親身になった対応で地域に貢献する法律のプロ
杉谷英昭
Mybestpro Interview
親身になった対応で地域に貢献する法律のプロ
杉谷英昭
#chapter1
司法書士、土地家屋調査士、行政書士の3つの資格を有する杉谷英昭さんは、敦賀市内で杉谷総合司法書士事務所を開設し、地域の法律のパートナーとして活躍しています。
母親も司法書士で、普通の専業主婦からの転身でした。そのとき小学6年生だった杉谷さんは、まだ仕事内容までは理解していませんでしたが、いろんな役職も引き受けて、明るく生き生きと働く母の姿を見るうちに「地域のために、いろんな人のために役立つ仕事」だと感じるようになったといいます。その後、理系に進路を選びましたが、20歳のときに司法書士になることを決意。大阪で丸3年間の資格を取得するための予備校通いを経て、24歳で司法書士試験に合格しました。
司法書士の仕事は多岐に渡りますが、杉谷さんはその中でも相続に関する業務に力を入れており、提案やプランニングを大切にしているのが特徴です。不動産の名義変更、預貯金の解約・名義変更、相続税の申告など、相続の手続きは、ある人が亡くなってからの相談が通常ですが、杉谷さんは個人がまだ元気な生前からの相談も重視。「どうすれば税の負担を軽く、財産を引き継げるか」などのアドバイスをしています。また、中小企業の社長に対しては、次代に財産だけでなく事業を引き継ぐための相談にも乗っています。
ときには財産の相続をめぐって兄弟間で揉めるケースもあり、相続を“争続”という人もいるそうです。そんなとき杉谷さんは「親御さんは、遺産の取りあいのために、がんばって財産を残されたわけじゃないと思いますので、ちょっと冷静になって考えてみてください」と呼びかけて、仲直りを促すように心掛けています。
#chapter2
判断能力が不十分な本人に代わって財産管理などをする「成年後見」も司法書士の業務の一環です。杉谷さんは、担当している認知症の高齢者の方に対しては、入所している施設に「どうですか」と度々様子を見に行くようにしています。また、精神的な障害がある方に対しては、日常のちょっとしたことでも相談に乗ったりと、業務以上に心のつながりを大切にしています。
土地を購入したときや建物を新築したとき、住宅ローンを完済したときなどに必要となる不動産登記は、司法書士の主要な業務ですが、一般の人にとっては、人生の中で数回しかないこと。杉谷さんは「当たり前のように仕事があるのではない」と、日頃からスタッフにも諭すと共に、自身の胸にも刻み込んでいます。「たとえば住宅ローンは20~30年かかって完済するもので、その裏にはお客様の苦労があり、ドラマがある」。登記手続きが済んだ後は、依頼主に権利書を渡しますが、杉谷総合司法書士事務所では、「大切な財産の証し」としての意味を込めて、また、しっかり保管もできるようにと特注のファイルに綴じて渡しています。
建物を新築したときに最初に行う「建物表題登記」は、土地家屋調査士しか行えない業務で、この手続きが終了した後に、司法書士が行う担保の設定などの手続きに移ります。その点、杉谷総合司法書士事務所ではトータルに仕事を引き受けることができるので、時間が短縮できるのもメリットです。
#chapter3
杉谷さんは、知り合いの社長から言われた「法律で困ったときに、一番に杉谷の顔が思い浮かぶようでないと…」との言葉から、仕事を丁寧にきっちりとするのはもちろん、いつも笑顔も絶やさないようにも心掛けています。また、お客様への年賀状や暑中見舞い状にも、手書きで一言、感謝の言葉を添えて出すようにしているそうです。「報酬以上の喜びを返して、地域の人に役立ちたいですね」。
「元々、運動は得意ではなかった」という杉谷さんですが、オフタイムにはマラソンを続けています。しかも、年一回は、フルマラソンの42.195㎞を走っています。数年前、一番目の子供さんが心臓病で、1歳のときに手術を受けなければならなくなり、「父親としていいところを見せたい」と思ったのがきっかけでした。手術が無事済んだことへの感謝も込めて、寄付をして東京マラソンチャリティに参加しました。以来、ずっとマラソンを続けていて、日頃は週3~4回、早朝や深夜の空き時間に約10㎞を走っています。このマラソンをやるようになってから、以前は悩みの種だった肩凝りの症状もなくなるなど、仕事にもプラスになっています。
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司法書士
杉谷総合司法書士事務所
司法書士、土地家屋調査士、行政書士の資格を有し、総合司法書士事務所としてワンストップで対応。特に相続関連業務に力を入れており、個人が元気な生前からの相続税節税対策等、提案、プランニングを重視している。
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