「雨漏検査技師」が雨漏りの原因を突き止める（1/3）

老舗の板金屋に師事し28歳で起業　雨漏検査技師への道程

長年培った建築板金の腕前を生かし、「雨漏り検査」のプロとして活躍するのは、大石田町の「株式会社笹金板金」代表取締役の笹金征夫さん。建物の構造を熟知しているからこそ、見つけづらい雨漏りの原因を絞り込むことができ、今まで数々の成果を上げてきました。
笹金さんは、農業を営む家に育ち、28歳の時に自ら笹金建築板金を創業、38歳で「株式会社笹金板金」として法人化しました。
「初めは、知り合いに紹介されて板金の手伝いを始めたのですが、やっとみると意外に面白い。高度な技術が必要な屋根づくりに挑戦して、完成した時の達成感は格別でした。」その後、しにせの板金屋に7年ほど師事して技術を磨き、1999年に自分の会社を立ち上げました。当時は景気が低迷していたため、「周囲からは『やめたほうがいい』と言われましたが、逆に『やってやる』という気持ちでここまで続けて来ましたね。」
会社の設立後は仕事がある時に声を掛けてもらえるよう、いろいろな所に顔を出して売り込みを図りました。一方で屋根や壁の施工に従事し、全国的にも珍しい取り組み「雨漏り検査」を導入。今では弟子が独立して店を構えるまでになりました。
プライベートでは、現在は3人の子を持つ父親。休みの日は、娘の部活であるバレーボールの試合に応援に行ったり、家族で買い物をしたりと家族の時間も楽しむ優しいお父さんです。

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