PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

企業法務から相続や不動産にまつわるトラブルまで、幅広い相談に対応

相談者と手を携え、ともに問題解決を目指す弁護士

羽鳥修平

羽鳥修平 はとりしゅうへい
羽鳥修平 はとりしゅうへい

#chapter1

問診のように相談者と対話を重ね、専門家の視点から解決策を導き出していく

 東京都文京区にオフィスを構える「羽鳥法律事務所」の弁護士・羽鳥修平さん。企業法務を中心に、土地建物の売買や賃貸借といった不動産取引にまつわる紛争、相続などの家庭・親族間のもめ事など、法人・個人を問わず、数多くの案件に向き合ってきました。

 「社会生活を送っていると、思わぬ問題に直面することがあります。インターネットで調べたり、周りの人に尋ねたりしても有用なアドバイスやヒントが得られない時は、法律がお役に立つかもしれません。じっくりと対話を重ねながら、問題の本質は何なのか、どのような解決策があるのかを一緒に探っていきましょう」

 基本的に初回30分は無料で利用できるため、「まずは声をあげてほしい」と呼び掛ける羽鳥さん。細やかにヒアリングしていくため、気付けば1時間以上たっていることも珍しくないそうです。

 「お話を伺う中で、ご本人が勘違いをしていたり、別のところに原因が見つかったりすることもあります。言葉を交わす中で現状を把握し、どういった処置を施せば傷を癒やし、回復を促せるのかを導き出していく過程は、お医者さんで言うところの、問診みたいなものですね」

 事務所以外で実施されている法律相談の相談員としても活動。遺産分割や借金返済、職場や男女間で起きる人間関係のもつれなど、内容はさまざまだと言います。

 「誰もが等しく法的なサポートを受けられるようにすることが、われわれ弁護士の使命です。7年ほど相談員を務めておりますが、求められる限り、今後も続けていきたいと考えています」

#chapter2

法律の条文にとらわれることなく、「ファクト」をベースに考えてトラブルに対応

 上場・非上場を含め、多くの企業と顧問契約を結んでいる羽鳥さんは、各種契約書の作成やリーガルチェック、コンプライアンスの推進やクレームへの対処といった業務に従事。クライアントの業種はメーカーや金融、商社、学校法人など多岐にわたります。

 「以前、損害保険会社の顧問として交通事故の示談代行などを担当していました。そこでは年齢や性別、職業など、あらゆる点において、多種多様な人を相手方に交渉していましたね。多様な背景を持つ人たちに接してきた経験から、どのような相手でも臆することなく対応することができます」

 時には難題にぶつかることもあったと言いますが、包括的に物事を捉える広い視野と、柔軟な思考で乗り越えてきた羽鳥さん。弁護士として大切にしているのは、「法律の条文にとらわれることなく、ファクト(事実)をベースに考えること」だと語ります。

 「例えば不動産において、隣地のオーナーさんと円滑に土地を利用していくため、相互に調整し合うことを相隣関係と言います。しかし、隣の庭の植木が境界線を越えて伸びてきて邪魔になる、隣人が新設した塀が自分の敷地を侵害しているなど、しばしばトラブルが発生します」

 不動産は代々引き継がれていることが多いため、双方に歴史があります。加えて、「お隣さん」としての関係性もあるので、「問題の背景にある事実を十分に考慮し、慎重に進める必要があります」と羽鳥さん。そうした事情や心情にも寄り添いながら、先々までわだかまりを残さぬよう心血を注いできました。

羽鳥修平 はとりしゅうへい

#chapter3

経済学研究から弁護士へ。40年以上のキャリアを武器に、多くの人に手を差し伸べていきたい

 もともとは研究者を目指していたという羽鳥さん。東京大学経済学部から同大学院経済学研究科に進み、経済学を追求する日々を送っていました。

 「ある時、ふと『何か別のことをやってみよう』と思いつき、全く未知の分野だった法律の勉強を始めることにしました。1979年に、1度目の受験で司法試験に合格したことから、法曹の世界へ進むこととなりました」

 司法修習を終えた1982年、当時から国際的にリーガルサービスを提供していた「アンダーソン・毛利・ラビノヴィッツ法律事務所」にアソシエイト(勤務弁護士)として入所。「4年ほどの在籍期間でしたが、法律意見書の書き方など、弁護士としての基本を学ばせていただき、得るものが多かったですね」と振り返ります。

 その後退所し、弁護士である先輩と「古田・羽鳥法律事務所」を開設。実務を重ね、1991年に自身が生まれた文京区で独立開業しました。

 四十余年にわたるキャリアを有し、数々の事案を扱ってきた羽鳥さん。職務に対する情熱は、70代を迎えてもなお衰えることはありません。健全な企業経営を支える法務はもとより、不安や悩みを持つ個々人にも、救いの手を差し伸べていきたいと意欲を語ります。

 「一人一人のお声に耳を傾け、ともに手を携えて解決を目指すのが当方の役割であり、皆さんのお力になれることに大きなやりがいと社会的意義を感じています。何か困り事が生じた際は、一人で抱え込まないでください。専門家として知恵を絞り、より良い手だてを考えます」

(取材年月:2023年4月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

羽鳥修平

相談者と手を携え、ともに問題解決を目指す弁護士

羽鳥修平プロ

弁護士

羽鳥法律事務所

企業法務を中心に、相続や不動産にまつわるトラブルの解決など、法人・個人を問わず、さまざまな相談に対応。弁護士歴40年以上の豊富な経験と知識で、相談者一人一人の悩みに寄り添っている。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ東京に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または朝日新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO