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かけがえのない「今、この瞬間」をとらえ、記憶と記録に残す出張カメラマン

被写体の輝く一瞬を撮影する出張カメラマン

菊地尚哉

菊地尚哉 きくちなおや
菊地尚哉 きくちなおや

#chapter1

七五三やウエディングなど家族のイベントや、企業・団体、学校の行事に訪問

 「お客さまのご希望の場所に伺い、お望みのシーンを撮影します」と話すのは、カメラマン一筋、約30年のキャリアを持つ「NKフォトエージェンシー」の菊地尚哉さん。東京・千葉・神奈川・埼玉の関東圏を中心に出張サービスを展開しています。

 「お宮参りや七五三、卒業・入学、成人式、ウエディング、マタニティーといった家族のライフイベント、また何気ない日常を切り取りたい場合もお声掛けください。皆さまのかけがえのない瞬間を残します」

 創立祭や祝賀会といった企業・団体の式典、体育祭、文化祭、発表会など学校・保育園・幼稚園の行事にも訪問。催しだけでなく、商品、店舗、建物など、事業者のホームページやパンフレットに掲載する画像も手掛けています。

 「小規模な現場でも1000から2000枚以上、多い時には1万枚、2万枚も撮ることがあります。数多くシャッターを切ることで、ほんの一瞬の構図や光と影、表情のタイミングが重なった『とっておきの1枚』が生まれるんです」

 スポーツ競技のような動きのある被写体も得意とし、新体操の演技をファインダーに収めたことも。
 「選手の人数が60人以上で納品に5日間かかりました。どの選手にもスポットが当たるように、気力も体力も思考も全集中して挑みました。お子さんの運動会を頼まれることもあり、生き生きと躍動感あふれる写真に感動し、『迷ったけれどプロにお願いして良かった』と継続してご用命くださるお客さまも少なくありません」

 菊地さんは、クライアントの要望や目的に合わせてヒト、モノ、コトを的確にとらえ、満足度につなげています。

#chapter2

業界紙などでキャリアを積み独立。サッカー、野球でのベストショットを追求

 大学時代に新聞サークルに入ったのを機に、取材記者としてカメラを持つようになった菊地さん。卒業後は業界専門紙や情報誌のカメラマンとして全国各地に赴き、さまざまな撮影を通じてスキルを磨いてきました。

 「お客さまが何を求めているのか、真意をくみ取ることの重要性や、チームの一員として自分がどう動くべきかを考え、みんなで作り上げていく意義を学び、得るものが大きかったですね」

 カメラマンとしてさらなる成長を目指し転職を試みるも、もっと顧客に寄り添った活動をしたいと方向性を定め、2017年にフリーランスとして独立します。

 フットサルや野球の専属カメラマンを務め、ボールが顔面に直撃してケガをするアクシデントや、天候に左右される苦労もありました。土砂降りの雨の日、子どものサッカースクールを撮影したことは、忘れがたい経験の一つだと言います。

 「練習風景を追うのもしかり、特に雨天では、明るさを決める露出やシャッタースピードを調整する判断力が求められます。さらにはレンズに水滴が付くと写真がボヤけますし、ぬれると故障の原因になりますから気を抜けず大変でした」

 菊地さんは機材を防水カバーで保護。ぬかるんだピッチで、泥だらけになりながら懸命に練習する子どもたちのベストショットを逃さないように、高い集中力を維持したそうです。
 「どんな困難な状況でも冷静かつ柔軟な対応を心掛け、責任を持って、お客さまに最高の作品を提供することがプロの仕事です」

菊地尚哉 きくちなおや

#chapter3

企業のプロモーション写真や、個人のプロフィール用ポートレートも撮影

 スマートフォンなどで誰でも気軽に撮影できる時代だからこそ、プロによる写真の価値を伝えたいと力を込める菊地さん。現在は関東圏が対象ですが、日程などの条件があえば遠方の案件も請け負っていきたいと意欲をにじませます。

 「企業のプロモーション関係でも多様なオファーに応えております。例えば社長さまの宣材写真、インタビュー風景などです。講演会やセミナーであれば、登壇者さまや参加者さま、従業員の方が働いている姿などもお任せください」
 
 個人であれば、SNSなどに載せるプロフィール用やオーディション用のポートレートで、本人らしい自然な表情を描き出します。誕生日、結婚記念日といった家族写真は、お気に入りの1枚を2Lサイズ(127mm×178mm)にしてフォトフレームに入れるサービスも用意。離れて暮らす家族へのプレゼントとしても喜ばれているそうです。

 「お客さまが掛けてくださる感謝の言葉や、リピートでご依頼いただくことが何よりの励みになっています。撮影した写真で企業さまのビジネスのお役に立てることや、個人のお客さまと人生の晴れの日や思い出を共有できることがうれしく、カメラマンとして誇りを感じます」

 被写体の今その時の美しさを引き出したり、大切なシチュエーションを記録したり、記憶を未来に残すタイムマシンとして写真を届けていきたいと語ります。
 「輝く笑顔など人生のワンシーンを形にできるのが写真の良さです。動画とは違った魅力を感じてほしいですね」

(取材年月:2024年5月)

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菊地尚哉

被写体の輝く一瞬を撮影する出張カメラマン

菊地尚哉プロ

カメラマン

NKフォトエージェンシー

ポートレート・静物・イベントなどの撮影を行う出張カメラマン。屋内外、天候を問わず撮影対応し、関東圏を中心に出張。顧客の要望に合わせて撮影し、写真を美しく仕上げて届けます。

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