キュービクルの設計・製作を一貫対応する電気工事のプロ
曽地英樹
Mybestpro Interview
キュービクルの設計・製作を一貫対応する電気工事のプロ
曽地英樹
#chapter1
宮崎市の「曽地電機」の専務取締役・曽地英樹さんのもとでは、電気工事業を展開。多くの電力を要する工場、オフィスビル、商業施設などに設置され、用途に合わせて電圧を調整するキュービクルや、配電盤の設計・製作を手掛けています。
「高圧受電設備で『小さな変電所』とも言われるキュービクルの構成は、高い専門性と緻密な作業が求められるため、自社対応にこだわっています。自分たちの手で一から組み上げることで、内部構造を詳細に把握し、修理や改造を施す際にも、迅速に対処いたします」
「お客さまの立場になって考え、創意工夫を凝らして求められる要求を満たし、正確に美しく仕上げること」をモットーに掲げる曽地さん。20年以上にわたりキュービクルを扱ってきた知見をもとに、的確に提案しています。
「お客さまの声にじっくり耳を傾け、ご要望や要件を整理。『点検スペースを設けるとメンテナンスがしやすい』『拡張性を考慮し、容量に余裕を持たせた方がいい』と改善点などを正直に伝え、利便性や安全性を確保しています」
不安定な社会情勢などを背景に、部材不足や価格高騰が深刻化している昨今は、自社製作の優位性を発揮。例えば、新品が入手困難な場合でも、状態の良い中古品をメンテナンスして再利用したり、機器を収める筐体(きょうたい)は新品、中身は中古といった柔軟な組み合わせを案内したりしています。
「『工期が間に合わない』といった悩みに対し、スピーディーに解決策を提示できるのが私どもの強みです。『予算が合わない』という場合も、コストを抑えてプランニングいたします」
#chapter2
「曽地電機」は、曽地さんの父・良英さんが1989年に創業(曽地電機製作所)。小学生の頃には職場へ足を運び、機器を工作する様子などを見学していたと言います。
「父の背中を見て、子どもながらに、いずれは自分が後を継ぐのだろうと考えるようになりました。高校卒業後は外の世界で修業するため、同級生の親が営む電気工事会社に入社しました。電力需要に見合った変圧器の容量を選定したり、法的基準に即して機器のレイアウトを最適化したり、現在の業務に通じる知識や実技を身につけることができました」
実践力を養い、2006年、満を持して家業へ入ると数々の案件で手腕を振るいます。ある漁業関係の施設では、稼働中の2台のキュービクルを1台に統合し、1日で切り替えてほしいという依頼を完遂。また、学校の体育館三つ分に相当する国内最大級と言われる製茶工場では、電気工事全般を設計段階から請け負いました。
「広大な空間に張りめぐらす、膨大な配線ラックの配置を考案。各種ケーブルを取りまとめ、巨大なインフラを機能させた経験は、技術者としての自信につながっています」
2016年からは専務取締役に就任し、現場全体を統括するように。技能の研さんと併せて曽地さんが重んじているのが、円滑な関係性を築くための規律です。
「従業員には、あいさつの大切さについて繰り返し説いています。お客さまだけでなく、現場で一緒に汗を流す職人さんとも気持ちよく協働する礼儀こそが、プロとして信頼を勝ち取るために重要であると確信しています」
#chapter3
地域を愛し、地域から必要とされる仕事を心掛けてきた曽地さん。2026年、70代を迎える父から2代目として経営のバトンを受け継ぐにあたり、業容の拡充を見据えています。
「今後は、電気通信工事にも力を入れていきたいと考えています。高校の体育館に大型スクリーンやプロジェクターを取り付けたり、大学の取り組みやイベント情報などを発信するモニターをキャンパスの開放エリアに設置したり。音響設備や映像システムの構築など、時代に合わせたサービスを自社で完結できる体制を強化していく方針です」
農家のビニールハウス内では、作物の育成を促す電照用ランプを施工。コンセントや照明、スイッチといった屋内配線も担い、住宅や小規模な店舗における電気設備も整備しています。
多様なニーズに応えるため、若手の育成にも注力。ベテランの従業員が蓄えたノウハウを次世代へ継承することで、組織力と実務力を高めています。
事業のかじ取りとともに、中学時代から続く吹奏楽の活動にも情熱を注ぐ曽地さん。現在所属している楽団「エストレーラ・ウインドアンサンブル」では、金管楽器のチューバを担当しています。九州大会で上位入賞を果たすなど、全国大会出場を目標に、日々練習に励んでいます。
「音楽も仕事も、個々がスキルを磨くのはもとより、チームとしての調和が不可欠です。現場で培った団結力を生かして、お世話になった宮崎を多方面から盛り上げ、豊かな地域づくりに貢献したいですね」
(取材年月:2026年3月)
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Profile
キュービクルの設計・製作を一貫対応する電気工事のプロ
曽地英樹プロ
電気工事業 電気通信工事業
有限会社 曽地電機
20年以上の現場経験を生かし、設計から施工まで一貫して対応。部材不足やコスト高などの課題に対しても、中古機器の活用を含めた柔軟な提案で費用面に配慮した設備づくりを行っています。
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