耐久性と心地よさを兼ね備えた木造住宅を提供するプロ
村本宏也
Mybestpro Interview
耐久性と心地よさを兼ね備えた木造住宅を提供するプロ
村本宏也
#chapter1
「新築時に住み心地が良い家であるというのは、当然のことです。弊社では、良い状態を保つための努力と工夫を惜しまず、細部にまでこだわることで、ご家族が長く気持ちよく暮らせる住まいを提案しています」
そう話すのは、沖縄県糸満市に事務所を構える「ヒロエンタープライズCo」代表の村本宏也さん。国産材を使用した木造住宅を手掛けるハウスメーカーです。
「木造はコスト面に優れている、鉄筋造は耐久性に優れているなど、どちらにも良い点があります。しかし、丈夫な建物にすればいいというわけではありません。住む人が心豊かに過ごせるかどうかも、とても重要な要素です」
天然木を用いた部屋は木の香りとぬくもりに包まれ、心をリラックスさせたり、ストレスを和らげたりする助けになるのだそう。
「木材が音を吸収することで、静かで穏やかな生活空間を作り出し、美しい木目が目を癒やすなど、安らぎをもたらしてくれる点も魅力です」
一方で、「木は腐って朽ちてしまうのでは」と不安に思う方もいると村本さんは話します。
「完成時に耐震基準を満たしていても、年月が経過すると木材は劣化し、30年後にはその性能が落ちてしまう場合もあります。特に、シロアリや腐朽といった自然素材ならではの弱点は、構造に深刻なダメージを及ぼします」
そこで村本さんが考えた末にたどり着いたのが、「ハウスガードシステム」です。
「害虫や菌による被害を防ぐ保存剤を加圧注入した『緑の柱』を使用することで、木造住宅でもコンクリートに劣らない耐久性を持たせることができ、台風や地震などの自然災害にも強い住宅を提供できると考え、『ハウスガードシステム』を採用しました」
#chapter2
村本さんはもともと大阪府の出身。25歳の頃、不動産・建築関係の企業に入社し、その後縁あって沖縄に移住。同業他社に転職し、住宅に関するノウハウを身に付けます。
「沖縄は湿度が高いうえ、湿気を好むシロアリが冬眠せず年中活発なんです。さらには台風が多い。これらに対抗するため、何かいい方法はないかと思案していたところ、大阪に本社を置くコシイプレザービング社さんが開発した『ハウスガードシステム』に出会ったんです」
地域特有の課題にアプローチできることに加え、当時、沖縄では取り入れている企業が少なかったことから、家づくりに活用したいと、2017年10月に独立開業。長年の職業人生の中で得た人脈を生かし、設計、施工、現場管理など、専門性を備えたスタッフ、職人たちとともに、個々の要望に寄り添ってきました。
顧客からは「予算を抑えながらもとても良い家ができた」「台風の時も揺れもなく本当に安心で怖く無く静かに過ごせた」といった喜びの声も届くそう。
システムの中には、完工から10年後のメンテナンスが含まれていますが、村本さんは直近のアフターフォローにも力を入れています。暑中見舞いや年賀状を送り、時節のあいさつを通じて顧客との交流を深め、時には部分的な住宅のケアに赴くことも。
「波しぶきがかかってしまうほど、海に近い場所に家を建てたこともあります。お客さまが住まわれてから、台風の影響などがないか連絡をとってみたのですが『とても快適ですよ』と元気な声が返ってきました」と笑顔を見せます。
#chapter3
家族構成やライフスタイルは依頼者によってさまざま。それぞれが思い描く夢のマイホームを形にしていくため、村本さんは日々打ち合わせに足を運びます。
「お施主さまの理想の暮らしや幸せを感じる瞬間などをお聞きしながら、どうすればその理想を叶えることができるのかを常に考えています。予算に合わせた間取りの作成はもちろん、自由設計・注文建築ならではの提案で、それぞれの家族の暮らしに寄り添った、住む人にとって優しい住空間を提供します」
休日には、スタッフや仕事仲間と家族ぐるみで焼き肉パーティーを開くこともあるのだとか。社内外を問わず強い人間関係を築いていることが、満足度の高い家づくりに繋がる秘訣なのかもしれません。
(取材年月:2023年7月/更新年月:2025年8月)
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耐久性と心地よさを兼ね備えた木造住宅を提供するプロ
村本宏也プロ
木造住宅の設計施工
ヒロエンタープライズCo
沖縄の厳しい気候条件に対応するハウスガードシステムを採用。耐久性と快適性を兼ね備えた木造住宅を建て、全棟完全注文住宅なのに価格と質のバランスの取れたコストパフォーマンスに優れた住宅を提供します。
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