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企業の“財”(たから)である“人財”を生かすための仕組みを構築し職場環境づくりをサポート!

会社の課題を明確にし社員が育つ仕組みづくりをサポートするプロ

神成修太郎

「五所川原サポートオフィス」神成 修太郎さん
お客様との打合せ風景

#chapter1

経営者の悩みを「課題」として「見える化」。会社・社員に好循環を生み出す「労働のエキスパート」

 「職場の環境を改善したいが、日々の仕事に追われて労務管理にまで手が回らない。そもそも何から着手すべきか、誰に相談すればいいのかもわからない」。「経営者としてこんなに頑張ってるのに…社員が定着しないのはなぜだろう?」。“働き方”に対する概念や価値観が多様化している今、こうした悩みを抱えている経営者も少なくありません。

 「経営者の方々の漠然とした悩みを整理し、“課題”を明確にしたうえで、経営者と従業員のパイプ役となって『社員が育つ仕組みづくり』を考案・サポートするのが私の仕事です」と、語るのは神成修太郎さん。社会保険労務士(以下 社労士)、人財経営コンサルタントの2つの肩書きを持ち、津軽地域を中心に県外を含め100社を超えるお客様のサポートを行っています。
 神成さんは、2004年に五所川原市で社労士として独立開業し、2009年に社労士・行政書士の合同会社「五所川原サポートオフィス」を設立、その後自らの理念を追求すべく2019年に独立し、「東北ビジネスサポート」を設立。現在社労士2名、スタッフ1名が業務にあたっています。

 社労士は、就業規則の作成や変更、人事・賃金・労働時間の相談、雇用管理・人材育成などを行う、言わば“労働に関するエキスパート”。なかでも、神成さんが最も得意とするのは、企業の“財”(たから)である「人財」を生かすための仕組みづくりです。そのため、経営者の経営観や社員との関わり方、経営理念などを丁寧にヒアリングするところからスタート。顕在的な問題点だけでなく、潜在的な問題点も明らかにし、そのうえで、どんな会社にしたいのか経営理念を明確にしていきます。

 「会社を経営するのも、働くのも“人”。ですから、信頼関係がないままルールや規定だけ設けても問題解決には至りません。法律を振りかざすのではなく、いかに良い関係を築いたうえで仕事のやりがいにつなげていくか。この“仕組みづくり”がカギです」。

#chapter2

サポートによって社員の結束が生まれ、FC全国110店舗中1位に輝いた事例も

 神成さんは、大学卒業後、東京の自動車販売会社などで営業マンとして働いていましたが、帰郷して一念発起、社労士の資格を取得しました。「東京時代、就業規則のことで納得がいかず、社長と何度か話し合ったことがありました。その時に抱いた労働者側の不安や不満、また、一方では現在の経営者としての立場、双方の気持ちがわかるからこそ、両者をつなぎ改善策を提案できるのが私の強みです」。

 神成さんのもとを訪れる事業主は、社員数30名未満の中小零細企業がほとんど。なかには、経営者と社員のコミュニケーション不足からトラブルにつながっているケースもあると言います。
 数年前のこと。社員の出入りが激しい小売店で、新規出店の店舗において社員全員が同日に辞めるという事態が発生。頭を悩ませた経営者から、神成さんに相談が持ちかけられました。ヒアリングを重ねるなか、経営者は「社員を大切に、ずっとつながっている会社をめざす」という理念を提示。経営者と社員が互いに思いを伝え合い歩み寄れる仕組みをつくったところ、それが若い社員の心に徐々に響き始め、社内に結束が生まれ、ついには全国フランチャイズ110店舗中1位という成績につながったといいます。

 「社長が社員と真剣に向き合うことで人の心が動き、会社はこんなにも変わるんだと実感した瞬間です」と、声を弾ませる神成さん。「社内の雰囲気が明るくなった、若いリーダーが生まれ、彼らを中心に建設的なアイデアや提案が出されるようになった、などの報告を受けるたび、この仕事を選んで良かったと、喜びでいっぱいになります」。

お客様の会社での打合せ風景

#chapter3

「経営者が使命を胸に立ち上がり、社員が満足する環境をつくる」をスローガンに!

 多忙な日々のなか、プライベートの時間も大切にしているという神成さん。8歳と5歳のお子さんが通う小学校・こども園では、 PTA ・保護者会の会長を務め、家事や育児にも積極的に参加するイクメン・カジダンです。
 また、スコップを三味線に見立てて栓抜きをばち代わりに軽快にたたき鳴らす、「津軽すこっぷ三味線」では“準師範”の免許を持ち、さまざまなイベントに参加。「第4回津軽すこっぷ三味線世界大会」では抱腹絶倒のパフォーマンスを披露し、団体戦優勝を果たしました。オンもオフも全力でさまざまな業種の人と交流する経験は、神成さんの人生の糧となっています。

 「今、“働き方”がクローズアップされていますが、高齢化が進むなか今後は介護問題にも対応できる柔軟なワークスタイルが求められることが予想されます。経営者が使命を胸に立ち上がり社員が満足する環境をつくると決意すれば、会社は必ず変わります。そんな経営者の方々と社員を安心と信頼の絆で結んでいくお手伝いがしたいですね」と、神成さん。提案力・実行力に優れたビジネスパートナーとして信頼が寄せられています。

(取材年月:2017年5月)

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専門家プロフィール

神成修太郎

会社の課題を明確にし社員が育つ仕組みづくりをサポートするプロ

神成修太郎プロ

社会保険労務士

社会保険労務士法人東北ビジネスサポート

中小零細企業の「外部の人事部長」的な役割を担い、社員が情熱を持って働き、経営者が本業に集中できる環境づくりを行います。

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