社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ
北出慎吾
Mybestpro Interview
社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ
北出慎吾
#chapter1
‟社会保険労務士“という言葉を辞書で調べると、‟社会保険と労働保険に関して、行政機関に提出する書類・帳簿の作成、相談と指導を行う人または資格”とあります。しかし実際、社労士のイメージを思い浮かべた時に‟書類・帳簿の作成”業務にはなじみがあっても‟相談と指導”の部分にはピンとこない人が多いのではないでしょうか。
「経営者に『経営をする上で頼りにしているのは?』という質問をした結果、税理士、銀行…などの名前が挙がる中、社労士はトップ10にも入っていなかったんです。人事・労務管理に携わる‟人の専門家”として国家資格にもなっているのに、経営者にとっては社労士の存在意義がまだまだ認知されていない現状に愕然としました」と話す北出経営労務事務所代表の北出慎吾さん。31歳で事務所を設立・開業し、情熱を持った若手社労士として意欲的に活躍する北出さんは、こうした現状を変えたいと人事制度の構築や社員研修、セミナー、講演など、社労士の資格と経験を活かした様々な活動に取り組んでいます。
会社とは経営者と労働者、両方の歯車がうまくかみ合わないと前に進むことができません。北出さんはコンサルティング会社での勤務経験から‟会社の成長=社員の成長”であることを実感し、人に携わる仕事がしたいという思いから社会保険労務士の資格を取得。社長の話を丁寧にヒアリングした上で、経営サイドに立ったアドバイスや労務トラブルの対応、また、会社を成長に導くための人事制度や社員教育の提案にも力を入れています。
こうした情熱と行動力が形となり、現在は従業員1名~500名規模まで幅広い企業と顧問契約を結ぶ北出さん。インターネットの進化によって専門家でなくても手続き業務が出来るようになりつつある現状の中、社労士本来の仕事を追求し福井No.1を目指す北出さんの活躍は多くの経営者から注目を集めています。
#chapter2
北出さんにとって、現在の仕事につながる大きな転機は26歳の時。‟経営学の父”‟ビジネス・コンサルタントの創始者”として知られるピーター・ドラッカー氏の弟子によるセミナーに参加した時のことでした。
「セミナーの中で‟仕事におけるあなたの使命は何ですか?”と尋ねられたのですが、答えられませんでした。それ以来、働くことの意味、自分にできることは何かを常に考えるようになりました」と話す北出さん。会社の業績アップに貢献したい、という思いを突き詰めていくうちに、その答えが日本における全企業の実に99.7%を占める中小零細企業を元気にすることにあると気付かされました。
「中小企業の社長からは経営のことを相談する相手がいない、社員教育まで手が回らないという悩みが多く聞かれます。そうした部分をサポートし、頼りになる存在になれれば」と北出さん。これまでのイメージと違う社労士の情熱や仕事ぶりに信頼を寄せる経営者も多く、北出さんが代表を務める若手経営者を対象とした異業種勉強会・交流会「ふくいベンチャー.com」や経営スクール「実践行動塾」への参加者も増え続けています。
#chapter3
幼少期から大学卒業まで野球一筋で過ごす中、チームワークの素晴らしさを学び、リーダーシップ、精神力を養ってきた北出さん。スポーツを通して培った挨拶や上下関係、言葉遣いなどが今の仕事にも大いに役立っています。また、決して天才肌ではなく量げいこでカバーしてきた経験から、継続が力に、努力が結果に結びつくことを誰よりも実感しています。そんな北出さんが仕事をする上で最も大切にしていることは‟楽しむ”こと。
「自分自身も経営者として増収増益を目指す一方、自分の仕事に誇りを持てるような会社づくりをしていきたいと思っています。スタッフと共に常に成長を楽しみ、お客様からいつでも気軽に相談してもらえるような存在になれれば」と話す北出さん。
北出さんの事務所では労務管理の届け出・手続きの期限、助成金の情報などが入ったオリジナルカレンダーを作製したり、北出さんの似顔絵やコメントを付けた栄養ドリンクを用意したりと、遊び心ある様々なサービスも行なっています。こうした柔軟な発想力と心配りからも、仕事に対するこだわりとお客様本位の姿勢が伝わってきます。
(取材年月:2014年4月)
リンクをコピーしました
Profile
社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ
北出慎吾プロ
社会保険労務士
北出経営労務事務所
顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ福井に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または福井テレビが取材しています。[→審査基準]