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一人一人の状態に合わせた施術で、改善への近道を提案

腰の痛みの根本原因にアプローチする柔道整復師

小林英則

小林英則 こばやしひでのり
小林英則 こばやしひでのり

#chapter1

腰の痛みにアプローチする「protec」をはじめ、のべ10万人以上の施術実績

 東京メトロ後楽園駅から徒歩約8分の「コバトラ整骨院」。院長で柔道整復師の小林英則さんは、約25年、のべ10万人以上に手を差し伸べてきました。
 「体の状態によって施術法は異なります。一人一人に合ったやり方を見極めて、改善への近道を提案します」と小林さん。50代・60代を中心に、腰や首、ひざの痛みで訪れる利用者が多いそう。

 中でも得意とするのは、腰の痛みに対応する、「protec」というイス型の器具を用いた運動療法です。器具で体を浮かせ、上半身の重さが腰にかからない状態で、関節の可動域を改善するモビライゼーションを施します。
 「体重の約6割にあたる上半身の重さが腰に負担となり、痛みの要因となるケースは多いため、硬くなった関節や筋肉をゆるめ、痛みを軽減します。ぎっくり腰や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などの悩みを解消に導きます」

 また、頭痛や不眠、生理痛といった不定愁訴の改善には、「仙骨頭蓋療法」を採用します。
 「全身に手技を施し、脳脊髄液の流れを正すことで、体の動きをスムーズにし、不調の根本原因にアプローチします」

 初回は平均120分をとり、ヒアリングに重点を置きます。その上で、体の仕組みを丁寧に説明し、複数の施術法から選んでもらうとか。
 「レントゲンやMRIなどの検査を経ても、なぜ痛みが出ているか分かっていない人は多いです。例えば、ぎっくり腰は、腰だけの状態が悪いのでなく、全身の筋肉が疲労し、重心の中心である腰にしわ寄せがきて起こります。自分の体のことを知り、納得して施術に臨んでほしいですね」

#chapter2

骨折・脱臼などのケガの処置やスポーツ選手のサポートでも豊富な実績

 小林さんは、広告代理店の営業を経て、柔道整復師に転身しました。きっかけは、当時の上司から言われた一言だったそう。
 「ハードワークが続いていたあるとき、上司が『体が凝ってつらい』というので、首と背中をマッサージしたところ、『センスがあるから、この道に進んだら?』と真剣に勧められたんです。普段は小言ばかりの上司から初めて褒められ、すっかりその気になりました。また、家業が薬局で、医療関係者も身近にいたので、昔から体の仕組みに興味があったことも大きかったですね」

 専門学校で資格を取得し、整形外科クリニックや接骨院で20年近く経験を積みました。いわゆる〝ほねつぎ〟を長年担当し、骨折や脱臼、ねんざなどの処置で専門性を発揮。また、整形外科のデイケアサービスで、リハビリにも携わりました。
 「患者さんが訴える不調とは異なるところに原因があるケースは多く、実際に体を触ってみないと分からないと実感したことは今に生かされています。一方で、クリニックの保険診療の範囲では、もっとこうしたいと思っても限界があり、次第に自分のやりたい施術を実現したいと考えるようになりました」

 2018年に「コバトラ整骨院」を開業。「コバトラ」の名称は、小林さんの祖父の名・虎太郎に由来する、実家の薬局の屋号から受け継ぎました。開業以来、スポーツ選手のケガにも数多く対応し、紹介での来院も少なくないとか。前職の整形外科クリニックとも提携し、幅広い悩みに応じています。

小林英則 こばやしひでのり

#chapter3

ケアマネージャーや体操教室の講師など、地域のための活動も

 現在、整骨院を運営しながら、地域のケアマネージャーとしても活動する小林さん。福祉職の専門学校「さくら福祉カレッジ」で、資格取得対策講座も担当し、対面のほか、YouTubeチャンネルでも講義を行っています。
 「整形外科での勤務時代に、ケアマネージャーの方と接する機会が多く、利用者のかゆいところに手が届くようなサービスを追求したいと思い、2022年に初めて受験して合格しました。当院に来られる方の介護プランなどの相談に応じることもあります」

 また、所属する日本柔道整復師会では、文京区から委託されたシニア向け体操教室の講師も務めます。
 「65歳以上の方々に、呼吸ストレッチ・脳トレ・筋トレの3本柱をテーマに、正しい体の動かし方を伝えています。シニアの運動へのニーズは高いので、当院でも予約不要で気軽に参加できるワンコインの体操教室を開催する予定です」

 幅広い活動の原動力は、「自分の可能性にチャレンジしたい」という思い。その思いは、「常に肯定的に・積極的に・前向きに」をモットーにする治療方針にも表れています。
 「ケガや日常動作での痛みなど、どのようなお悩みであっても、『どうせ治らない』とあきらめないでください。『腰が痛いから動けない』『膝が痛くて体操なんて無理』などと否定的にとらえるのではなく、痛いなりの動かし方を取り入れるなど、できることはあります。いつでも〝Be Positive〟で、可能性を信じましょう」と力強いメッセージを送ります。

(取材年月:2023年12月)

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専門家プロフィール

小林英則

腰の痛みの根本原因にアプローチする柔道整復師

小林英則プロ

柔道整復師

コバトラ整骨院

一人一人に合わせて改善への近道を示すことを大事に、のべ10万人以上の施術経験を誇ります。特に、腰にかかる体重を取り除いた状態で運動療法を行える器具「protec」を用いた、腰の痛みに対する施術が得意。

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