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「治らないかも・・・」を「治るかも!」に変えるお手伝い

病院で何とかならない悩みを漢方で解決するプロ

松井啓子

年齢、病気を問わず、漢方で体の不調を改善する薬剤師 松井啓子さん
年齢、病気を問わず、漢方で体の不調を改善する薬剤師 松井啓子さん

#chapter1

病院で治らない人にこそ、漢方はドンピシャ

 JR学研都市線・西木津駅から徒歩3分のところにある「すずらん薬局」。出迎えてくれるのは、店主でもある薬剤師の松井啓子さんです。この店を開いて20年、薬剤師としては30年ほどのキャリアがあります。

 この店の特徴は、取り扱う商品の9割が漢方や、漢方の健康食品という点です。「世の中には、人の体に素晴らしい作用をもたらしてくれる薬草がたくさんあります。ただそれらを“薬”として厚生労働省に承認してもらうには、莫大な費用と時間とエネルギーがいります。大きな製薬会社にしかそれはできません。また漢方や薬草の場合、どの成分が効いているのかを特定するのは、とても難しく、医薬品になりにくいのです。そのため漢方の健康食品には、素晴らしいものがたくさんあります」。松井さんは、漢方の健康食品を、“漢方食品”という造語で売っているそうです。

「その方にとって一番いいと思えるものを勧めるのが、私の仕事です。私や私の家族であっても同じものを勧めます。病院で治る人は、病院に行けばいい。病院で治らない人にこそ、漢方はドンピシャ」と松井さんは言います。

#chapter2

メールや電話で全国対応、病気を抱えた“不安”を漢方で解きほぐす

 すずらん薬局の顧客は、関西のみならず全国に点在。ほとんどが電話やメールからの相談で、対面したことがある客は半分にも満たないそうです。商品販売までの流れとしては、まず相手の話を聞き、食事や生活において「ここを変えるといいですよ」とアドバイスして資料を送付。興味を持った人から連絡があれば、初めて漢方について具体的に紹介するのだとか。

 松井さんに相談する人は、アトピー性皮膚炎、リューマチ、喘息、非結核性抗酸菌症・・・など、何軒も病院をまわって、それでもどうにもならかなった人ばかり。「今まで治らない病気で苦しんで来られた方は、私の話を聞くと腑に落ちるところがあるらしく、決して安くはない商品を会ったこともない私から買ってくれます。『治らないかもしれない』と諦めていたような人が、元気になっていく姿を見るのが一番うれしいですね」

 今、松井さんが心を痛めているのが、ひきこもり、不登校、自傷行為を繰り返してしまう子供や、医師から“発達障害”と診断された子供やその親たち。食事を整え、生活を整え、漢方を取り入れることで、改善することが多くあるといいます。

すずらん薬局 店頭

#chapter3

医者ではない、薬剤師にしかできないこと・・・

 これまで12万人の患者に携わってきた松井さん。薬剤師になったきっかけは、小学5年生の時に胃ガンの父親を自宅で看取ったことにあるといいます。「3年間、自宅療養する父と看病を続ける母の姿を見て、『将来は、ガンを治せる薬を作れる薬剤師になりたい』と強く思いました」

 すでに在学中から、薬剤師という仕事に魅力を感じなくなり、大学を卒業して就いたドラッグストアでは自分の意見を反映させることができず、仕事に面白味を感じられなかったといいます。その後、渡英して日本語教師になったり、通訳になるため専門学校に通ったり・・・、生きる道を模索しているときに、後に“師匠”となる医師との出会いがありました。
 
「大半のお医者さんは、保険医療の範囲内でしか患者を診ることができません。しかし調剤ではなく相談薬局の薬剤師は、『未病を治す』『副作用を減らす』『終末期のQOL(Quality of life:日々の生活の質)を上げる』の3つのことができます。『あなたたち薬剤師にはできることがたくさんあるんだよ』。医師のその言葉で、自分の生きる道が見えた気がしました」
「もしかして治らないかもしれない」。病に苦しむ人に一人でも多く出会い、力になりたいと松井さんはいいます。

(取材年月:2019年11月)

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すずらん薬局

何軒、病院をまわっても、どうにもならかなった体の不調を聞かせてください。12万人の患者さんに携わってきた知識と経験で、「もう治らないかもしれない」と感じておられる悩みを解決できるかもしれません。

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