電気工事や建物リフォームを手掛けるプロ
田上学
Mybestpro Interview
電気工事や建物リフォームを手掛けるプロ
田上学
#chapter1
長崎県諫早市で住宅や店舗などの電気設備工事を行う「長崎SOUKEN」。代表の田上学さんは2012年の創業以来、長崎県を中心に、福岡県や大分県といった地域で1000件以上の案件を手掛けてきました。
「スイッチ、コンセントの位置ひとつとっても、実際に利用する方の立場になって考えます。電気は私たちの生活に欠かせないものであり、電源の数やレイアウトに配慮することは、快適な住空間を実現するための要件です。だから、当方ではお客さまの使いやすさを最優先しています。事前の打ち合わせでは、お客さまのライフスタイルなどもお伺いし、それぞれの暮らしに合った設備や設置場所を提案しています」
施主に細やかに気を配るとともに、田上さんが心掛けているのが「できること」と「できないこと」をはっきり伝えること。何事にも実直に取り組むことで、施主や建築関連業者から信頼を得てきました。今では建物の配線工事をはじめ、キッチンコンロや給湯、空調などを電気でまかなうオール電化に対応。太陽の光を電力に変換する太陽光発電システムや、災害に備えた蓄電池の施工・メンテナンスなど仕事の幅を広げています。
「以前、大分県にある遊休地を『太陽光発電に活用したい』と、ご連絡をいただきした。難しい現場でしたが、調査の結果『設置は可能』と判断しました。工事は苦労の連続でしたが無事に完了し、お客さまが喜ぶ顔を見て『がんばって良かった』と心の底から思いました。お客さまの笑顔が私のパワーになっています」
#chapter2
学生時代は、電気設備に関してまったく興味がなかったという田上さん。「父親が自分で車を手入れする姿を見ていたこともあり、自動車整備業に進もうかなと漠然と思っていた」と話します。
高校生になるとガソリンスタンドでアルバイトをするようになり、車やバイクに搭載された機器を触ることが趣味になりました。しかし高校卒業後は、親のすすめで地元の電気関係の企業に就職。これが現職を選ぶ原点となります。
「入社当初は、電柱から各住宅へ電気を引く業務に就いていましたが、これが大変でした。暑くても寒くても作業しなくてはならないわけですから、当時の私にはつらく感じられましたね」
それでもこつこつと働き、技術を身につけていった田上さん。7年ほど現場に携わる中で、ゆくゆくは自分で会社を立ち上げたいと考えるようになります。夢を実現するために経験値を上げようと、建物内の電気工事を請け負う事業者に転職しました。
「27歳くらいから、独立を視野に入れていました。次の勤め先ではお客さまと直接お話をする機会が増え、要望を引き出す力や、状況に応じて提案する力を養いました。さらに建物の中の電気設備なので、内装デザインや構造といった建築の知識も求められます。たくさんのことを勉強させていただき、ありがたい限りです」
前職では、電気設備工事だけでなく施主との交渉も担当。丁寧な打ち合わせや施工が顧客満足度を高めることを、身を持って学んだと言います。
#chapter3
施主や建築関連業者とのつながりを大切にしている田上さん。同業者から頼りにされ、住まいづくりについて相談を持ちかけられることもあるそうです。
「すでに少しずつ始めているのですが、今後は弊社でリフォームにも力を入れていきたいですね」
電気設備工事の技術や建築の知識、協力業者との信頼関係を生かし、自社で、トータルでサポートしていきたいと意欲を見せます。
「リフォームの現場では、壁紙はクロス専門店、配線などは電気屋、外壁塗装は塗装職人と別々の業者が工事に入るケースが少なくありません。これら全てを一つの会社に依頼し、完結することができたら、お客さまにとっても便利だと思います」
住宅リフォームに本格的に乗り出すことになったきっかけは、電気工事以外の問題でも田上さんに言えばなんとかなると、いつの間にか地域の「何でも屋」のような存在になっていたから。困っている人の手助けをしたいと奔走してきたことが、新たな事業をワンストップサービスで展開する足掛かりとなりました。
「建物は人が集い憩うところ。誰にとってもかけがえのない場所です。それがお家であればなおさらです。だからお客さまの思いや理想を形にしたい。これは私が最も大事にしていることで、そのための努力は惜しみません。目標は『総合建築』から一文字ずつ取った社名の通り、建築に関することを一貫して任せていただける会社になることです」と信念を語ります。
(取材年月:2021年8月)
リンクをコピーしました
Profile
電気工事や建物リフォームを手掛けるプロ
田上学プロ
電気設備施工販売
長崎SOUKEN
電気設備に関する現場を数多く経験。顧客との交渉から現場監督業などを経て関係業者からの信頼も厚いのが特徴。建築に関する豊富な知識を生かし、地域の人たちの家に関するさまざまな困り事に対応しています。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ長崎に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または長崎文化放送が取材しています。[→審査基準]