屋根、外壁と家の修繕なら何でもお任せのプロ
門間延行
Mybestpro Interview
屋根、外壁と家の修繕なら何でもお任せのプロ
門間延行
#chapter1
南陽市の門間板金加工所は1916(大正5)年に創業した、100年以上にわたり地元に密着した事業を展開している会社です。発足当時は木の皮を用いて屋根をつくる「木羽屋根ぶき」を中心に事業を展開。その後、金属を用いた屋根ふきやブリキ加工などを手掛けてきました。今は3代目社長・門間延行さんの下、屋根をはじめとした建築板金の分野から塗装、外壁、外構、太陽光発電設備などさまざまな分野を扱うようになり、「家の修繕のことで困ったら何でもご相談ください。長年の経験を生かして適切に対応させていただきます」と力強く語ります。
屋根に関しては地元の学校や公共施設、一般住宅など豊富な実績があり、外壁に関しても東北中央自動車道・南陽パーキングエリアなどを担当。これらが事業の〝二本柱〟ですが、延行さんの代になってからさまざまな分野に業務内容を拡大。今ではカーポート設置などの外構工事から浴室、キッチンといった水回りの修繕まで幅広く対応できる体制を整えました。
「地元密着」のスタイルを貫く中、確かな仕事ぶりを認めてもらって新たな受注につながることが増えてきたといいます。「社会の変化に対応していかなければ、会社は生き残っていけない。事業を次の世代に引き継ぐため、必要に応じて会社のカタチを変えていかなければ」と、今もさまざまな模索を続けています。
#chapter2
門間板金加工所のルーツである建築板金は高い技術力が求められる分野です。1世紀以上の歩みの中で求められる技術も変わってきましたが、それに対応しながら信用を築き上げてきました。
中でも「雪害」対策に関して豊富な実績を誇ります。山形県は豪雪地故、雪によって屋根や雨どいの破損が多く発生します。雪国の宿命ともいえるものですが、放置すれば傷みが建物全体に及んでしまうため、適切な手当てを早めに行う必要があります。
門間板金加工所はかつて、これら雪による事故の補修を専門に扱う別会社を設けていた時期もあり、トータルでの施工実績1000件以上になるとのこと。「雪による破損はきちんと直さないと後々大変になりますが、保険を使うこともできます。弊社は蓄積したノウハウを生かし、適切に対応させていただきます」と門間さん。補修の際に足場を設けることから「一緒に外壁の不具合など、他のところも直してほしい」との要望も多く、そうした依頼に対応できるよう仕事の幅を広げてきたのです。
雪によるもの以外でも、住宅は長く住んでいるとあちこちに不具合が生じてきます。「直してほしいけれど、どこに頼んだらいいか分からない」というケースもあるはず。門間板金加工所は、そうした時に頼れる存在です。「小さなことだからと遠慮することなく、何でもお声掛けください」とのことです。
#chapter3
地元の人たちなどの多様化する要望に応えながら、1世紀以上の歩みを続けてきた門間板金加工所ですが、近年は「働き方」の変化への対応も迫られています。かつては新入社員を職業訓練校に通わせるなどして人材の育成を図ってきましたが、「なかなか定着しない」との悩みも。雇用を維持し、いかに持続可能な会社にしていくかが大きな課題です。そうした中でも、かつて在籍し独立した職人と一緒に仕事をする機会が増えているのだとか。「そういう場合も、大事な部分を若い人に任せるなどして、人を育てるようなやり方をしています」と門間さんはいいます。
会社の近くにある新山観音堂のトタン屋根は、2代続けて門間板金加工所が手掛けたもの。会社には先代社長の署名が入ったトタン板が残されています。長く地元に愛され、信頼されてきた証しともいえる宝物です。
「これからも『継続は力なり』『地域貢献』をモットーに、顧客のニーズにあった丁寧な仕事をし続けていきたい。地域になくてはならない、頼れる存在として頑張りたい」と力説していました。
(取材年月:2024年2月)
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門間延行プロ
職人
有限会社 門間板金加工所
地域に根ざしながら100年超にわたって守り続けてきた建築板金の技術と豊富な経験を生かし、屋根、外壁、塗装などさまざまなリフォームを通し住む人の「不便」を解消していきます。
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