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WEBメディアを通して、法律問題に困っている人と、真に力になれる弁護士をつなぐ

相談者と弁護士事務所をつなぐWEBメディア運営の専門家

小山誉彦

小山誉彦 こやまたかひこ
小山誉彦 こやまたかひこ

#chapter1

交通事故や離婚など相談内容別に五つの弁護士検索ポータルサイトを運営

 交通事故や離婚、相続など、法律が関わる一大事に直面しても、弁護士に相談するのはハードルが高いと感じるもの。「こんなことで相談していいのかな」「高額な費用がかかりそう」など不安が多く、いざ決意したときにも「誰に頼めばいいか分からない」という人がほとんどでしょう。

 「弁護士ほっとライン」は、法律問題に悩む人と弁護士事務所をつなぐポータルサイトです。運営する「ベルクライン」代表の小山誉彦さんは、特徴をこう話します。
 「一口に弁護士といっても、個人間の紛争、企業法務など、それぞれ得意分野は異なります。相談者側からすれば、自分が抱えている問題に精通するプロにお願いしたいと思うのは当然のこと。私どもでは、それぞれの分野に強い弁護士を探せるよう、別々のサイトで展開しています」

 「交通事故」「離婚・不倫慰謝料」「債務整理」「遺産相続」「刑事事件」と五つのメディアがあり、各分野に特化した事務所を探せます。全国47都道府県をカバーし、地域での検索も可能です。

 実際、法的トラブルが起きた場合に、弁護士に相談する人は少ないと言います。
 「例えば交通事故の被害に遭った際、多くの人が加害者側の保険会社と直接交渉しますが、保険会社は支払額を抑えるため、示談金を裁判基準より低く提示するのが一般的です。一方、弁護士を介すると、裁判基準をもとに適正な損害賠償金を請求できます。ところが、交通事故の経験者に聞いても『弁護士に相談した方がいいとは知らなかった』という声がほとんど。法律の専門知識がないことで損をする人を減らしたいという思いがあります」と力を込めます。

#chapter2

SEOを意識した質の高い記事づくりで、確かな集客効果を導く

 「弁護士ほっとライン」の魅力の一つが、コンテンツの質の高さです。ライターが取材を行い、強みや実績、事務所の雰囲気などを丁寧にヒアリング。紹介記事を通して差別化できるポイントを打ち出し、ユーザーにアプローチします。
 「社内にWEBマーケティング担当者がおり、Googleなどの検索エンジンに評価されるようドメインパワーを強化し、各ページでもSEOを意識したライティングを心掛けています。また、定期的にアップしているコラム記事も含め、当サイトならではの情報を発信できるよう、記事のオリジナリティーにはこだわっています」

 2020年に開設した「交通事故相談弁護士ほっとライン」を皮切りに、現在サイト全体で300以上の弁護士事務所を掲載。
 「今後は数をどんどん伸ばすというよりも、一つのエリアに件数が集中しすぎないように、見つけやすさも考慮しながらサイトを成長させていきたいですね」

 小山さんのもとには、「公開した当日に問い合わせが入った」「サイト経由で、すぐに受任できた」など、掲載した弁護士から反響が寄せられるそう。
 「事務所に所属しながら個人事業主として案件を受けていたある先生は、当サイトで初めて自身の広告を出稿。それを機に依頼が次々舞い込み、独立開業に至りました。さらに複数の事業所を有する弁護士法人に拡大したとお聞きしたときは、『お役に立てた』とうれしかったですね。逆に反応がない場合には、記事をブラッシュアップするなど、公開後のフォローにも力を入れています」

小山誉彦 こやまたかひこ

#chapter3

トップ営業を経て、士業向けのWEB集客サービスに注力

 小山さんは、もともと新聞購読の営業担当としてトップセールスを誇っていました。その営業力を買われてスカウトされた会社で、弁護士事務所のWEB集客コンサルティングに携わったことが、今につながっています。
 「当初は社長と2人だけで始め、事業の立ち上げから成長させるところまで関われたことは貴重な経験でしたね。また、法律事務所の先生方と交流を深めるうちに、それまで近寄りがたいイメージだった弁護士を身近に感じるようになりました」と振り返ります。

 数々の営業成績を上げてきた小山さんには、今も〝伝説〟と評される功績があるそう。
 「当時、法律事務所の集客に弁護士検索ポータルサイトを活用することが全国的に広がっていましたが、東北のある県では、大手サイトに掲載している事務所が1件のみでした。『地方だから、従来のやり方で大丈夫』という先生方に向けて、WEBを活用した先の未来についても熱くお伝えし続けたところ、県内で一気にサイトの掲載件数が増えました」

 近年、弁護士人口は年々増えており、案件獲得に悩む法律事務所は少なくありません。
 「今は、困ったことがあれば、まずインターネットで検索する時代。依頼を検討している人が『この先生に相談すれば解決してくれそう』と思ってくれるように、WEB上で自身の強みをアピールすることは必須です。弁護士の力を必要とする人のもとに、適切な情報を届けるお手伝いをします」と呼び掛けます。

(取材年月:2023年4月)

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専門家プロフィール

小山誉彦

相談者と弁護士事務所をつなぐWEBメディア運営の専門家

小山誉彦プロ

リーガルメディア運営

株式会社ベルクライン

相談者と弁護士をつなぐポータルサイト「弁護士ほっとライン」を運営し、法律事務所の集客をサポート。交通事故、離婚・不倫、債務整理、相続、刑事事件、など、分野を分けてメディアを展開し、集客効果を高めます。

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