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佐伯重和プロのご紹介
見守り、失敗を受け止め「できること」を増やすことで、笑顔に満ちた人生を(3/3)
地域の子どもたちと利用者が触れ合う場として、子ども食堂も検討
佐伯さんは、ある家族の一言が印象に残っているそうです。「祖父母のもとで育った方がホームに入居することになったのですが、おばあちゃんが『この子はもう二度とうちに戻ってくることはありません』とおっしゃったんです。自分たちがいなくなった後を案じ、孫の人生を私どもに託す覚悟を受け取ると同時に、お二人にとって大切なお孫さんをお預かりする責任感が芽生えました」
境遇はさまざまで、愛情をもって育てられた人ばかりではありません。天涯孤独の身の上や、虐待を受けてきた人がいるのも事実です。「すべての利用者さんが笑顔あふれる毎日を送れるよう、力を尽くしたい」と佐伯さん。
かつて障がい者との間に心の壁を感じることもありましたが、今は対等に接することができるようになったと語ります。
「利用者さんは苦手なことやできないことが多いだけ、感情を言葉でうまく伝えられないだけ。私は、『障がいがあるからかわいそう』なんて決して思いません。そう思うこと自体がおかしいからです。世の中を変えるまではかないませんが、少しずつ理解を求めていきたいですね」
利用者と地域の子どもたちが触れ合う機会を設けるため、子ども食堂の開設も検討しています。
「子どもたちをグループホームに招いて、みんなと一緒に過ごす中で、自分のまわりにはいろんな個性を持った人がいるんだと認識してもらえたらいいなと。利用者さんだけでなく、支援する人や地域の人たちの笑顔も増やしていきたいです」
(取材年月:2022年10月)
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