PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

会社法・労働法・経済法に精通した企業法務のプロが、社内の問題を解決へと導きます

会社法・労働法・経済法に精通した企業法務のプロ

竹下勇夫

竹下勇夫弁護士
アクロゴスの社内風景

#chapter1

検察官から弁護士へ。法律家として40年のキャリアを持つ沖縄弁護士界の重鎮 

沖縄県警に程近い那覇市泉崎に事務所を構える、弁護士法人「ACLOGOS(アクロゴス)」。アクロゴスとは、ACT(行動)と、LOGOS(知性・理性)を組み合わせた造語で、「行動と知性をバランスよく兼ね備えた人物こそが弁護士が理想とすべき姿であり、弁護士が備えるべき資質である」という指針を示したものです。

同事務所は、不動産・建築訴訟、相続、債務整理など多数の一般民事事件について経験を積んだ亀山聡弁護士と、検察官出身で沖縄県の訴訟代理人や県内上場企業の法律顧問等を務めてきた竹下勇夫弁護士が共同で設立した弁護士法人です。法律家として40年超のキャリアを誇る竹下さんは、会社法を中心とした企業法務を得意とし、その豊かな経験と高い見識を武器に企業が抱えるさまざまな問題を解決に導いてきました。

1974年に早稲田大学法学部を卒業した竹下さんは、その翌年に司法試験に合格。裁判官・検察官・弁護士のいずれかの道を選択する際、竹下さんが選んだのは検察官でした。

「法律家を志したのも検察官を選んだのも動機らしい動機はなかったのですが、司法修習生だった頃にロッキード事件があり、汚職事件を摘発した東京地検特捜部の活躍は法律家を目指す当時の若者の憧れでしたから、その影響があったかも」と、竹下さん。

ロッキード事件以前は弁護士を選択する人が多く検察官志望は少数派だったとか。しかし事件後は「検察官はカッコいいと志望者が倍増しました」と、笑顔で当時を振り返ります。その後は、札幌・那覇・大阪の各地検勤務を経て10年後の1988年に退官。弁護士へと転身しました。

#chapter2

弁護士実務と労働法分野の公職歴任を通して「企業法務に強い弁護士」というスタイルを確立

大阪地検で脱税事件の専門部署に勤務したことや、弁護士転身後に最初に勤めた弁護士事務所が大手企業の顧問弁護士を務める事務所だったこともあり、竹下さんは実務を通して企業法務への見識を深めていきました。独占禁止法の観点から、県内バス会社の4社統合問題に取り組み、沖縄地方最低賃金審査会や沖縄労働局紛争調査委員会といった労働法の分野の公職を歴任するなど多方面で精力的に活動。現在は、顧問企業を対象とした法務セミナーを開催するなど、顧客に寄り添った活動も展開しています。

「時代と共に法律は変化し新たな法律も作られます。経営者が知らないうちに法律違反を犯さないようにとの思いから、法改正のたびにセミナーを行っています。この4月には民法が改正され債権管理も難しくなっていきます。会社が抱える問題を個別に解決するのが弁護士本来の仕事ですが、法律が大幅に改正される時にはこちらから発信していかないと。弁護士でさえ法改正に追いつくのは大変なのに、経営者がそれらを把握するのはさらに難しいことですからね」。セミナーは顧問先企業向けですがHPでも開示していくそうです。

企業の99%が中小企業という沖縄では法務部を有する企業も少なく、会社に関する法律を熟知する経営者も多くはありません。働き方改革、テレワーク、SNS対策など様々な課題が懸念される今、竹下さんのような企業法務に強い弁護士は事業経営の強力な味方となることでしょう。

アクロゴスの看板前で

#chapter3

琉球大学大学院法務研究科の非常勤講師として、未来の法律家に経済法を指導

弁護士として活動する一方で竹下さんは、民法改正に関する検討や民事信託の研究、沖縄県の所有者不明の土地問題にも取り組み、さらに、以前は琉球大学大学院法務研究科で法律家を目指す学生たちに経済法を教えていました。現在は学部で教えています。

「例えば独占禁止法の講義では、スマホの2年縛りは機種変できなくて困らない?そういう契約で縛られていることに不満はない?と身近な話題を例にしながら、法律を理論ではなく実務に基づき講義を行っています」と、竹下さん。学生からも好評のようです。

弁護士ほど活動領域の広い仕事はなく、知識のアップグレードが必要な仕事もない。そう思えるほど仕事は多岐に渡り、深い知識が求められます。「今後は蓄積した知識をフルに活用し事業承継や企業売買にも取り組みたい」と抱負を語る竹下さん。本棚に並んだあまたの専門書と、読みかけの事例集に引かれたアンダーラインに、弁護士業に対する情熱を垣間見たような気がしました。

尚、アクロゴスでは企業法務以外にもあらゆる民事に対応しており、初回相談は無料です。HPには、お客様の声や実績紹介、わかりやすくて役に立つ法務コラムも掲載していますのでぜひご覧ください。

(取材年月:2020年7月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

竹下勇夫

会社法・労働法・経済法に精通した企業法務のプロ

竹下勇夫プロ

弁護士

弁護士法人ACLOGOS

検察官として10年、弁護士として30年超のキャリアを有し、高い専門性が求められる企業法務を得意とする。沖縄弁護士会会長等の公職を歴任する傍ら、琉球大学大学院法務研究科(現在は学部)講師の顔を持つ。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ沖縄に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または琉球放送が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO