PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

元気な地元企業を増やし、経営者と社員を幸福にする経営のパートナー。ちょっとした悩みも気軽に相談を

家計から経営まで経済的側面から夢の実現を支えるプロ

長内広文

家計から経営まで経済的側面から夢の実現を支えるプロ 	長内広文さん
長内広文さん相談風景

#chapter1

人生をよりよくするためのお金の使い方とは? 幅広い知識を持つFPが家計も経営もサポート

 結婚・出産・住宅購入・介護・相続…。生きていれば誰でも経験しうるさまざまなライフイベント。喜びに哀しみに、常につきものなのがお金です。大切なお金は上手に使いたいもの。そんなときに頼りになるのがファイナンシャル・プランナー(FP)です。
FPはライフプランニング・社会保険・金融資産運用・税金・不動産・相続などお金に関する幅広い知識を備え、〝家計のホームドクター〟とも言われます。

 FPの中でも国際的に認められた上級資格『CFP®』と、国家資格の最高峰『1級ファイナンシャル・プランニング技能士』資格を持つ長内広文さんは、八戸市で有限会社長内FP事務所を運営。市内を中心に青森県南・岩手県北の法人・個人に向けてサービスを提供してきました。人生のどこでどのくらいお金がかかるのかを見通して計画を立てるライフプランニングから、企業の開業支援、経営サポートまで手がけます。

「法律なら弁護士や司法書士、税金なら税理士と各分野に専門家はいますが、『誰に相談すればいいのか』を見極めるまでが、まず大変だと思うんですよ。だから私の役割はほかの士業の専門家と並び立つのではなく、お客さまの側に立ち、傾聴して一緒に考えること。手続きをしたり、専門家につないだりするのは手段であって、目的はお客さまの夢や目標を叶えること、悩みを解消すること。そしてよりよい人生を送っていただくことです」

#chapter2

他の士業がカバーできない些細な悩みも受け止められるのがFPの強み。顧客目線にこだわり抜いた15年

 長内さんは起業前、約20年間税理士法人に勤務。多くの経営者の相談を受け、税務会計をはじめ相続・保険・人事などに携わってきました。30代で管理職を任され、充実した日々。しかし一方で、頑張るほどに葛藤が深まるのも感じていました。
「税理士法人の職務の範囲は法律で定められており、ある意味、決算書を出すことが一つのゴール。しかし経営に明確なゴールはないし、経営者の悩みは多様。職務の枠からはみ出す相談を受けたとき『できません』と言わざるを得ないのが情けなくて…」
 
 だからFPという仕事を知ったときは、胸が躍ったといいます。
「他の士業で対応できない細かい相談にも乗れる。正解やゴールに向かうのでなく、お客さまと築いていく。私が目指すものはこれだ!と」
 資格を取得し2005年に起業。しかしはじめは「何をやる人?」と訝しがられ、「保険屋さんでしょ?」と言われることもしばしばだったとか。
「FPはとにかく業務の幅が広い上に、専門家としての認知度が低い。保険代理業を得意とするFPもいますし、致し方ないですね」と苦笑する長内さん。相談料無料が多い中、あえて相談料を設定しているのは、業界へのそんなあやふやな認識に一石を投じたいからです。特定の保険・金融商品を勧めることはせず、プロとして本当に顧客目線に立ったサービスを提供する!というプライドがここにあります。
 
 我が道を行くこの姿勢が地域の経営者の信頼を得て、口コミで法人の顧客が増えていったのは、起業から3年後のことでした。

ホワイトボードの前に立つ長内広文さん

#chapter3

目標は「いいホワイトボードになること」⁉ お金を通じて人生と向き合い、夢を叶えてほしい

 建設・医療・ITなど多彩な企業の経営サポートを行う長内さん。大きな特徴は、社員教育も担っている点です。
企業の福利厚生の一環として1社1社を定期的に訪問。スタッフ面談を行います。社員全員と1人平均1時間かけて話を聞き取り、多いときは1カ月で約100名と面談したことも。時間とエネルギーの要る仕事ですが、「フェアに扱わないと全体像が見えないので、とにかく全員と会う。それが会社のリスクの全体像を把握することにつながります」
 また、長内さんは職場のメンタルケアを行う専門資格を保有。経営者と社員の双方に対しての守秘義務履行を徹底しているので、安心して話せると好評です。
「おかげさまでリピーター率はとても高いです。20代の女子社員が彼氏の話をしたり、40代のベテランが子育てと住宅ローンの話をしたり。社員さんには、よく分からないけどちょっと役に立つ〝レンタルおじさん〟とでも思ってもらえれば、ちょうどいいかな(笑)」

 今後の目標を尋ねると「いいホワイトボードになる」との答えが。その心は?
「私をお客さまの〝ホワイトボード〟として使ってほしいです。ボードに書いたり消したりするように何でも話して、そうしながらご自分の考えや気持ちを整理する。特に経営者の方は相談できる人がいない場合が多い。私を上手に使っていただけたら」

「たまに『どうすれば儲かりますか?』と聞かれるんですが、私には答えらない。何のためにどのくらい儲けたいのか。リスクについてどう考えるか。人によって違うからです。お金は大事なものですが、もっと大切なのは人生。お金を通じて人生と向き合い、ご自分の本当の望みを叶えてほしいですね」
最後にこう強調した長内さん。飄然としながらも時おり熱く語る姿に、「頑張る人と企業を応援したい」という信念が見えました。

(取材年月:2020年3月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

長内広文

家計から経営まで経済的側面から夢の実現を支えるプロ

長内広文プロ

ファイナンシャル・プランナー(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)

有限会社 長内FP事務所

思い描く事業計画を実現するため経営を数値化・分析してアドバイスを行うとともに、社員面談などを通して経営者・社員のライフプラン・キャリアプラン実現も支援。各分野の専門家と連携し夢を叶える道筋をつけます。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ青森に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または青森放送が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO

Other Interview