患者さんに寄り添う泌尿器科疾患のプロ
石橋啓
Mybestpro Interview
患者さんに寄り添う泌尿器科疾患のプロ
石橋啓
#chapter1
郡山駅西口から北へ徒歩約5分の場所に、1977年に開院した『石橋医院』があります。40年に亘り、地域の皆様の健康を守ってきた名誉院長の石橋久幸さんの後継者として、2019年4月に院長に就任した石橋啓さん。やさしい笑顔と親しみやすい雰囲気で患者さんを迎えてくれます。
石橋さんは、福島県立医科大学大学院にて尿路感染の研究で医学博士を取得後、二本松病院、太田西ノ内病院、福島赤十字病院、ドイツのマインツ大学に勤務しながら研鑽を積み、福島県立医科大学泌尿器科の准教授時代は、前立腺癌および進行性腎癌治療を専門としていました。「福島赤十字病院時代にウイルスを使った遺伝子治療の講演会を聞いて興味を抱き、その後、県立医大でウイルス感染と細菌感染の研究も継続して行いました」と常に熱心に取り組む姿勢で豊富な経験と知識を培いました。
現在は、泌尿器科、前立腺癌、皮膚科を中心に診療を行い、頻尿や尿漏れの悩みや性感染症の不安など幅広い症状に対応する地域医療の「かかりつけ医」として頼られています。特に、尿漏れや排尿時の痛みなど泌尿器系の悩みや性感染症などのトラブルは他人には話しにくいもの。「病院に行くことさえためらってしまうデリケートな悩みだからこそ、患者さんの声に耳を傾け、安心して頼ってもらえる環境づくりにも力を入れています。一人で悩まずにご相談ください」と呼びかけます。
#chapter2
「地域の皆様が健康で長生きできる環境づくりと患者様に寄り添った診療」をモットーとする石橋さん。泌尿器科の専門医として、膀胱炎、尿道炎、性感染症などの感染症、前立腺癌の薬物療法に加え、前立腺肥大症や過活動膀胱などの泌尿器疾患を専門としています。また、コンジローマ、帯状疱疹、ヘルペスウイルス、インフルエンザなどのウイルス感染症、蕁麻疹などのアレルギー疾患や腎機能温存を目指した高血圧、高脂血症コントロールまで、多岐にわたる分野の診察で患者さんの思いに寄り添います。
「頻尿や尿漏れは適切な治療を受ければ改善の見込みがあるにも関わらず、高齢だからとあきらめてしまう方も少なくありません」と指摘する石橋さん。加齢とともに前立腺が大きくなることで、さまざまな排尿障害が出る前立腺肥大症も多くの男性に見られる病気の一つです。「泌尿器系に違和感を覚えたら、すぐに専門医を頼ってほしい」と言います。また、近年注目を浴びている性感染症も同様で、相談しにくいケースが多いことを心配します。「泌尿器科がもっと身近に相談できる存在になることも大事だと思います。地元密着のクリニックとして、治療することによって明るく前向きな日常生活を送れることを広く伝えていきたいです」。高齢化社会において、泌尿器科の認知度を高めることも新たな目標です。
#chapter3
「クリニックは患者さんが最初に訪れる場所なので、気持ちに寄り添いながら適切な治療をすることを大事にしています」と話す石橋さん。大学病院での経験を生かし、さまざまな症状を見極め、一人ひとりに合った治療法を患者とともに考える姿勢が信頼を得ています。また、石橋医院の近くには寿泉堂総合病院もあり、「前立腺癌の場合、放射線治療が合う場合は総合病院と連携した治療をすすめ、私も精いっぱいサポートします」。
以前、癌と告知された患者で、薬のみでは再発し、放射線治療を加えた方が良いと考えられる方がいましたがなかなか治療方法に納得せず、最後は奥様の説得で放射線治療に踏み切ったそうです。「その方は放射線治療が合っていたようで、治療後、腫瘍マーカーが完全に陰性化しました。前立腺癌と診断されたからといってあきらめないでください。たとえ手術が難しい年齢の方でも、医学は機械も薬も進化しているので、治療法が合えば治癒率はかなり高くなります」と教えてくれました。石橋医院の患者には高齢の方も多いので、なるべく身体に負担をかけない優しい治療も心掛けています。
大学病院や総合病院を経て、地元に根差すクリニックの院長として新たな医師人生が始まった石橋さん。地域社会における泌尿器科の果たす役割を見据え、広い知識でさまざまなアプローチを続けます。身体のことで不安や心配があったら、まずは気軽にご相談ください。
(取材年月:2020年4月)
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Profile
患者さんに寄り添う泌尿器科疾患のプロ
石橋啓プロ
医師
医療法人 石橋医院
長年、泌尿器科専門医として研究・治療に携わってきた豊富な経験と知識が信頼を得ている。泌尿器科、皮膚系疾患のほか、ウイルス・細菌感染症などに強みを持ち、患者さんに寄り添った診察で最善を尽くします。
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