外壁塗装で住宅を美しく快適な住まいに生まれ変わらせるプロ大島実

外壁塗装で住宅を美しく快適な住まいに生まれ変わらせるプロ

大島実

外壁の塗り替えは10～15年が目安。予算や希望に合わせて細やかに提案

　「外壁の塗り替えは金額もそれなりにかかりますので、先延ばしにしている様子も見受けられます。長く住みつないでいくためには、10〜15年を目安に、専門業者にご依頼されることをおすすめします」とアドバイスするのは、「いしづち塗装」の代表・大島実さん。一戸建てやアパートなどの外壁塗装と、ウレタン断熱材の吹き付け工事を手掛けています。

　「建築業者さんや個人のお客さまからお声掛けをいただいており、徳島県阿波市を中心に県内全域、ご要望があれば近隣の県まで駆け付けます」と大島さん。外壁は定期的にメンテナンスすることが重要で、建物の外観をきれいにすることだけが目的ではないと強調します。

　「雨や風、日光に長期間さらされると、外壁材のつなぎ目に割れが生じたり、塗膜がはがれたりします。そこから雨水が入り込み、構造材を傷めてしまう恐れがありますし、ひどい場合は外壁そのものを交換しなければなりません」

　色あせやくすみのほか、手に白い粉がつく“チョーキング”と呼ばれる現象があれば劣化が進んでいる証拠なので「早急に対策を」と呼び掛けます。ただ一生に何度も行うものではないため、費用も含めて不透明な点が多く、戸惑う人もいます。

　「近年は世界情勢の影響で建築資材が高騰し、塗料においても例外ではありません。しかしながら以前に比べて製品が増え、性能も向上しているので、お客さまの予算や希望に応じたご提案が可能です。見積もりの項目なども分かりやすくお伝えし、納得いただけるサービスを提供していきたいと思っています」

他業種からの転身で、大切な住まいを守る塗装職人の道へ

　大島さんは大学を卒業後、生まれ故郷の徳島に戻りアパレル関連の企業に就職。その後、ステップアップのために転職。商社勤めをしていた頃に知り合った知人を通じて、塗装業に出会いました。

　「私が職人の道に進んだのは26歳の時です。他業種へのチャレンジでしたし、何より高いところが大の苦手だったので、長く続けることができるか気がかりでした。でも、かねてより人々の生活になくてはならない『衣食住』に関わる業界に身を置いていましたから。住まいを大事に守っていくためのお手伝いができる現職に魅了されました」

　10年ほど修行を積み、知識や技術を身に付けた大島さんは、国家資格・一級塗装技能士を取得。一念発起し、独立・起業を果たしました。
　「高所も、『みなさんの暮らしを支えているのだ』という気概とやりがいから、克服することができました。スタッフを引き連れて現場に行く際も、一番危険なところは責任を持って私が担当しています。とはいえ、プライベートではいまだにダメなんです。不思議ですよね」と笑顔を見せます。

　外壁の手入れは、多くの人にとって十数年に1度のライフイベント。マイホームの美しさを取り戻すだけでなく、不具合が出ることがないように適切に施工する必要があります。
　「お客さまにとっても、自分にとっても悔いの残らない仕事を心掛けています。生まれ変わったわが家で、家を建てた時の喜びを思い出し、気持ちも新たにご家族みなさんで豊かな時間を過ごしてほしいですね」

住まいに関する困り事に応え、頼りにされる存在を目指して

　自然の力強さを感じることから、山を見ることが好きだという大島さん。四国の霊峰・石鎚山から「いしづち」の名を取り、社名にしています。どっしりと構える山々からパワーをもらうように、「お客さまの側にいて、頼りにされる存在でありたい」との願いが込められています。

　また、経営理念として掲げるのは「一所」懸命。一つ一つの案件に誠実に臨む姿勢を意味します。塗装は一見すると同じ仕上がりに見えますが、手間暇を惜しまず、丁寧に取り組まなければ数年後に問題が発生することもあるからです。
　「出費にもつながりますから、お客さまに迷惑や負担をおかけすることがないように、現場では細心の注意を払っています。また、作業内容や使用する塗料、進捗状況についてきちんとご説明し、疑問や不安を和らげるようにしています。それでも困りごとが起きた際には、軽微なものでもお伺いするなど柔軟に対応いたします」

　今後は、住まいに関するさまざまな相談を受け付け、解決を目指しサポートしていきたいと言います。
　「メンテナンスをしたいけれど、『どこにお願いすればいいのか分からない』という方々の目に留まるよう、Webサイトなどでの情報発信にも力を入れていきたいと考えています。特に若い世代の方はネット中心ですから、デジタル面も強化していくつもりです。シニア層のお客さまに向けては、チラシなど身近なツールも使いながら、気軽にお問い合わせいただけるように、体制を整えていきたいですね」

（取材年月：2022年9月）

外壁塗装で外観を美しくするだけでなく、長く住みつないでいけるようにメンテナンスを

外壁の塗り替えは10～15年が目安。予算や希望に合わせて細やかに提案

他業種からの転身で、大切な住まいを守る塗装職人の道へ

住まいに関する困り事に応え、頼りにされる存在を目指して

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