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Mybestpro Interview

知財活用・保護から遺産相続の問題まで親身に対応して提案する法律事務所

相談者の目線に立ち最善の解決策を提案するプロ

中世古裕之

相談者の目線に立ち最善の解決策を提案するプロ 中世古裕之さん
中世古弁護士相談風景

#chapter1

相談者の目線に立ち、より良い提案をするため現場を見て歩く

 烏丸駅から徒歩3分の「梅ヶ枝中央法律事務所 京都事務所」で活躍する中世古裕之さんは、22年にわたり企業や個人の法律相談に対応してきたベテラン弁護士です。

 取り扱い分野は、不動産取引、賃貸借問題、倒産・再生、コンプライアンス、M&Aなど多岐にわたります。中でも知的財産権(特許権、商標権、著作権)については約15年の実績を誇り、バイオ・医療関連企業や、ものづくり企業が保有する、知財の侵害・紛争問題の解決やライセンス等の活用問題の処理に力を注いできました。

「特許出願に関するご相談を受けた場合は、出願担当の弁理士と一緒に対応することもあります。特許権や著作権を取る段階から関わることで、保護と活用がしやすい“強い特許”を取得することができます。」

 ベンチャー企業は、契約の際に十分に注意を払うことが大切と話す中世古さん。「ベンチャー企業は、企業活動で実績を出したいという思いが先に立ち、契約内容の検討まで手が回らないこともあります。そのため、共同開発や業務委託などで、取引先から言われるままに不利な契約を結んでしまうことも少なくありません」。そこで、同事務所ではベンチャー企業側のリスクができる限り少なくなるように契約内容をチェックしています。

 目の前にある問題だけに取り組むのではなく、相談者の背景や周辺事情まで目を配り、「相談当該事案にとってよりよい解決策は何か」「別の解決策はないのか」まで掘り下げた解決策を打ち出すことも強みの一つ。そのため、工場などに出向いて製造現場を見ることを重視しています。「紙に書かれた情報だけでは、特許のイメージは掴みにくい。見てわかることも多いので、できる限りものづくりの現場に行くようにしています」

 相談者のもとに出向いて行く仕事の姿勢は、受任した訴訟対応でも変わることはありません。例えば庭園の著作権が争われた案件では、現場の庭園に何度も足を運びました。

#chapter2

相続・遺言・遺産分割など高齢者をめぐる法律相談にも対応

 交通事故、離婚、労働・労災など個人に関わる法律問題にも力を入れています。「特に最近は、相続・遺言・遺産分割など高齢者をめぐる法律相談が増加しています。成年後見人の経験も豊富ですので安心してご相談ください。認知症などにより判断能力が不十分な高齢者に代わり、その財産や権利を守ります」。地域の包括支援センターで活動する福祉のプロと一緒に定例会議を開催。地域の高齢者により良いサービスを届けるため、活発にアイデアを出し合っています。

「弁護士は、これまで個人の能力が重視されてきた専門職でした。しかし、法律問題が多様化・複雑化しているため、弁護士個人の能力だけでは対応しきれない事案が増えています」。そこで同事務所は、必要に応じて東京・大阪事務所に所属する約30名の弁護士と連携。各弁護士の専門性と、東京・大阪で培われたノウハウ・情報を生かして大規模事件から専門性の高い事案までさまざまな事案に取り組んでいます。「京都・東京・大阪をテレビ会議で結び、弁護士が共同で事件処理に取り組むこともあります」

中世古弁護士セミナー風景

#chapter3

個人や企業が悩みをいつでも気軽に相談できる法律事務所

 1989年に同志社大学法学部を卒業した中世古さん。弁護士を志したきっかけとなったのは、薬害肝炎事件だったと振り返ります。「若手の先生たちが、肝炎事件に熱心に取り組まれている姿を見て、犠牲になった弱い立場の方々の権利を守れる仕事に魅力を感じました」

 1996年に弁護士登録後、大阪・東京に事務所を有する総合法律事務所「梅ヶ枝中央法律事務所」に入所。大阪事務所で、市民や中小企業、大企業などの法的ニーズに対応し、総合力と専門性を積み重ねてきました。2014年、京都事務所開設に伴い京都に移り、執務を開始しました。

 大阪弁護士会で知的財産委員会委員、大阪商業大学大学院で知財・企業経営の教員を歴任。知的財産を使ってベンチャー企業の業績を社会に広めたいという思いから、実践ビジネスサポート組織「関西バイオビジネス研究会」にも加入しました。

 現在は、同志社大学法科大学院で民事法の教鞭を執り、後進の育成にも力を注いでいる中世古さん。この教員経験を生かし法律相談に、法律や判例などの最新の状況や解釈理論などを反映させています。

「今後は、京都の中小企業にさらに利用していただけるような事務所展開を目指したいですね。また、遺産や相続、成年後見など高齢者をめぐる問題は、相談窓口がわからず困っておられる方も多いので、その辺りのサポートも強化していきたいです。知的財産のこと、会社のこと、相続のことなど、心配ごとがあれば何でも遠慮なくご相談ください」と語る姿から、問題を抱えた人々に寄り添いたいと願う温かな思いが伝わってきました。

(取材年月:2018年4月)

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専門家プロフィール

中世古裕之

相談者の目線に立ち最善の解決策を提案するプロ

中世古裕之プロ

弁護士

弁護士法人 梅ヶ枝中央法律事務所 京都事務所

知的財産権の活用・トラブル事案については15年以上のキャリアを持つ。上場企業から中小・ベンチャー企業の事業・経営全般にわたる法律問題のサポート経験多数。また、高齢者や個人をめぐる法律相談対応も豊富。

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