テレビ1台からごみ屋敷の片付けまで手掛ける不用品回収の専門家
鶴田哲也
Mybestpro Interview
テレビ1台からごみ屋敷の片付けまで手掛ける不用品回収の専門家
鶴田哲也
#chapter1
「『引っ越しの時間が迫っているから今すぐ来てほしい』『夜遅い時間しか空いていない』といった、お客さま一人一人のご事情にできる限り柔軟にお応えします」
そう語るのは、大阪府内で不用品回収業を展開する「OttOオットライフサービス」の代表・鶴田哲也さん。電化製品、家具、楽器、おもちゃなどを扱い、生前・遺品整理、ごみ屋敷の片付けなど、幅広く請け負っています。
「基本的に私1人で業務を担いますので、お客さまのご都合に合わせてお伺いできます。テレビ1台、お布団1組といった1点から承り、荷物量が多い大規模な現場でも、協力業者と連携して迅速かつ丁寧に対応します」
鶴田さんは、状態が良い品物は買い取って海外へ輸出。リユースへつなげることも大事にしています。
「日本では捨てられてしまうものでも、家電や食器のような雑貨類は需要があります。必要としている人に届けることで、手放す罪悪感を和らげ、費用負担を減らすことも心掛けています」
プランターや木片など庭周りの廃品にも対処。エアコンの取り外し・処分にも応じています。
「年配のお客さまから『自分たちでは手に負えないので、家財を引き取ってほしい』というお声も増えています。労力を要し、無理をしてケガをしては大変ですから、当方にお任せください」
見積もりは無料で受け付け。現地に赴くほか、メールやLINEで送られた写真をもとに概算することも可能です。
「説明した内容や金額にご納得できなければ、遠慮なく断っていただいて構いません。当日に追加料金が発生することもないので、気軽にお問い合わせください」
#chapter2
鶴田さんは1973年に堺市で生まれました。高校卒業後、アパレルメーカーへ就職し、15年にわたって営業に従事します。
「自社の製品を、セレクトショップやブティックで取り扱ってもらえるようご提案し、多くのお客さまに流行の装いを楽しんでもらうのがやりがいでした。入社した頃は社員数が10人程度の小さい会社でしたが、気づけば数百人を抱えるまでに成長していました」
事業の伸展に伴い役職も上がりましたが、組織が拡大し、ルールが厳格になるにつれ、一人一人の顧客とじっくり向き合いたいと考えるように。かねてより、知人から聞いて、興味を持っていた分野として不用品回収に着目。2015年に思い切って会社を辞め、遺品整理も行う業者にアルバイトとして入社し、現場で修業を積みます。
「ファッション業界に身を置いていた頃と同様に、毎日が充実していました。『故人の品を細やかに仕分けてくれてありがとう』と感謝の言葉をいただいたり、『こんなにすっきりするなんて』と驚かれたり。お客さまの反応をダイレクトに感じられるのが喜びで、仕事を通じて信頼関係を築けることが、たまらなく面白いのです」
2020年、コロナ禍により勤務先の受注数が減少。活路を見いだすべく、鶴田さんは独立を決意し、「OttOオットライフサービス」を立ち上げました。
「『OttO』は、イタリア語で数字の8を意味します。日本でいう末広がりのように、関わるすべての人に幸せが広がってほしいという願いを込めました」
#chapter3
鶴田さんは、事務所や倉庫、店舗の片付けも手掛け、ロッカーや棚、テーブル、イス、厨房機器などのほか、パソコンやモニター、タブレット、スマートフォンを回収。事業者からの引き合いもあり、今後は不動産会社といった企業や行政との連携も強化していきたいと言います。
「特に、マンションや団地で深刻化している放置自転車や原付きバイクの回収に力を入れたいと考えています。壊れていても、海外へ輸出すれば貴重な資源として再利用できます。防犯登録抹消などの手続きを含め、自治体と協力体制を築くことで、地域の困りごとを解決へ導くとともに、ものを大切にする循環型社会の実現に貢献していきたいですね」
依頼があればフットワーク軽く駆け付け、「こんなものもお願いできますか?」といった相談にも親身に応対し、リピーターや紹介による案件も多数。古くても汚れていても、快く引き受け、満足度アップにつなげてきた鶴田さん。業界全体のイメージアップも重要な目標として掲げ、不用品回収業が透明性の高いサービスとして認知されるよう、インターネットやメディアを通じた発信にも力を入れていく方針です。
「不法投棄のような社会問題を背景に、ネガティブな印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。産業廃棄物収集運搬業許可を取得した者として、法令に則して適切に業務を遂行するのが私のモットー。たとえ微力であっても、誠実な姿勢を示すことが、業界全体の信頼向上につながると信じています」
(取材年月:2026年4月)
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Profile
テレビ1台からごみ屋敷の片付けまで手掛ける不用品回収の専門家
鶴田哲也プロ
不用品回収業
OttOオットライフサービス
不用品1点の回収から遺品整理・生前整理、ごみ屋敷の片付けまで幅広く対応。急ぎの依頼や時間帯の制約にも、可能な範囲で柔軟に応じています。
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