あなたの人生と権利を守る相続と終活のプロ
岩﨑雅幸
Mybestpro Interview
あなたの人生と権利を守る相続と終活のプロ
岩﨑雅幸
#chapter1
行政書士の仕事と言えば、面倒な官公庁など行政機関向けの手続きや文書の作成など、一般の人たちにはあまり縁のない職業と思ってしまいがち。
しかし、岩﨑行政書士事務所は違います。
「おじいちゃん、おばあちゃんの所に直接うかがって、おしゃべりして。体調を見守りながら要望を聞き取る。そうした触れ合いが、毎日の仕事のようなものです。」
岩﨑行政書士事務所を経営する岩﨑雅幸さんは、山形でも珍しい「高齢者の問題に特化した」行政書士。企業でなく、個人に目を向けた事業を展開し続けています。
岩﨑さんは、米沢生まれ山形育ち。国家公務員として東京で勤務後、父親の病気をきっかけに山形に帰省しました。山形では一般の企業で就業し、顧客目線でのサービスや接客のノウハウを学んだ後、豊富な知識と経験を生かして「岩﨑行政書士事務所」を設立。しかしその時は、今ほど高齢者へのサポートを意識していなかったと言います。
「私が方針を変えるきっかけになったのは、父の死でした。突然倒れ、その後1カ月で急逝したのです。するとすぐに葬儀の手配、お墓のこと、相続のこと……。つくづくこれはあらかじめ準備しておかないと、大変だと思いました。さらに、父は自分の貯金などを自分で管理していたので、母でさえ何がどこにあるのかわからず、とても苦労したんです。悲しんでいる暇さえないほどでした。死は誰にでも訪れます。自分辛い思いを、他の人には少しでも軽減してあげたい。その時に慌てないように、生きているうちにしておくことは何かを、深く考えるようになりました。」
#chapter2
ご自身の経験から、身近な街の法律家としてできることを追求した岩﨑さん。今では、高齢者にとって心強い味方の行政書士として、厚い信頼を得ています。
2013年、山形県内の行政書士有志が集まり、「山形相続・成年後見研究会」を立ち上げました。近年注目されるようになった「エンディングノート」をオリジナルで編集、各地区の公民館などで講座を開いています。
「エンディングノート」とは、自分自身の生涯を振り返り、記録として残す役割と、自分の望みを遺族へ伝える役割の両方を併せ持つもの。プロフィールに始まり、幼少時代、学生時代と自分の軌跡をつづっていきます。
「エンディングノートは、あくまで‟自分の人生のたな卸し”なのです。ひとつの節目として思い出を整理して、明日からの希望や安心のために書くのだと思い、年齢に関係なく、気軽に書いていただきたいとお勧めしています。」
「現在」では、ご自分が認知症や寝たきりになった時や葬儀のことなどの希望を、法律知識が豊富な行政書士の講師のアドバイスを受けながら筆を進められるようになっています。迷う部分は、もちろん行政書士として法律に基づく適切なアドバイスを受けられるので、とても安心です。一人で悩まず、皆さんで一緒に書くことをお勧めしています。
#chapter3
さらに、岩﨑さんが重視する課題として、「成年後見制度」があります。この制度は、認知症や知的障がいのある方、周囲にお世話をする人がいないのに自己管理が困難になってしまった方などをサポートするためのもの。重要な契約手続きや財産管理を代行することで本人を支えていきます。
「身寄りのない人や生活保護を受けている人など、成年後見制度を活用して支えていく必要のある方が増えています。実際10人10通り、いろいろなケース問題があります。法律を知っていれば無駄な出費・損をしない場合もあります。法律でできること、行政書士が支援できることを提案して、その人に一番よい方法を、一緒に考えていくんです。」
人として必ず通る道である「老い」と「死」。決して不幸なことではなく、自然の営みのひとつとして受け入れるための準備として、「終活」ということばが定着してきました。岩﨑行政書士事務所の最大の特徴は、山形で数少ない「真心の終活トータルコーディネート」ができること。その一言に尽きるのかもしれません。
(取材年月:2013年12月)
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岩﨑雅幸プロ
行政書士
岩﨑行政書士事務所
官公庁の書類作成や提出手続代行だけでなく、終活アドバイザーとして高齢者が抱える様々な問題を一緒に考え、専門的立場からサポートします。成年後見人としての豊富な業務経験に基づいた終活講座の講師も好評です。
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