人財育成と組織開発で結果を出す職場づくりを支援するプロ
旗持玲子
Mybestpro Interview
人財育成と組織開発で結果を出す職場づくりを支援するプロ
旗持玲子
#chapter1
人財育成と組織開発で企業を支える「アール人財開発」の代表・旗持玲子さんは階層別研修やチームコーチングを通じて、組織内の関係性の質を高める支援に取り組んでいます。
「単発のプログラムだけでは、“わかる”から“できる”へ行動・習慣を変革し、個人の成長とより良い組織風土の醸成は難しいと感じています。そのため、半年から1年ほどかけて関わり、変化が現場に定着するまで寄り添うことを大切にしています。『人は変われる』を信念に、人を育て関係の質を高めることで、組織風土の改善につながると考えています。またその結果として、目標達成や経営理念の具現化につながると考えています。あくまでも数字を追うのではなく、『本気で誰かの役に立ちたいと行動する人が価値を生み出し成幸を手にする』という考えのもと伴走しています」
旗持さんはPHP研究所にて学び、インストラクター上級、ビジネスコーチ上級、チームコーチ、エグゼクティブコーチなどの資格を取得。2012年から同研究所の講師として企業研修に携わり、実務を通じて知見を深めてきました。同研究所のプログラム「松下幸之助経営塾」では、熟生経営陣のコーチングにも携わっています。
「業界や企業規模を問わず、行政や公益法人、大学でも教育・人の育成に携わってきました。静岡県内のある農業団体では、2022年度実施の職員意識調査が、長年のワースト評価から、1年半の取り組みを経て県内総合1位を獲得。静岡県代表として全国で優良表彰を受けたという事例もあります。経営層の方が主体的に研修に参加する姿勢が、変化につながったのではないかと感じています」
#chapter2
旗持さんは高校卒業後、理系の道へ進み、北里大学衛生学部(現:理学部)に進学。教授の勧めもあり製紙会社に就職します。
「イルカの脳の構造を調べる研究に取り組むなど、物事を深く考える姿勢を養う機会にもなりました。製紙会社では薄紙の研究に携わり、その後は歯科助手など、異なる分野での仕事も経験しています。特許事務所での勤務では「あなたこんなこともできないの?」と日々指導を受ける中で自分の課題と向き合い、“わからないことは学ぼう”と考えるようになりました」
最初は働きながら独学やスクールに通い、簿記や秘書学の知識、ワープロのスキルなどを習得。それをきっかけに転職を決意。事務職として応募した専門学校では教員として採用され、教育に関わる仕事へと歩みを進めます。
「中学・高校時代にはいじめを受け人間関係に悩むこともありました。一方で、『同じように悩む人の力になりたい』という思いが芽生えました。20代半ばまで人との交流に距離を置く時期もありましたが、「人は変われるよ」という先輩や友人の言葉から「私も変わりたい!」とさまざまなことにチャレンジするようになりました」
その後「人はなぜこのように苦しい思いをしながら生きていかなければならないのか」と寺で座禅を組むようになり、やがて正しく学び、得度受戒(とくどじゅかい)を経て、僧侶としての歩みも始めます。こうした経験を通じて、人のありかた、人の内面や生き方に向き合う姿勢を深めていきました。
「人は変われる」少しずつ変化成長を遂げることができた自身の経験を社会に生かそうと、1998年にアール人財開発合資会社を設立。現在は個別指導や企業研修を中心に、全国に活躍の場を広げ、支援を行っています。
#chapter3
全国各地で研修を行い、出張が続く日々を送る旗持さん。「縁あって出逢った人に誠実に接する。最善を尽くす」と心に決め、祈り、研修後の受講者の笑顔に「今日も人の役に立てたかもしれない」と感じられる瞬間に、やりがいを見いだしているといいます。
「時に『今さら何を学ぶのか』『学ぶことはない』という姿勢で研修に臨まれる中高年の方もいます。しかし、そのような方も学びや取り組みを続ける中で、職場や地域でのご自身の役割に気づき、最終日の「決意表明」では涙ながらに決意を言葉にされます。人は年齢に関係なく変化・成長していく可能性があると改めて実感しました」
また、セミナー後に「生き方について悩んでいたが、話を聞けて良かった」「子どもへの接し方で悩んでいました。今日から実践していこうと思います」と個別で声をかけられることも。旗持さん自身も若い頃には、何度も思い悩む時期があったといいますが、自分の“使命”について改めて気づかされる機会になっているそうです。
「還暦を迎える今後は個人を支える活動も強化したい考えです。人は、ビジネスでの『成功』とプライベートの『幸せ』の両方があって本当の『成幸』だと思います。最善を尽くし、『成幸』のお役に少しで立ちたい。また『魂のブラッシュアップ』のお役に少しでも立たせていただきたい。それが私の使命です」
「『誰かのために』という思いが人を強くし、成長させます。またその『利他』の思いや行いが、その人の『成幸』の土台となります。身近なことから実践し、職場や家庭、地域社会から憂いやいじめ、戦争を1つでもなくし、笑顔が増えますように」
(取材年月:2026年4月)
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Profile
人財育成と組織開発で結果を出す職場づくりを支援するプロ
旗持玲子プロ
セミナー講師、ビジネスコーチ、チームコーチ
アール人財開発合資会社
仏教と「経営の神様」松下幸之助創設のPHP研究所での学びを土台に、人財育成と関係の質の向上、役割・使命・ありたい姿の明確化とありかたの確認から組織を強くし、目標達成・経営理念の具現化に向け支援します。
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