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倉敷でNO.1のわかりやすさを目指した法務事務所

地域に根差した「相続とくらしの法律家」のプロ

小林亮治

「『登記』と『相続』のことはお任せください」という小林亮治さん
デスクワークに専念する小林さん

#chapter1

増えている遺産相続の問題

JR茶屋町駅のすぐ目の前という非常にアクセスのよい集合ビル内にある「司法書士茶屋町法務事務所」(岡山県倉敷市茶屋町)。3年前同事務所を開業した小林亮治さんは茶屋町唯一の司法書士といい、不動産の登記をはじめ「終活·遺産相続」「借金の整理」「会社設立」「成年後見」「裁判業務」「空き家問題」など多岐にわたって相談に応じています。
「そもそも司法書士とはどんなときに利用すればよいのか…という方も少なくないんです。一般的に不動産登記のイメージが強いかと思いますが、『くらしの法律家』として、民事や家事に関わる法律問題で裁判所へ提出する書類を作成することもできるんですよ」と話す小林さんです。
実際に仕事の約7割は、不動産購入時や新築時の登記、また名義変更の手続きなどが占めているそうですが、なかでも最近増えているのが遺産相続の問題であるとか。「遺産相続といえば不動産関連の名義変更、預貯金·証券の解約や名義変更の手続きが圧倒的に多いです。あと誰の所有か不明確な空き家は売却もできず、長期間放置状態となり問題化していますよね。戸籍をあちこちから集めたりして所有者を明確することもある大変困難な作業となってきますので、相談を受けることが多いです」と小林さん。これらの問題を予防するために必要となってくるのが遺言作成といいます。「とにかく元気なうちに、残された家族が相続の問題で争いとならないよう、周囲に迷惑をかけないためにも遺言の作成を行うことをおすすめします。そのためのお手伝いを丁寧に行っています」と小林さんはアドバイスします。

#chapter2

他士業との連携も大切にしている

小林さんは岡山大学法学部卒業後、2007年に司法書士試験に合格。翌年から6年間司法書士法人に勤務していました。勤務当初から「いずれは独立をしたい」という思いがあったものの、勤務していた会社が裁判に関わる仕事なども多く抱えていたため、予定していた時期よりも少し遅い独立となってしまったそうです。しかし、同社で学んだ知識や経験が独立後の実践に大いに役立ち、司法書士としての力量や幅の広さにつながったともいいます。
 2014年に念願の事務所を開業してからは、地元出身ということもあって「地域に密着した存在になりたい、倉敷の法務事務所でNO.1のわかりやすさを目指している」という小林さんです。相談も一般的な事務所では通常30分など時間制限を設けているそうですが、茶屋町法務事務所では特に時間で区切らずにお客様の相談をじっくりヒアリングすることをモットーとしているそうです。平日の夜間や土·日曜、祝日の面談も可能、予約は電話やホームページからも受け付けています。
また、岡山県青年司法書士協議会(45歳未満の司法書士による任意団体で、県下の司法書士100人弱が在籍)で会長を務めた経験を持つ小林さんは、弁護士、税理士など他士業との連携や交流も活発に行っています。相談者の話を聞いたうえで、相談者の問題解決に近道であれば弁護士、税理士、土地家屋調査士、不動産会社などの紹介も行っているそうです。

小林亮治 こばやしりょうじ

#chapter3

相続問題の予防策にもしっかり対応

今後、より力を入れていきたい分野が「やはり増えつつある遺産相続の問題です。『遺産相続の代行サービス』と認識していただくと、気軽に訪ねてきていただけるのでは。平日仕事があったり、県外にいてなかなか手続きに行くことができない、病気で体が動かないなどいろいろ手続きができない状況下にある人もいると思います。そのような方の代わりに遺産相続手続きをする代行サービスだと思っていただければ」という小林さんです。
遺産相続で争いにならないよう、また空家問題の予防として大切なのが遺言の作成をすること。実はこの遺言の作成にいたっては、自筆で日付、押印は必須など要件がきっちり決まっていて、何か一つ欠けていても遺言書として成立しないそうです。だから作成の段階で司法書士に相談や確認をすることは、安心材料の一つといいます。さらに予防としてもう一つの手だてが「家族信託」だそう。「特に貸家業(大家さん)をしている方におすすめしたいのが『家族信託』というマネジメントサービス。貸主(大家さん)自身が認知症などになる前に信託という形で、その管理や処分を家族に任せる仕組みです。そういったご相談にも乗ります。とにかく問題が起きる前に予防線をしっかりと張っておくことが大事」と語気を強める小林さんです。
「現在、岡山県下で司法書士の数は約360人。その中でも60歳以上の方が約半数、若手が少ないというのが現状です。私たち世代もより地域に根づいた存在として活躍できるように頑張っていきたいです」と熱意を込めて語る小林さんでした。(2017年3月取材)

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小林亮治

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小林亮治プロ

司法書士

司法書士茶屋町法務事務所

『登記』と『相続』の専門家として、遺産相続代行サービス、遺言書作成支援、終活相談、家族信託相談等にお客様の相談をじっくりヒアリングすることをモットーに対応しております。

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