吉野潤子プロのご紹介
自分の経験を生かし、子育てに悩む母親を癒やしたい(1/3)
セラピーやカウンセリングで心が軽くなる体験を提供
長崎県大村市で、女性専用のカウンセリングルーム「ホットミルク」を開いている吉野潤子さん。子育てに迷いや不安を持つ母親の心を癒やし、問題の解決を手助けするセラピストです。大事にしていることは解決策を押し付けるのではなく、相談者が前を向ける力を取り戻すことだそうです。
「カウンセリングでは最初にお話をじっくり伺い、ご本人が落ち込んだり悩んだりしている原因を見つけます。原因がわかったらセラピーや言葉がけを通じてケアをしたり、湧いてきたいろいろな思いを吐き出してもらったりします。感情を解き放つことで心が軽くなり、自分の内面に向き合っていくのです。最後に現状を変えていける力をご自身が取り戻せるようにサポートしていきます」
相談者の多くは30~40代。長崎県内だけではなく福岡県や佐賀県から訪れる人もいます。発達障害で学校になじめない、いじめを受けている、不登校が続いているといった子どもを、母親が心配して連れてくることも。このような場合、カウンセリングによって母親の不安がやわらぎ「嫌だったよね、つらかったね」と子どもを受け止め、信頼感を示せるようになると、母親や子どもに明らかな変化が表れると言います。
「相談者の方からは『気持ちが楽になった』『価値観が変わった』というお声をいただきます。初めのうちは、お母さんも子どもへの接し方にとまどい、悩んで落ち込んでいることもあります。時間をかけて本来の姿に戻り、人生がいい方向に変わっていく過程に寄り添わせていただくことがカウンセラーの役割だと考えています」
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