佐藤雄一プロのご紹介
木のため、そこに暮らす人のため、樹と人の共存を目指すアーボリスト(1/3)
石垣市を拠点に活躍する、沖縄唯一のアーボリスト(特殊伐採師)
第一次産業への若者の就業離れが懸念される中、最近になり少しずつ農業や漁業、林業へ就職・起業する若者の話題を目にするようになりました。沖縄でも林業の分野で今後の活躍が期待される人物が。それが石垣市内で林業を営む伐採師の佐藤雄一さんです。
佐藤さんは2008年に28歳で石垣市内に佐藤林業を設立し、石垣を拠点に県内外で伐採師として活動。令和2年には意欲と能力のある林業経営者として「沖縄県林業認定事業体」に認定されました。
佐藤さんの強みはツリークライミングを駆使した特殊伐採。海外で「アーボリカルチャー」と称される特殊伐採は高木を根本から倒さずに伐採する技術で、佐藤さんは欧米のアーボリカルチャーに基づく様々なロープワークを駆使し巨木や高木の樹上で伐採や剪定作業を行います。
「アーボリストは日本全体でも少数で、現状沖縄では私が唯一のアーボリストではないかと思います。道具もほぼ欧米の道具を使用しているくらい日本ではまだ馴染みの薄い職業ですが、それだけにこの特殊伐採という技術が自分の強みとなっています。日本には昔から空師という高木伐採のプロがいますがアーボリストの仕事はさらに幅が広く、樹木の知識と高いメンテナンス技術を併せ持つ“樹の専門家”というところです。伐採以外にも樹形を美しく剪定する、暮らしに寄り添うように木を生かす、木を育て木の健康を守る等の仕事もあり、そのため樹芸師や樹護師と訳されることもあります」と、佐藤さん。説明が難しいと言いながらも言葉を手繰り寄せるように丁寧に教えてくれました。
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