太陽光パネルや蓄電池など自然エネルギーのプロ
長谷川忠久
Mybestpro Interview
太陽光パネルや蓄電池など自然エネルギーのプロ
長谷川忠久
#chapter1
長野市内で太陽光パネルや蓄電池の販売・施工・アフターフォローをはじめ、さまざまな事業を多角的に展開している株式会社OLYMPUS.の長谷川忠久さん。電気事業を通して長野県に地域貢献をしたいという思いで2020年から新事業をはじめました。
「地球温暖化対策に向けて、日本でも『2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする』という目標が宣言されました。今現在、多くの化石燃料を消費して、電気や熱などのエネルギーを作っています。それは多くの二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスを排出し、地球全体の温暖化を加速させています。これを解消するためには、太陽光発電や風力発電など、二酸化炭素を排出することなく発電できる自然エネルギーを導入していくことが重要です」と長谷川さんは力を込めます。
電気を買う時代から、自給自足で賄っていく新しい時代が始まっており、一人ひとりの意識レベルを上げ、自分たちの子どもや孫、その先の未来の子どもたちが平和で安心して暮らすことのできる世の中を作っていかなければならないと呼びかけます。「太陽光発電で作った電気をただ使うのではなく、家庭で使いきれなかった電気は蓄電池に溜めて、有効的に活用することができます。万が一災害時に停電しても、溜めておいた電気を使えるのも安心です」
長谷川さんは太陽光発電で作った電気を車にも有効活用できるように電気自動車の中古車販売にも力を入れています。「私たちが目指すのは、自分たちが使う電気は自分たちで作り、それぞれの生活をまるごとバックアップできる体制づくりです。そのために、充電施設のインフラ整備などにも現在スピード感を持って取り組んでいるところです」
#chapter2
「未来の子どもや孫たちに悪影響を及ぼす世界であってはいけない」と真剣な表情で話す長谷川さん。実は異色の経歴を持つ苦労人です。
「北海道で生まれ、母子家庭で育ちました。決して家庭環境が良いとは言えず、道を外しかけたこともありました。学校を卒業してからは上京し、飲食店で勤務していたのですが、新しい飲食店の立上げに協力してほしという声がかかり、長野に来たんです。真面目にがむしゃらに働いた結果、たくさんの人に支えられて自分の店を持ちました」
自分の居場所を見つけ、誇りとやりがいを持って働いていた長谷川さんですが、子どもを持ったことで考え方がガラッと変わったと言います。これからはもっと世の中の人の役に立ち、子どもたちが憧れてくれるような仕事をしたいと考えたと言います。
「小さい時から一緒だった弟と会社を運営しています。電気事業を通して、地域に貢献していきながら、子どもたちのサポートにも力を入れていきたいと考えています。人と人との関わりがどんどん希薄になる中で、昔の自分のように寂しい思いをしている子どもたちもたくさんいると思います。さまざまな事情があり施設で育っている子もいるでしょう。そういう子どもたちが自信を持って社会に出ることができるお手伝いも始めていきたいと考えています。今後は児童養護施設などと連携し、マナーや資格などを身につけてもらうサポートができればと思っています」
#chapter3
自分たちが住んでいる街を、自分たちの手でより住みやすい環境にしていきたいと笑顔で話す長谷川さんですが、現在新電力会社の立上げに向けて積極的に動いています。
「長野県で新たなエネルギーを生産し、長野県で使うという地産地消の仕組みを作っていきたいと考えています。2016年に電力自由化が導入されたものの、まだまだ一般の方々には浸透していないと実感しています。電気代がオトクになるだけでなく、これからの未来の環境に配慮した街づくりができるということを多くの人に知ってもらいたいですね」
長谷川さんは企業や結婚式場の装飾などを行うバルーン事業も行っています。現在はコロナウィルスの影響で、バルーンショップの規模を縮小していますが、病気の子どもたちや家庭の事情で親と離れて暮らしている子どもたちを笑顔にしたいと、病院や施設へバルーンを届けるボランティアも再開したいと話します。
自分自身の利益のためではなく、「地域から世界へ」をモットーに、貢献できるフィールドを広げていきたいと話す長谷川さん。そのまなざしはまっすぐで情熱にあふれています。これからも笑顔あふれる温かい世の中を目指しながら、走り続けていくのでしょう。
(取材年月:2020年11月)
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電気事業
株式会社OLYMPUS.
太陽光パネルや蓄電池の販売・施工からアフターフォローまで迅速に対応します。作った電気をただ使うのではなく、暮らしの中で有効に活用するためのアドバイスなど丁寧なコミュニケーションが強みです。
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