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さまざまな技術を駆使する全顎治療に強い

全顎治療に強い歯科医師

大林弘治

全顎治療に強い歯科医師  大林弘治さん
大林弘治さん治療風景

#chapter1

インフォームドコンセントを重視。欠損補綴という専門領域を持つ

 幕張本郷駅からバスで5分の閑静な住宅街。大林歯科医院を訪れたのは、午後の診療を控えた昼休みのことです。鍵のかかったドアに手を掛けると、それに気付いたスタッフの女性が、急患と思ったのか、「どうされました?」と声をかけてくれました。そのやさしい対応に、地域で信頼される歯科医院であることがわかります。
 
 一般歯科、小児歯科、歯周病、予防歯科、矯正歯科、口腔外科、インプラントなど、幅広く診療に対応。また、早くからCCDカメラ、CT、マイクロスコープなど最先端機器を導入してきました。2代目院長の大林弘治さんは、多角的なアプローチで、歯科医として地域医療に貢献しています。

 大林さんが診療において大切にしているのは、インフォームドコンセント。「治療方法が幾通りかあった場合、それぞれのメリット、デメリットを丁寧に説明した上で、ご自身で選択していただき、治療計画を立てています。治療の経過は、写真で提示。患者さんが安心して治療を受けられるように配慮しています。当たり前のことですが、患者様への『思いやり』は、とても重要なこと。常に『自分が患者様の立場だったら』を考え、患者様に寄り添った治療を心がけています」

 患者さんは、子どもからお年寄りまで年代は幅広く、口コミでやってくる人が多いのも特徴です。その技術への信頼性の表れといえます。

 専門は、「欠損補綴」という領域です。何らかの原因で歯を失った場合に、クラウン(被せ物)やブリッジで歯の機能を回復させる治療です。日本大学歯学部補綴学教室Ⅲ講座に4年間在籍。大学病院で治療を行いながら、被せ物の材料についても、最新の研究データをリサーチするなど研鑽を積んできました。

「講座には、著名な先生や先輩も多く、刺激を受けました。今でも、世界有数の歯科技工士さんらとともに、定期的に勉強会に参加しているので、被せ物には強いです。金属やセラミックなど、さまざまありますが、患者様の状態や希望に合ったものを選んでいます」
 歯科技工士さんとも密に連携。被せ物は完成前に患者さんに確認してから装着するなど、機能と審美性の両面に配慮しています。

 また、インプラントのほか、抜歯した箇所に、親知らずを抜いて移植するなど外科治療も得意とするところです。

#chapter2

全顎治療のため遠方からも治療に訪れる患者さんも

 さらに、大林さんが強みとするのは、「全顎治療」です。さまざまな技術を総動員して行うもので、遠方から治療に訪れる人も少なくありません。

「全顎治療は、噛み合わせや金属の被せ物をセラミックに変えたいといった審美性も含めて、口腔内全体をベストな状態に持っていく治療です。噛み合わせ、歯周病、虫歯などは、単体でみるとよくあるトラブルですが、その部分だけを治しても、しばらく経つと再発したり、予後が悪いことがあります。たとえば、虫歯にしても、ただ削って詰めるだけでは根本的な解決にはならず、噛み合わせから改善が必要な場合もあります。必要であれば、矯正歯科医と連携して、口の中を土台から治していきます。口の中をできるだけいい状態に保つには、全顎的なアプローチが有効だと実感しています。同時に、複数のトラブルがあるときも同様です。治療期間が長く、自由診療になることもありますが、結果的に、患者様により良い治療が提供できていると自負しています」

大林歯科医院スタッフ

#chapter3

子どもの頃から手先が器用。歯科医の父に憧れ、同じ道へ

 外科治療が得意というだけあって、子どもの頃から、手先が器用だったといいます。
「折り紙は角をぴったり合わせて折ることができましたし、プラモデルも得意でした。夏休みは、歯科医院の技工室に入り浸り、余った材料で詰め物を作って、よく遊んでいました。歯科医院特有のレジンという詰め物の匂いが好きでしたね」

 その中で、患者さんに感謝される父の姿を見てきたという大林さん。中学2年のときには、歯科医になろうと決めていたそうです。

 父親の跡を継ぎ、大林歯科医院で治療を始めるようになってからも、インプラントを学ぶなど、技術の研鑽に熱心に取り組んできました。「自分の技術で、患者さんに喜んでもらいたい」という、歯科にかける熱い思いが伝わってきます。

 しかし、「どこを治したかわからないほどの技術を提供できますが、やはり自分の歯にはかないません。予防歯科も大事です」と大林さんは話します。
「死ぬまで自分の歯でいるためにも、特に症状がなくても来ていただきたいですね。痛みが出ているのは、かなり進行している証拠です。そうなると抜歯しか選択肢がなくなってしまうことも。虫歯も歯周病も感染症で、一度治しても、歯磨きのやり方によっては、再発してしまうものです。大事に至らないためにも、予防するという意識で歯科医院にかかることが大事だと思います」

(取材年月:2020年2月)

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大林弘治

全顎治療に強い歯科医師

大林弘治プロ

歯科医師

大林歯科医院

審美性も含め、虫歯、歯周病、噛み合わせなど複数の疾患を全顎的に考慮しながら、口腔内全体を治療していく全顎治療に強い。

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