家づくり」。無垢の床材や塗り壁など素材にこだわっています。お客さまのご要望を丁寧にお聞きし、単に住めるだけの場所ではなく付加価値のある住宅をご提供します。

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