漢方で健康アドバイスをする中医学のプロ
川島康正
Mybestpro Interview
漢方で健康アドバイスをする中医学のプロ
川島康正
#chapter1
現在、日本では6組に1組が不妊に悩んでいるといわれています。「結婚したけれど、赤ちゃんができるか不安」「なかなか赤ちゃんができない」…。そんなお悩みを抱えていらっしゃる方は、漢方の力を借りてみませんか?
大崎市に店舗を構える「漢方薬カワシマ」の川島康正さんは、国際中医専門員A級の資格を持つ、漢方のプロ。「最近は、不妊でご相談にお見えになる方がとても増えていますね。あくまで自然妊娠を目指すのか、それとも体外受精なども考慮するのか。患者さんがどのような選択をするのかによって、飲んでいただく漢方の種類も変わります。ただ、基本は、女性には卵子の質を上げ、妊娠しやすい体づくりの漢方を、そして男性には精子の質を上げる漢方を飲んでいただくことになります」と。
漢方は、効き目が出るかで時間がかかる、と思っている方も多いことでしょう。そのことを川島さんに問うと、「男性で3カ月、女性では半年は服用していただくのが理想です。ただ、母体が20代と若い場合、わずか1ヶ月で妊娠に至ったケースもあるんですよ。女性が妊娠できる年齢は限られていますし、年齢とともに卵巣の機能は落ちていきます。ですので、もしも、ご自身の“妊娠力”に疑問をお持ちでしたら、一日も早い受診をお勧めします」。
しかしながら、漢方を服用して妊娠に成功する確率はどれほどなのでしょう? 「特別に病気のない20代、30代前半の女性であれば、3ヶ月〜半年続けていただくと、およそ6割以上が妊娠に成功しています。30代以降の年齢の高い方での成功率はその半分にはなってしまいますが、採卵する際に卵子の数が増えたり、培養士さんに“卵子の質がよくなった”と褒められる方も多いのだとか。卵子の質が向上すれば、受精の可能性もグッと上がりますから、期待が持てます」と。
漢方が持つ、ミラクルともいえるパワーは、不妊に悩む方たちだけのものではありません。次頁では、漢方が改善を得意とするさまざまな不調についてご紹介します。
#chapter2
漢方が得意とするのは、不妊治療だけではありません。例えば、ここ数十年で劇的に増えているアレルギー疾患にお悩みの患者さんからも喜びの声が続々と届いています。「アトピー性皮膚炎では、赤味やかゆみがひどい急性期の患者さんにはその症状が落ち着く漢方を処方します。およそ1〜3ヶ月の間で症状は軽減するでしょう。そして、その後の慢性期と呼ばれる時期には、肌のバリア機能を高める漢方を処方します」。
さらに、多くの女性が悩まされる更年期障害やダイエットでも、その威力を発揮します。「当店は、カウンセリングに重きを置いておりまして、短い方でも30分、通常は1時間ほどお話を伺います。そして、患者さんひとりひとりと向かい合い、問題となっていることの原因を上手く見つけて、その改善のための最適な提案をさせていただいております。私たちは、”売ってサヨナラ”というような商売はしたくないんです。一度お越しいただいたお客さまとは、その時々の漢方をご提案させていただき、生涯にわたっての健康づくりのお手伝いができればと思っています」
#chapter3
ところで、川島さんが家業である「漢方薬カワシマ」を引き継いだのは、2011年のことでした。もともと、子どものころから「いつかは継ぐんだろうな」とは思っていたそうですが「病院に行ってもよくならない。そんな患者さんがうちに来て、『よくなった』って親に感謝しているの姿を見て『ああ、いい仕事だな』と思いまして。東京の漢方専門店で修行し、2011年の4月に戻ってきました。東日本大震災の直後だったこともあって、かなりバタバタしていました。でも、うちはお薬が必要な患者さんのために、震災後もすぐに店を開けたと聞きました。地元のみなさんから頼りにされているのを見て、すごくうれしかったですね」。
地元の人たちに愛され、頼られる“町の薬屋さん”は、全国実力薬局100選の「子宝部門」と「アトピー部門」に選ばれ、その実力は折り紙付き。「できれば、予約をいれていただけるとありがたいです。そのほうが、しっかりお話を伺えますから」と、川島さん。もしもあなたが不妊に悩んでいたり、アレルギーや更年期障害などの問題を抱えているのなら、ぜひ一度相談を。川島さんが、あなたの悩みにじっくり向かい合ってくれますよ。
(取材日:2014年4月)
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漢方で健康アドバイスをする中医学のプロ
川島康正プロ
国際中医専門員
漢方薬カワシマ
中医学の立場から患者さんの話をじっくり聞き、その人に最適の漢方を提案する。特に得意としているのが不妊治療。
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