萩原顕治プロのご紹介
職人の経験知とテクノロジーを駆使し、九州一円で造成工事など土木業を展開(1/3)
ICT建機を活用して人件費や工数を削減し、費用を抑えつつ高品質な工事を提供
「当方は実務力にたけた職人と自社保有建設機械をそろえ、費用を抑えつつ質の高い工事を提供できるのが強みです」
そう話すのは、熊本県山鹿市で土木業を営む「エイチ建設」の代表・萩原顕治さん。道路の敷設、改良といったインフラ整備や宅地造成などを手掛け、九州一円で事業を展開しています。
「土木工事に携わり20年以上のベテランが在籍し、現況に即した工程を組むことができます。例えば、土の粒子が細かく地盤が緩い現場と、岩盤などを含み硬い地盤では、使える車両や重機も異なりますし、作業の段取りも変えなければなりません。実践から得た豊富な経験知で、正確かつスムーズに業務を進めることができます」
萩原さんのもとでは、地面を掘ったりならしたりするパワーショベルや土砂などを運搬する大型10tダンプを保有。他に、センサーやGPSを通じてショベルの位置情報や掘削の深さを計測できるICT建機も導入しています。
「従来、測量後に『丁張り』といって木の杭を打ち、水糸などを張って施工の基準となる目印を設置してから工事に入っていましたが、ICT建機はモニター上にショベルと地面の距離、掘削の進捗状況などが数字で表示されます。手間のかかる丁張りが不要になるので、人件費と工数の削減が実現します。コストダウンをすることで、お客さまの負担を軽減しています」
資材の高騰が続き、労働時間の上限が規制される中、萩原さんは予算や労力の圧縮を図るため、常に進化するテクノロジーを追求。「新しい機材が登場したタイミングで積極的に取り入れていきたい」と力を込めます。
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