職人集団を率いる外壁塗替リフォームのプロ
漆﨑隆一
Mybestpro Interview
職人集団を率いる外壁塗替リフォームのプロ
漆﨑隆一
#chapter1
福井市西木田にある株式会社パンセ漆崎隆一塗装店は、専門分野である外壁の塗り替えをはじめとした総合リフォーム・増改築を手掛ける会社です。明るく、開放的な雰囲気の本社ショールームでは、大きな字で「心」と染め抜かれた暖簾がひと際目につきます。「先代である父は、『この仕事を通してお客様に幸せを届けたい』という意識を強く持っていたのです」と話すのは、二代目の漆﨑隆一さん。
会社は先代が塗装店として1970年に創業し、塗装業を営んできました。27歳で社長に就任した漆﨑さんは、『より多くの福井の方にも幸せを届けたい』という想いを実現するために、2003年に総合リフォーム業に進出。確かな仕事ぶりから、口コミを中心にして着実に業績を伸ばしてきました。
漆崎隆一塗装店は、“職人集団”を謳っているのも大きな特徴です。漆﨑さんは、塗装や大工、左官職人など、社員、専属を含めると二十数名の職人を率いる親方でもあります。「お客様に幸せを届けるという意識が、職人一人ひとりにまで徹底しているのがうちの一番の強みです。基本的には、現場管理を置いていません。それは、技術力を持った職人一人ひとりが、現場で責任を持って裁量しているからです」と話します。
漆﨑さんは、何より誠実さと笑顔、そして職人の「心」を大切にして、仕事に臨んでいます。「職人に常々話しているのは、仕事とは本来楽しんでやるものだということ。お客様に喜んでもらえること、技術が上がること、さらに言えば、人生の幅が広がることも楽しみの一つです」。もともと塗装職人でもあった漆﨑さんは、人生を色にたとえて、こうも話します。「仕事を通して、自分の人生の色、お客様の人生の色を、より明るい色に塗り替えていくことが、塗り替えリフォームの醍醐味であると思っています」
#chapter2
現在の業務は、経営全般と顧客との応対などの営業活動が中心です。顧客の夢を叶える堅実な仕事を心掛けているため、値段での競争はしていませんが、要望についての聞き取りにはこだわっています。「話をしていくうちに、ほとんどのお客様は『もちろん安いに越したことはないけれど、大事なのは要望通りに仕上がるのかどうか。こんな色に仕上がったら楽しいだろうな』という想いに気がつかれる事が多いのです。それを叶えるために精一杯させていただくのが、私たちの仕事だと思っています」
建築塗装業界には、職人の技術力向上と業界の発展等を目的にしている「日本建築塗装職人の会」という団体があり、全国の塗装店約200社が加盟し、漆崎隆一塗装店もその1社です。会は、いろんな活動を行っていますが、技術力や施工実績に優れた塗装店を毎年表彰しています。2009年に開催された「日本建築塗装職人の会PowerSumit2009」において、漆崎隆一塗装店は栄えある最高金賞に選ばれました。各塗装店の実績を主催者側が顧客の声などを基に客観的に判断したものです。現在までに全国でも3社のみの受賞で、北信越では漆崎塗装店ただ1社。高い技術力と信頼の証しといえるものです。
#chapter3
「地元の幼稚園・保育園児に職人の仕事を見てほしい」と、毎年2月には手形作りのボランティア活動にも取り組んでいます。2004年から行っているもので、30センチ四方の木枠にセメントを流し込んだ土台に園児たちが手の平を押しつけて作製。完成した手形は卒園式にプレゼントしています。毎年、市内の4~6園で行い、地元の新聞にも取り上げられるなど、好評を得ています。「もともと『幸せを届ける』一環として始めたのですが、うちには大工や左官、塗装職人がいます。これら職人が関われるものとして手形作りを選びました」
「パンセ」とは、フランス語でパンジーの意味。信頼・信用という花の持つ意味にあやかって、先代親方が命名したそうです。本社ショールームの一角では、実は奥様がネイル・脱毛・エステと犬のトリミングのサロンを運営しています。「ネイルも脱毛、エステもきれいにしていく仕事。リフォームを含めて、うちは全てがきれいにしていく仕事に携わっているんですね」と、漆﨑さんはにこやかに話します。
(取材年月:2014年3月)
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職人集団を率いる外壁塗替リフォームのプロ
漆﨑隆一プロ
職人
株式会社パンセ建築士事務所 ペイントパンセ
建築リフォーム知識が豊富かつ技術者経験での施工知識も圧倒。育成能力も高く、自社育成職人施工は適正価格で一流技術と高耐久、そして長く飽きの来ないデザインであるナショナルリフォームスタイルを体現している。
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